ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

2つのトルコ行進曲

2010年10月25日 05時30分00秒 | 音楽
 モーツァルトのピアノソナタ第11番の第3楽章と、ベートーヴェンの「アテネの廃墟」中のもの、この2つが有名です。トルコ風と言うのは、トルコの軍楽隊が演奏する太鼓の独特のリズムや旋律の雰囲気を真似た曲を指します。Youtubeで、「トルコ×軍楽」で検索すればヒットします。

 今のトルコはNATOの一員ですが、昔のオスマントルコの時代にはウィーンにも攻めよせたことがあるらしいので、こう言うリズムや旋律もヨーロッパで知られていたのでしょう。昔、トルコの軍楽隊の行進曲を聞いた人は震え上がったのだそうです。

 モーツァルトやベートーヴェンはさすが大作曲家で、洗練された音楽を仕上げています。

 モーツァルトのピアのソナタの方は、第3楽章の趣向を凝らすために「トルコ風」を取り入れたのでしょうか。他の楽章については、普通のモーツァルトらしいものと思います。

 ベートーヴェンの方は、オーケストラを駆使して、短いながらも立派な曲を作り上げています。「アテネの廃墟」の劇の筋は分かりませんが、次第に音量を増して、最後は弱音で終わっていますから、トルコ軍の部隊が近づき、通り過ぎて行くような光景を描写しているのでしょう。

 以前は、こう言う曲はドーナツ盤の対象でしたが、今は、オムニバスCDに収録されるので、特に後者は探すのが大変そうです。

 蛇足ですが、ベートーヴェンの方ではメロディーの演奏にピッコロが参加していて、適当に編曲すれば、ピッコロの曲として使えそうです。私もピッコロを持っていて、たまには吹くのですが、ピッコロのための曲は少ないので。

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しばらく不景気が続きそう

2010年10月24日 16時28分28秒 | その他
 主要20カ国の蔵相・中央銀行総裁会議(G20)が終わりました。どこの国も不景気で、世界経済の牽引役が居ないし、今後は日本が単独で円高に介入することも憚られるようです。

 円高が続けば、輸出が減少しますから、企業の売り上げも低迷し、当分の間、不景気が続きそうです。

 反面、円高と言うのは、輸入原材料に頼る日本にとっては得になる筈ですが、企業のトップはそのことにはあまり触れたがりませんね。

 そんな中、お隣の韓国の経済が比較的上向きのようです。一時期は金融機関が海外資本に乗っ取られるなど、ひどかったのですが、かなり立ち直って来たようです。むしろ、日本の企業、特に金融機関が今後、業績悪化に陥りそうで、こわいですね。ペイオフの予行演習も済ませたことですから、メガバンクが経営不振に陥ったら、1000万を超える分の預金は消し飛ぶことになります。

 気になるのは、中国経済の今後ですが、流石に伸びが鈍化し始めていて、内需拡大を今後の大方針に掲げています。輸出一辺倒では行き詰ると、自ら懸念し始めたようです。

 中国が急に不況に見舞われたら、日本に与える影響は大きいでしょうね。中国はあらゆる意味でカントリーリスクに満ち満ちた国ですから、日本もいろいろな国に保険を掛けておくべきです。

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ピアノ協奏曲第20番ニ短調

2010年10月23日 05時30分00秒 | 音楽
 モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも、と言っても全部聞いた訳ではありませんが、第20番二短調K466はとても気に入っています。

 この前後のピアノ協奏曲と比べると重々しくて暗い感じもありますから、ベートーヴェンのピアノ協奏曲で言えば、第3番あたりに通じるような気がします。

 最初に聞いたレコードは、東芝レコードのGRシリーズにあった、ブルーノ・ワルターがピアノを弾きながらウィーン・フィルを指揮したものです。音は芳しくありませんが、なかなかの演奏でした。ワルターはピアニスト出身なので、こんなこともできたのです。ピアノのうまい指揮者は他にもかなり居ますね。

 こういう曲の演奏の際には、指揮者を置かずに、ピアニストが弾きながら指揮をする弾き振りが行なわれることがあります。

 ワルターは戦前の録音でいかにも古くなりましたので、現在は、クララ・ハスキル(指揮はマルケヴィッチ)のものを聞いております。

 この二短調のピアノ協奏曲は後輩のベートーヴェンも愛していて、わざわざカデンツァを作曲しており、今でも使われているそうです。上記のワルター、ハスキルの演奏では他のカデンツァが使われていますので、ベートーヴェン作曲のカデンツァを弾いているCDを探そうと思っています。

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見知らぬ国から(Schumann)

2010年10月22日 05時30分00秒 | 音楽
 「見知らぬ国から」とはロベルト・シューマンの「子供の情景」の第1曲の曲名です。ときどき、テレビコマーシャルなどで耳にすることのある曲ですが、私は長い間、曲名が分からないままでした。ピアノを弾く方なら、すぐにお分かりなのでしょうけれども。

 Musipediaで検索してようやく分かりました。Musipediaは旋律が分かっている曲の曲名を知りたいときにとても役立ちます。いろいろな使い方があり、私は画面に出るピアノの鍵盤をマウスでクリックしてメロディーを入力して探しています。調性やテンポが違っていても支障ありません。

 「見知らぬ国から」の楽譜は持っていませんが、多分、私でも弾けそうなくらい易しそうです。練習して見ましょうか。

さて、曲名が分かったので、CDを地元で探しましたら意外と無く、2軒目でクラウディオ・アラウのものがあったので買い求めました。アラウはちょっと古いピアニストですが、レパートリーが広く、落ち着いて深みのある演奏が特徴の人です。「子供の情景」の第7曲は有名な「トロイメライ」であることが分かりました。

 作曲の経緯は分かりませんが、子供のときの思い出を綴ったのか、子供用の練習曲なのか、どちらとも言えそうです。

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気分爽快になるK136

2010年10月21日 05時30分00秒 | 音楽
 モーツァルトのディヴェルティメントニ長調K136です。高校時代に文化祭で聞いたのが最初でした。男子高と女子高の合同の弦楽合奏でしたが、文句の無い演奏だったために、驚いた記憶があります。

 第1楽章の第1章節が、第1ヴァイオリンは全音、第2ヴァイオリンほかが8分音符8つの同じ高さの音で弾くというあれです。モーツァルトの数あるディヴェルティメントの中でも恐らく最も有名な曲です。第2楽章はゆったりとしていますが、第3楽章は第1楽章同様の速いテンポの曲です。両端の楽章は、私のヴァイオリンの腕ではとても難しそうです。

 暗さの無い、明るく健康的な感じがするので、気分を爽快にしようというときに、とても向くのではないでしょうか。

 モーツァルトというと、交響曲や協奏曲、ピアノ曲などの大曲を聞く事が多いと思いますが、前日に挙げたレ・プティ・リアン等の舞曲や、この曲のようなディヴェルティメント(喜遊曲)によいものがあると聞きます。

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