仮面の告白『雲の上の虹』

この世の誉・不正・不道徳・破廉恥・権力者を追及し、無害なことも記録しつつ、雲の上の虹をめざす枕流亭の日記(日乘)

上から目線の芸能人:和田アキ子 読書好き?

2015年07月26日 | 愚か者

 誰が言い始めたのか辛口の他人を小ばかにするような言動をする者を「ご意見番」と呼び、「重宝」してテレビなんぞに出し、ギャラを出すからこの手の勘違い芸ノー人が蔓延るのだ。

 その手の代表は何人もいるが、自分を勘違いしてるその代表が「歌手」の和田アキ子氏である。氏のデビュー当時の歌には聴くべきものもあったが、今はどうなのだろう?!

 そのような自身の現状を認識するからこそ、過剰なまでに他の芸能人関係者を「こばか」扱いするのだろう。自分の「子分」の芸ノー人にはそのようなモノいいも裏ではいいだろうが、己の分野でない文学世界についてそのようなこばかにするような言動は許されない。謙虚であるべきだ。特に文学作品(作者自身ではなく)自体については、読み込んでから批評すべきだ。

 和田アキ子氏にそのような真の大物の言動を期待したい。そのためにも大いに教養を身につけることを願いたい!

 厭きずに「和田アキ子」の枠を残しつづける「教養」の不足しているTBSもすこし考えた方がいいと爺は思うのだ。

 それとテレ朝の「古舘」ものう!

 

Business Journal 7月23日(木)22時30分配信

和田アキ子、又吉の小説“難癖”発言に批判殺到「何様?」「テレビに映ると不愉快」

 

 7月16日、お笑いタレント・又吉直樹(ピース)の小説デビュー作『火花』(文藝春秋)が第153回芥川賞に選ばれた。今年3月に出版された同作は、売れない芸人「徳永」と先輩芸人「神谷」の青春を描いた中編小説で、又吉は芸人として初の芥川賞受賞者となった。

 そんな快挙に水を差すような、和田アキ子の失言が話題になっている。和田は19日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で又吉の芥川賞受賞に話が及んだ際、「デビュー作で獲るって人は、なかなかいないみたいですよ。すごい」と前置きした上で「『純文学の匂いがする』とか『文章に純文学を感じた』というが、何も感じなかった」と首をかしげた。

 タレント・勝俣州和が「これ(火花)を読む前に、いろいろな小説を読んだほうがいいんじゃないですか」とフォローすると、和田は「太宰治から、いろいろな小説は読んでいますよ。本好きなほうだけど……」「あんまり文学がわからないのかもしれない」と、最後まで『火花』に理解を示さなかった。出版社の文芸編集者が語る。

「『芸人として初』というところが強調されていますが、又吉の芥川賞受賞は間違いなく快挙です。同賞は、又吉が心酔する太宰治が熱望したにもかかわらず受賞がかなわず、今や世界的作家となった村上春樹も受賞を逃しています。『火花』は受賞後に計60万部の増刷が決まり、累計発行部数は124万部と発表されました。長い出版不況の今、純文学で100万部を売れる作家は皆無です。一概に比較はできませんが、情報サイト『オリコンスタイル』発表の『2014年 年間“本”ランキング』によると、『文芸(小説)』の1位は池井戸潤の『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社)ですが、期間内推定売上部数は約47万部ですから、『火花』の人気がわかります。

 出版不況に加え、最近の出版界は神戸連続児童殺傷事件の犯人である元少年Aが書いた『絶歌』(太田出版)の出版が社会問題化するなど、暗いニュースが先行していましたから、又吉の芥川賞受賞は業界全体にとっても希望の光です。盛り上がっているところに、個人的な、しかもネガティブな感想を生放送で言う必要があったのか、疑問です」

 和田といえば、歌手の宇多田ヒカルが第一子となる男児を出産したことを発表した際も「妊娠したことも言わなかったのに、どうして産んでから……」「やっぱり、新曲のあれかね? プロモーション」と、宇多田が出産を宣伝に利用しているかのような発言をして批判が殺到した。

その直後だけに、今回も「ご意見番として口を挟みたいのはわかるが、少し黙ったほうがいい。逆に私は、あなたの歌を聴いても何も感じません」(40代女性)、「いったい何様なのか? と思った。最近、和田がテレビに映ってあらゆることに難癖をつけているシーンを見ると、不愉快に感じる」(30代男性)といった批判的な意見が続出している。

●古舘伊知郎もトンチンカン発言

 テレビ局関係者は、以下のように語る。

「又吉の芥川賞受賞については、古舘伊知郎も『報道ステーション』(テレビ朝日系)で『芥川賞と本屋大賞との区分けが、だんだんなくなってきた感じがする』『僕らの年代は“あれっ?”ていう気もするんですけどね』などと違和感をアピールしていましたが、芥川賞と本屋大賞では、選考方法もコンセプトもまるで違うため、『知ったかぶり』『文句を言いたいだけ』と批判が殺到しています。ちなみに、どちらも受賞するのは至難の業といわれているのですが……。

 およそ芸人らしくないキャラクターの芸人が初めて書いた小説が日本一有名な純文学の新人賞を受賞した、という、できすぎたようにも思えるストーリーに、評論家ぶりたい人が多すぎるような気がします。小説にしても映画にしても、『名作』と呼ばれる作品の中には評価が二分するものも少なくありませんが、和田も古舘も、これでは『ただかみつきたいだけ』と言われても仕方ないでしょう」

 又吉は、次回作について「恥をかいてもいいから、書こうと思う」と答えている。ぜひ、和田にも「純文学を感じた」と言わせる一冊を書いてほしいものだ。
(文=編集部)