慶應医学部端艇部 部員日誌

部員の日常を綴ります・・・。

初漕手初エイト

2010-01-24 15:22:55 | 日誌
ホーホケキョ 隣の藤井君です。

2月14日のロングレースでエイトを漕ぐことになりました。が、去年の4月に入部して以来、新人ナックル、慶東戦とコックスをやっており、それどころか一昨年の勧誘には来ておらず、昨年の勧誘期も補助コックスしかしていなかったので、スイープオールを握るのは今期の練習が正真正銘の初めてでした。初めてがエイトとは何とも贅沢な気がしますが。

入部してボート経験のないままコックスを任されたので、先輩方から話を聞いたり、戸田で練習している上手なクルーの漕ぎを見ながら正しい漕ぎのイメージを作り、コックス席で漕手の漕ぎを見ながら違和感のある部分を伝える、といった方法をとってきました。今ではコックス経験も長くなり、慶東戦の対抗フォアの漕ぎも随分研究したので自分の中で漕ぎのイメージがかなり出来上がっており、普段コックス席で言っていることを実行すればそれなりの漕ぎができるものと思っていました。

しかし、実際に漕いでみると何かを意識すると他のことがおろそかになるという事態が順繰りで発生し、また見ているだけでは分かりづらい力のかけ方や筋肉の使い方がぜんぜんなっていませんでした。漕いでいるうちに徐々に慣れてはきますが、なにかしらは必ず忘れてしまいます。こんな時、コックスのコールの重要性を痛感します。慶東戦時は、予め入れるコールを大量に決めておき、さらにその場で気づいたことや漕手の声を拾ったりしてこれでもかというほど間髪いれずにコールを入れていました。当時は予め決められたコールの意義があまりよく分かっていませんでしたが、今となってはのどから手が出るほど欲しいものです。これから徐々に高レートとなっていきますが、高レート時に漕ぎが乱れるのは経験者でも起こりうることのようなので、どのように乱れやすいかを見極め、コールで立て直す態勢が整うのが理想ではないかと思います。

長い艇に9人もズラリと並び、ボートコースを駆け抜ける様は正に圧巻です。僕もこの艇の推進力の一部になっていると思うととてもうれしいです。逆にこのような機会を与えていただいた以上、東大、日医の混合エイトには絶対に負けられません。一回一回の出帆で可能な限りのことを吸収し、r28で3000mを漕ぎきる体力もつけようと思います。次は同じく初体験にして短期間での成長を求められている竹内君、「初コックス」でお願いします。


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