ネパールの大地震に寄せて

一年前の４月２５日、エベレストをこの目で見たくてネパールに出発しました。

たくさんの現地の方、ガイドさんは優しく、流暢な日本語で私たちを助けてくださり、一生に残る想い出を作って帰ってきました。

そのネパールでの大地震。驚くとともに、たくさんの方々が犠牲になられ心が痛みます。

エベレストでは大きな雪崩が起こり、ベースキャンプを一掃しました。ここには世界各国からクライマーが集まり、常時400人から700人の人がテントを張って、頂上アタックを目指します。今回も１７人のクライマーが犠牲になりました。

ネパールは以前報告したようにインフラが十分に整っていません。建物も頑丈ではありません。

これだけの大きな地震が起きればひとたまりもないでしょう。

ニュースを見る限り、私たちが訪れた世界遺産の寺院などはあとかたもなく崩れて瓦礫になってしまいます　　観光客が集まる首都カトマンズのタメル地区もひどい有様です。

まだまだ生き埋めになっていらっしゃる方もいるでしょうし、観光で訪れている人たちもインターネットなどの情報網が寸断されているので連絡がとれていないでしょう。ご家族の心痛は想像を超えます。

世界各地から救援隊が駆けつけていますが、先進国のような状態ではありませんから、困難なことも多いでしょう。

しかしなんとかがんばってもらいたい。

一人でも多くの方が助かってくださるように祈ります。

私たちも「対岸の火事」と思わず、平和で安全な日本にいる私たちができることはなにか、考えてみましょう。

いろんな募金も始まっています。

私自身、去年１１月に白馬で地震を体験しましたので、人ごととはとても思えない。早急に我が家の地震用非常食品の点検をしなくっちゃ！

ネパールの一日も早い復興を心から祈ります。