中年親父的「奥の細道」

日本大好き!旅行大好き!な中年親父の旅行記。
おすすめグルメや温泉スポットを紹介します。今は週末農業で大忙しです。

北東北の温泉の旅 3/3

2009-06-18 13:42:59 | Weblog
 平成21年6月14日(日) 早い物でもう最終日。今日は徹底して乳頭温泉郷を巡ることにしている。ホテルをチェックアウトして、不要な荷物を預かっておいて貰う。初日と同じく盛岡ICを横に見ながら、繋温泉、鴬宿温泉、国見温泉の横を走り秋田県に入る。田沢湖という表示が出始めると右折して、目的地の乳頭温泉郷へ。

脇道に入って走ること3キロ、10時前にようやく鶴の湯に到着。ここは少し遅くて立ち寄りは10時からしか入れない。今日は日曜日。案の定入口は既に20-30人程度はいようか。間もなく入湯開始。先ずは有名な露天風呂へ。ここは混浴だが男ばかり。結構天気は良くて太陽が暑い。ススキの草むらの陰に浸かっている人もいる。お湯は白濁で本当に雰囲気が良い。でも余りにも人が多すぎる。隣の内湯にも入る。料金が500円というのは良心的だ。乳頭温泉郷の他の温泉も一つを除いて500円なのだが、内容を考えると、ここの500円は安いだろう。宿泊棟も簡素な設備なのが良い。

一番奥に有るのが孫六温泉だというので、次にここへ行く事にした。ここは黒湯温泉の駐車場まで車で行って、そこから徒歩10分とある。山道を下ると川が有る。橋を渡った先が孫六温泉だ。ここは透明のお湯だ。鶴の湯の後に来ただけにこんなシンプルな湯にはいささか落差が大きいが、まあ良いお湯だ。内湯と露天に入る。

孫六温泉から橋を渡り左手に進むと黒湯温泉に行きつく。駐車場と孫六温泉と黒湯温泉が三角形の位置関係か。孫六温泉からはそれ程離れていない筈だが、この黒湯温泉は白濁した良いお湯だ。黒湯だからてっきりお湯も黒いのかと思ったが、そうではない。黒兵衛さんとか何とか言う人が発見したので「黒湯」となったらしい。下の方にも温泉があるので試してくださいと言われた。ここは結構大きい。途中に見かけた宿泊施設は簡素だが、きっちり手入れされている。敷地の中に源泉があり、温泉がボコボコと沸き上がっている。地面から蒸気が噴き出し硫黄が固まっている。下の温泉も同じ泉質だがなかなか良い。内湯と露天がある。丁度昼時なので昼食にする。

次は蟹場温泉。建物は新しく、秘湯の風情のしない面白くない印象を持った。ここは昔に蟹が沢山棲んでいたのでこの様な名前になったそうだ。露天風呂の横をその沢が流れている。お湯は無色透明。上から太陽がギラギラと照りつけるので、程々に切り上げる。

蟹場から少し下がった所に大釜温泉がある。ここは昔小学校だった建物を移築したらしい。確かに正面から見ると、そうと分かる。ここのお湯は中々良い。内風呂はしばらく誰も入っていなかったのだろうか。50度位は有ろうかという熱さになっている。仕方ないので、窓を開けてお湯をかき交ぜ、取り敢えず露天風呂の方に行く。暫くして内湯に戻る。少し加水した為か、何とか浸かる事が出来る。底の方は大丈夫だが表面が源泉で熱い。でも良いお湯だ。

最後に残った6番目が妙の湯。事前にインターネットで調べると、ここだけが立ち寄り料金700円となっていた。所が行ってみると、タオル付きで1000円となっている。確かに他の温泉よりは小じんまりしているが、建物はしっかりしているし、宿泊料金も高めだ。宿泊客を大切にする為、立ち寄り客の入る時間帯を制限したりするのは分かるが、ここだけ料金を1000円にするとはどういう事か。そのポリシーは好きになれないし、いやもう5か所に入って十分堪能したし疲れた。結局全員一致で妙の湯には入らない事にした。

田沢湖に向かって戻る。かの有名な「たつこ像」は湖の180度対岸にある。結構な距離があるが頑張って走り、ようやくご対面。(写真) キンキンなのも少し違和感がある。どうして金色なんだ。でも太陽が出てきて輝いていた。

1時間余り走り、盛岡に到着。駅前でレンタカーを返却。新幹線まで1時間半ある。ここで最後の目的のじゃじゃ麺。お勧めはパイロン。でも日曜は本店が休み、しかし「カワトク」百貨店の店は開いているときいていた。目指すはカワトク百貨店。店は満員。家族連れが2組待っていた。店員に聞くと大・中・小が有るが、最後にスープを飲むなら小でも良い、とのアドバイスに小を注文。湯がいたうどんの上に味噌が乗っただけの物に思える。食べ終わった所で生卵を割り、皿を店員に渡すと、少し味噌を入れてお湯を注いでくれてスープの出来上がり。私の印象は、焼きうどんにした方がよっぽど美味しいのに・・・というもので、じゃじゃ麺は2回目、まだ好きにはなれません。駅への帰り道にホテルに預けていた荷物をピックアップして、予定通り新幹線で東京駅には10時着。2泊3日で合計13の秘湯を楽しんだ。お疲れ様。
コメント
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