会社で使っているコピー複合機はトナーが足りなくなると自分でその状況を液晶に表示する。
事務所でメインの機種はカラー機のため、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ、4色のトナーを使用するのだ。
先週、打ち合わせの会議室から事務所に戻ると、某課長がコピー複合機の前で、トナーの筒を紙箱に入れようとしているところだった。
「あれ、もうトナー交換ですか?」
僕も数日前から「トナー(シアン)の準備をして下さい」という表示がでている事には気づいていたので、そう質問して液晶をのぞき込んで見た。
表示はまだ、「準備して下さい」である。いよいよ交換という場合「交換して下さい」に表示が変わるはずである。
「まだ交換しなくても大丈夫じゃないですか?」
「うん。まだ“準備して下さい”なんだけどね、トナーが切れるとコピーが途中で止まるだろ? それが嫌だから早めに交換していたんだよ」……と某課長。
「そうですね。いつ交換するのかのタイミングには迷いますよね。なんせシアンのトナーですから、『ここが思案のしどころ』ってとこですかね?」
「…………。」
冬の空気は乾いていて、寒い。
事務所でメインの機種はカラー機のため、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ、4色のトナーを使用するのだ。
先週、打ち合わせの会議室から事務所に戻ると、某課長がコピー複合機の前で、トナーの筒を紙箱に入れようとしているところだった。
「あれ、もうトナー交換ですか?」
僕も数日前から「トナー(シアン)の準備をして下さい」という表示がでている事には気づいていたので、そう質問して液晶をのぞき込んで見た。
表示はまだ、「準備して下さい」である。いよいよ交換という場合「交換して下さい」に表示が変わるはずである。
「まだ交換しなくても大丈夫じゃないですか?」
「うん。まだ“準備して下さい”なんだけどね、トナーが切れるとコピーが途中で止まるだろ? それが嫌だから早めに交換していたんだよ」……と某課長。
「そうですね。いつ交換するのかのタイミングには迷いますよね。なんせシアンのトナーですから、『ここが思案のしどころ』ってとこですかね?」
「…………。」
冬の空気は乾いていて、寒い。