ラジオサーバーを購入して二週間たった。若干のノイズはあるものの、この機械の手軽さと面白さはなかなかのものだ。ボタン一つで手軽に選曲したり録音したりできる。予約録音も正確で音もそう悪くはない。
そうなると今度はFMの感度が気になる。NHK-FMもTOKYO-FMも若干のノイズが気になるのだ。
しかしこれはフィルムアンテナの性能ではもうどうしようもない。屋外にアンテナをたてる以外の方法でもっと感度をあげるやり方はないものかいろいろと調べ始めた。
結論から言えば、屋外アンテナ以外の方法はひとつしかなかった。L型プラグのケーブルを壁のアンテナ端子に繋ぎ、自宅のTV配線をアンテナ代わりにするのだ。またこの方法はもうひとつ希望があった。僕の自宅はケーブルTVに加入しているのだが、このケーブルTVがFM放送の再配信をしているらしい。これが確認できればケーブル局のアンテナがFMアンテナ代わりになる。感度が悪いはずがない。
家電店で両側がL型プラグの8mケーブルを買ってくる。これを引き回してラジオサーバーに接続するのだ。フィルムアンテナに繋がっているプラグを外し、壁に繋がっているプラグと差し替える。NHK-FMを受信してみたら全く受信できない!
『なんだ、これは! 失敗か?』一瞬パニックになり胸に失望感が押し寄せる。
しかしどこかで、ケーブルTVのwebか、どこかの掲示板だったかで、FMの再配信は受信周波数に変更があったはずだと思い返す。ラジオサーバーの選局ボタンを長押しして自動選局モードに入ると、ラジオサーバーは見慣れない周波数で非常にクリアに入感する局を探し出してきた。『間違いない。必ず設定は可能だ』
ケーブルTVのwebを探し、ようやく局名と受信周波数のリストを探し出した。このリストによると、いままで受信できなかったNACK5や地元のローカルFM局も登録可能らしい。早速「局登録」にとりかかる。
しかしここでラジオサーバーの簡単設定が仇になる。ラジオサーバーは自宅の地域を登録すれば、その近辺の放送局の周波数を自動でスキャンして自動登録してくれる。
しかし今回はその方法では登録できない。再配信の周波数が違うのだ。念のため自動登録を試みてみたら全く違う局名で登録される局、同じ局名で複数の登録がされる局ができて使い物にならない。
また地域設定は局名と周波数がセット登録され片一方だけの変更ができず、今聴いている周波数に違う局名を登録することもできない。
結局、受信設定をすべてリセット。Web上のリストに従い、目的の局の周波数にラジオサーバーを合わせ、局名をすべて手で登録するという作業を繰り返した。
FM局10局、AM局6局。すべての登録が終わるまでに小一時間を有した。
また、リセット時に消えてしまった番組予約プログラムも新しい設定に合わせて再度予約をし直し、ようやくアンテナ交換前の状況にたどりついたのはもう日付が変わろうとする頃だった。
手間をかけたおかげで、ラジオサーバーのFM感度は特筆ものである。思えば中学生の時に初めて自分のラジオを手に入れてから三十年ちょっと。今流れている音が一番綺麗だと間違いなく思えることが嬉しい。これでクラシックを録音してもピアノやチェンバロの音がノイズに埋もれることもないだろう。
もともとはラジオドラマを聞き逃したことが発端だった、このラジオサーバーの購入だが、思いがけずFMの音楽番組を再認識できたのは、怪我の功名だったのかもしれない。
そうなると今度はFMの感度が気になる。NHK-FMもTOKYO-FMも若干のノイズが気になるのだ。
しかしこれはフィルムアンテナの性能ではもうどうしようもない。屋外にアンテナをたてる以外の方法でもっと感度をあげるやり方はないものかいろいろと調べ始めた。
結論から言えば、屋外アンテナ以外の方法はひとつしかなかった。L型プラグのケーブルを壁のアンテナ端子に繋ぎ、自宅のTV配線をアンテナ代わりにするのだ。またこの方法はもうひとつ希望があった。僕の自宅はケーブルTVに加入しているのだが、このケーブルTVがFM放送の再配信をしているらしい。これが確認できればケーブル局のアンテナがFMアンテナ代わりになる。感度が悪いはずがない。
家電店で両側がL型プラグの8mケーブルを買ってくる。これを引き回してラジオサーバーに接続するのだ。フィルムアンテナに繋がっているプラグを外し、壁に繋がっているプラグと差し替える。NHK-FMを受信してみたら全く受信できない!
『なんだ、これは! 失敗か?』一瞬パニックになり胸に失望感が押し寄せる。
しかしどこかで、ケーブルTVのwebか、どこかの掲示板だったかで、FMの再配信は受信周波数に変更があったはずだと思い返す。ラジオサーバーの選局ボタンを長押しして自動選局モードに入ると、ラジオサーバーは見慣れない周波数で非常にクリアに入感する局を探し出してきた。『間違いない。必ず設定は可能だ』
ケーブルTVのwebを探し、ようやく局名と受信周波数のリストを探し出した。このリストによると、いままで受信できなかったNACK5や地元のローカルFM局も登録可能らしい。早速「局登録」にとりかかる。
しかしここでラジオサーバーの簡単設定が仇になる。ラジオサーバーは自宅の地域を登録すれば、その近辺の放送局の周波数を自動でスキャンして自動登録してくれる。
しかし今回はその方法では登録できない。再配信の周波数が違うのだ。念のため自動登録を試みてみたら全く違う局名で登録される局、同じ局名で複数の登録がされる局ができて使い物にならない。
また地域設定は局名と周波数がセット登録され片一方だけの変更ができず、今聴いている周波数に違う局名を登録することもできない。
結局、受信設定をすべてリセット。Web上のリストに従い、目的の局の周波数にラジオサーバーを合わせ、局名をすべて手で登録するという作業を繰り返した。
FM局10局、AM局6局。すべての登録が終わるまでに小一時間を有した。
また、リセット時に消えてしまった番組予約プログラムも新しい設定に合わせて再度予約をし直し、ようやくアンテナ交換前の状況にたどりついたのはもう日付が変わろうとする頃だった。
手間をかけたおかげで、ラジオサーバーのFM感度は特筆ものである。思えば中学生の時に初めて自分のラジオを手に入れてから三十年ちょっと。今流れている音が一番綺麗だと間違いなく思えることが嬉しい。これでクラシックを録音してもピアノやチェンバロの音がノイズに埋もれることもないだろう。
もともとはラジオドラマを聞き逃したことが発端だった、このラジオサーバーの購入だが、思いがけずFMの音楽番組を再認識できたのは、怪我の功名だったのかもしれない。