A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

何度考えても恐ろしい言葉がある。

2011-09-30 20:14:48 | たわごと
 何度考えても恐ろしい言葉がある。
「本当のことを言おうか」という言葉がそれである。
 一体、人はどんなシチュエーションでこの言葉を聞くのだろう?

 だまされていたことを告げられるとき?
 目の前の現実が、全くの偽りだったと教えられるとき?
 目の前に対峙している相手が、じつは全く立場や見解が違う人間だったことを告げられるとき?

 嘘よりも恐ろしい真実や、語らない方が平穏であるような物事。
 ……そんなことの前置きに使われるのが、この「本当のことを言おうか」ではないだろうか。

 本当のことを言われたとき、一体僕はどうなってしまうんだろうか?

 恐ろしさのあまり気絶する。
 こらえられない悲しさや悔しさに慟哭する。
 あまりのばかばかしさに苦笑する。
 感動して泣く。
 相手のその決意に呆然とする。

 どちらにせよ、聞かなかった昔にはもう戻れない。
 話す方も、言われた方も、心に傷を負わずにはいられない。
 ……そんな現実に追い込まれそうな気がする。

「本当のことを言おうか」

 あなたはこの言葉を聞きたいと思いますか?

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