ウェブでワインを買った。カリフォルニアワインの赤。以前、ジンファンデル・エッセンスという甘口のデザートワインを買ったことがあるリッジというワイナリーのものだ。そのワインは甘口ではなかったのが、畑の特徴(テロワールというそうな)が顕著に出た美味しいワインだという。ちょっと試して見たかったのだ。
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図書館から予約資料を確保しましたというメールが来た。一作目が面白かった『僕僕先生』というシリーズの二作目、『薄妃の恋』である。早速、図書館に行き、本を確保してきた。
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友人のラーメン屋さんに行った帰り、有楽町まで足を伸ばして有楽町イトシアに行き、グランプラスで『伊予柑ピール』を購入。このチョコレートはワインにもあいそうだ。
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これぞ贅沢の真骨頂。有楽町に車を停めたのをいいことに銀座まで歩き、某店でイベリコ豚の生ハムとサラミを買う。これが本当にワインにはあいそうだ。
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家に帰り、部屋着に着替え、ワインを開け伊予柑ピールとイベリコ豚の生ハムとサラミをつまみに赤ワインを飲みながら、図書館で借りた小説を読む。
ワインは、抜栓したときに以前飲んだジンファンデル・エッセンスに似た特徴的な甘い香りが漂った。口に含むと酸味と渋みは突出していなく、飲みやすい。(ワインの素人の僕にはありがたい)とはいえ決して薄っぺらな味ではなく、葡萄の濃厚な香りと重層的な甘みと酸味のバランス、バニラのような香りが相まって、なかなか飲みごたえがあるワインだ。
伊予柑ピールは、以前食べたことがあるオランジェットに比べ、皮の酸味が優しいせいか、ビターチョコレートとの組み合わせのバランスは絶妙である。非常に上品な逸品だ。しかしながら、皮の酸味が強いオレンジピールとチョコレート、上から振りかけてあるココアの粉~というオランジェットも捨てがたい。オランジェットはまた別の店のものも試してみたいものだ。
とはいえ、この伊予柑ピールは旨い。ワインにもよくあう。
イベリコ豚の生ハムは“まずい”。娘が「え?」という顔をしたのであわてて付け加える。「まずい。こんなうまいものを食べてしまっては、今後他のハムが食えなくなってしまう!」……というくらい旨かった。こくのある肉の味、さらりとしてくどさが感じられない脂の風味、豚肉特有の臭みと思っていたものは、じつは間違いなのではなかったのかと思われるほど、くせがなく逆にこくがある肉質(と脂)なのだった。本当にまずい。これは絶対また食べたくなるに違いない。
ちなみに娘が僕の「まずい」の説明を聞いた時、「あべこべごっこかと思った」と言っていた。それはそれで間違いはない。
ああ、まずい、全部がまずい。今度はこれが別の組み合わせ~イベリコ豚はそのままで、別のワインに別のオランジェットの組み合わせ~を試したくなるに違いない。
『薄妃の恋』も期待に違わず、一作目同様の面白さである。安心して楽しめる。これに関しては詳しくは語るまい。
午後二時から五時半まで、だらだらとワインを飲みながら小説を読み終える。
その後、風呂を沸かし、ゆっくりとFMラジオで音楽を聴きながら風呂に入る。
これは贅沢だ。自分で走り回って集めた材料で自分に振る舞う「ご馳走」。頭も口も体も満足。あとは心地よい音楽を聴きながらゆっくりと眠りにつこう。
五感をフルに使った贅沢だった。(ちなみに視覚はワインの赤と、生ハムとチョコレート。「旨そうに見える」ってのも眼福の一種かな)
それでは、おやすみなさい。(明日も休みだしね)
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図書館から予約資料を確保しましたというメールが来た。一作目が面白かった『僕僕先生』というシリーズの二作目、『薄妃の恋』である。早速、図書館に行き、本を確保してきた。
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友人のラーメン屋さんに行った帰り、有楽町まで足を伸ばして有楽町イトシアに行き、グランプラスで『伊予柑ピール』を購入。このチョコレートはワインにもあいそうだ。
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これぞ贅沢の真骨頂。有楽町に車を停めたのをいいことに銀座まで歩き、某店でイベリコ豚の生ハムとサラミを買う。これが本当にワインにはあいそうだ。
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家に帰り、部屋着に着替え、ワインを開け伊予柑ピールとイベリコ豚の生ハムとサラミをつまみに赤ワインを飲みながら、図書館で借りた小説を読む。
ワインは、抜栓したときに以前飲んだジンファンデル・エッセンスに似た特徴的な甘い香りが漂った。口に含むと酸味と渋みは突出していなく、飲みやすい。(ワインの素人の僕にはありがたい)とはいえ決して薄っぺらな味ではなく、葡萄の濃厚な香りと重層的な甘みと酸味のバランス、バニラのような香りが相まって、なかなか飲みごたえがあるワインだ。
伊予柑ピールは、以前食べたことがあるオランジェットに比べ、皮の酸味が優しいせいか、ビターチョコレートとの組み合わせのバランスは絶妙である。非常に上品な逸品だ。しかしながら、皮の酸味が強いオレンジピールとチョコレート、上から振りかけてあるココアの粉~というオランジェットも捨てがたい。オランジェットはまた別の店のものも試してみたいものだ。
とはいえ、この伊予柑ピールは旨い。ワインにもよくあう。
イベリコ豚の生ハムは“まずい”。娘が「え?」という顔をしたのであわてて付け加える。「まずい。こんなうまいものを食べてしまっては、今後他のハムが食えなくなってしまう!」……というくらい旨かった。こくのある肉の味、さらりとしてくどさが感じられない脂の風味、豚肉特有の臭みと思っていたものは、じつは間違いなのではなかったのかと思われるほど、くせがなく逆にこくがある肉質(と脂)なのだった。本当にまずい。これは絶対また食べたくなるに違いない。
ちなみに娘が僕の「まずい」の説明を聞いた時、「あべこべごっこかと思った」と言っていた。それはそれで間違いはない。
ああ、まずい、全部がまずい。今度はこれが別の組み合わせ~イベリコ豚はそのままで、別のワインに別のオランジェットの組み合わせ~を試したくなるに違いない。
『薄妃の恋』も期待に違わず、一作目同様の面白さである。安心して楽しめる。これに関しては詳しくは語るまい。
午後二時から五時半まで、だらだらとワインを飲みながら小説を読み終える。
その後、風呂を沸かし、ゆっくりとFMラジオで音楽を聴きながら風呂に入る。
これは贅沢だ。自分で走り回って集めた材料で自分に振る舞う「ご馳走」。頭も口も体も満足。あとは心地よい音楽を聴きながらゆっくりと眠りにつこう。
五感をフルに使った贅沢だった。(ちなみに視覚はワインの赤と、生ハムとチョコレート。「旨そうに見える」ってのも眼福の一種かな)
それでは、おやすみなさい。(明日も休みだしね)