3月初旬には140人？

小池都知事が2日夜の臨時会見で、「前週の7割の減少が続けば3月初旬には1日当たりの新規感染者数が140人以下になる」との見方を示したとの事です。

前週の7割と言う等比級数的な減少が続けば、0.7の5乗が0.168･･･なので、計算上はそれくらいにはなりそうです。

しかし潜在的な感染者、つまりウィルスをまき散らす感染源となる人が今日現在でも20万人近く居ると思いますから、感染する割合（実効再生産数的な事）がかなり下がらないと難しいような気もします。

また140人の感染者数は過去の数字で見れば昨年の4月頃、あるいは7月頃に相当します。感染者数が増加する際のグラフの曲線と減少する際の曲線は左右対称になるような気もしますから、もっと時間がかかる、例えば半年くらいかかるのではと言う気もします。

ワクチンの接種の効果がいつ頃から出て来るのか、16歳未満を接種の対象から除く事がどう影響するのかも分りません。

いずれにせよ東京都の感染者数は東京都のみならず隣接県にもかなりの悪影響を与えます。東京都知事は、東京都の飲食店などの売り上げ低下のみに気を取られず、少なくとも隣接県も含めた感染収束の責任があると考えて頂きたいものと思います。


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緊急事態宣言延長

現在の緊急事態宣言による感染者数の減少は私の予想を上回るもので、効果は有ったと思います。このままで終了しても感染者数はさらに減って行くのではと言う気もしました。

延長されたのは、ひとえに入院すべき患者を受け入れる病床のひっ迫によるものなので、やむを得ないとは言え、少々腑に落ちない気もします。

例えば、生まれた子供の教育のために、行政は新たな小学校を建設するなどして受け入れ体制の整備に努めます。私のような団塊世代が経験しました。

しかし、コロナの場合、一部の病院のみが患者を受け入れ、民間病院の大半は受け入れていないようです。大半の病院には伝染性の病気にかかった病人を受け入れる義務が無いためと思います。平時にはそれで済むとしても、非常時には業務分担を行なうシステムが無い事は欠陥では。

ついでに言うと、ワクチンをなぜ日本で開発しなかったのかと言うと、開発すべき義務を持つ人が日本には居なかったからではないか。

ワクチンの開発は、医薬品メーカーが自発的に手がける事は有っても、国や大学などがテーマとして取り上げるかどうかは、各研究者の自由に任されています。研究者を国がコントロールする事は学問の自由の建前上許されないので誰も命じない、こんなところが実態なのでは？


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