中年親父的「奥の細道」

日本大好き!旅行大好き!な中年親父の旅行記。
おすすめグルメや温泉スポットを紹介します。今は週末農業で大忙しです。

北東北の温泉の旅 2/3

2009-06-17 10:18:34 | Weblog
 平成21年6月13日(土) 今日は八幡平の温泉巡り。盛岡駅前から国道46号に入り東北自動車道の盛岡ICへ。正面に岩手山をみて軽快に走る。松尾八幡平ICで高速をでて、ここから八幡平アスピーテラインではなく、その南側を走る八幡平樹海ラインを走る。

先ずは松川温泉。ここには温泉宿が4つ有るという事だが、我々は一番雰囲気が有ると言われる松楓荘へ。非常に鄙びた良い温泉である。先ずはつり橋を渡り対岸にある地底湖の様な、自然を利用した露天風呂へ。お湯はやや緑がかった白濁だ。本館に戻り、別の露天風呂と内風呂に入る。兎に角湯量は半端じゃあない。この温泉を地熱発電に利用している位だから。温泉の近くにある松川地熱発電所を見学。(写真) 設備の大きさからそのパワーに感動。その横を太いパイプが走っている。地下から噴き出している温泉の蒸気を各温泉宿に配湯し暖房に使っているそうだ。

山道を走って八幡平頂上近くの1400米に次の目的地の藤七温泉がある。生憎我々の直前に観光バスが到着。30人程の客がぞろぞろと降りてくる。嫌な予感がしたが、どうもこの団体さんは一般とは別の方向に案内されて行った。やれやれ。それでなくとも客の車が多いので心配していたが、露天風呂をみるやその心配は吹っ飛んだ。温泉の裏山全体に露天風呂の湯船が6-7か所ある。これだけ広いと多少客が多くても平気。温泉は白濁で石灰の様な泥が底に溜まっている。お湯は少し温めに感じたが、足もとの板の隙間から熱いお湯が噴き出ている。この開放感といいワイルドさといい最高。

アスピーテラインに少し入った所に次の目的地の蒸けの湯がある。ここからは秋田県に入る。ここは子宝の湯だそうで、館内のふけの湯神社には金精大明神をお祀りしてある。ここのお湯も同じような感じ。少し離れた所に露天が有るのだが、可なり湯疲れしたのでパス。ここで山菜そばを食べて少し休憩。

次が後生掛温泉。ここには40年前に来た事がある。その頃と比べ結構設備が整っている。近代化は程々に。まあ出来るだけ湯治場の雰囲気を壊さない様に努力しているのだろうが。オンドルの相部屋が見えた。ここなら一人でも湯治に来れそうだし、快適そうだ。温泉の泉質も他と大して違いはなく素晴らしい。泡の出る火山風呂や箱蒸し、滝湯、サウナなど色々試せるので楽しい。

本日の最後は玉川温泉。一度は来てみたいと思っていた。しかしここは癌に効くという事で真剣に温泉治療に来ている人が多い中で、我々の様に観光客は若干気が引ける。お湯は強強酸性。PH1.2というから凄さは分かるはず。あの草津でさえPH2程度だから。先ずは源泉50%という半分水で薄めたお湯に入る。ここで慣らしたあと、源泉100%へ。どこか体に悪い所があると痛くなると聞いていたが、シャツで擦れたのか首筋がチクチク痛い。とにかく凄いパワーを感じる。温泉を出た後、源泉を目指して遊歩道を歩く。100度近い源泉がボコボコと沸き上がり、川を成して流れている。1分間に8400Lのお湯が噴き出しているそうだ。その周りで湯気がもうもうと上がっている。硫黄の結晶があちこちで見られ、那須湯本温泉の殺生石の雰囲気をもっとワイルドにした感じ。そこをゴザを抱えた人が歩いて行く。その先には岩場の上にテントを張った場所がある。ここから出るラジウムが効くのか、温度が効くのか、癌を治したい一念で多くの人がここで治療している。

本日は5湯で予定終了。どれも素晴らしい温泉で、一つにまる一日を掛けたいところだが、こんなに早く駆け巡るのは非常に残念だ。
盛岡に戻り夕食。ホテルの人に教えて貰ったのが「さんさ踊り」という鮮魚介料理。毎日三陸の宮古港から鮮魚を直送しているらしい。余り期待していなかったので、大満足。価格も極めてリーズナブル。

コメント
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