金沢のふじた酒店で購入。
飲んだことはないが、様々なレビューから、フルーティーな現代的な酒をイメージする。
香りは、フルーティーさがやや感じられる。しかしどこかで広島の酒のようなウニっぽい風味が感じられる。
飲む。
ウェッティだ。しかし飲んでみるとウニっぽさはほぼ感じられない。吟醸らしく感じられるが強くはない。
水のようで、つまりクセは少ない。
本当に刺激が少なく飲みやすい。スルッと入ってくる。
飲み口はフルーティーでありつつトゲはない。
本体もクセがなくまろやか。
もちろん熟成系の酒はクセといったものがあるが、それは吟醸酒でも同じで、吟醸ならではのクセというものはある。しかしそれがなく安心して飲める。
2020924追記。
あら与のふぐの子糠漬けと合わせる。こういう濃い味のツマミと、この酒とは合わないだろうと予想していたが、驚きだ。普通に合う。糠漬け特有の風味があるわけだが、それが酒と解け合うのだ。
20220929追記
やはりさらっとしている。苦味は強いように感じるが、リンゴ酸感や熟感は全く無い。だから飲みやすい。
苦味のため濃い、というのか、重い感覚を覚えるが、 果実感がないため飲みやすい。
さらっとしているというとネガティブなイメージだがそうではない。
新潟の酒よりは重みがある。
20220930追記。
さいぼしと合わせる。これまた負けるかと思ったが、マッチする。ただ、酒がさらっと感じる。水のように合う。さいぼしを食べ、時間が経って飲むと、水のように合いながら苦味が強調されてくる。
20221002追記。
ふぐの子ぬか漬けと合わせる。
もう先入観はない。ふぐの子の塩辛い個性に対し、絶対負けないだろう。
まさにその通り。
お互いを全く邪魔しない。この塩味と合わせて、酒の個性を改めて感じる。
この酒は非常にニュートラル。
甘すぎず辛すぎない。数値的なものでなく、自分の感覚的に±0。
だからといってふぐの子に負けるわけではなく、つまりここで酒本来の個性が出てくるのだ。
しっかりとした米の味がある。繰り返すが、そこにフルーティーさや、苦味、といったものはない。
本当にニュートラル。
20221007追記。
この時期になると、さらっとはしているが、後口の、舌の両端を中心に、砂糖のような甘味がみられ始める。
普通は開封して日がたつと、日本酒っぽさが出てくるものだが、これはより蜜のような甘さとなる。
ここからさらに進むと熟成感に変わるのかもしれないが、今がベストではないか。
20221010追記。
瓜と言うかメロン系の風味。
そして、ベースは結構パンチがある。苦味もある。
両端にはやはりこの酒特有の風味、蜜のような甘味がほんのり感じられる。