医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

労災病院元副部長らに有罪 医療機器選定巡る贈収賄 東京地裁

2024-08-28 19:28:58 | 医療界

 東京労災病院の医療機器選定を巡り、業者から賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われた元同病院整形外科副部長の医師浅沼雄太被告(41)ら3人の判決が27日、東京地裁であった。

 板津正道裁判官は浅沼被告に懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金77万円(求刑懲役1年6月、追徴金77万円)を言い渡した。

 贈賄罪に問われた医療機器メーカー「HOYA Technosurgical」元営業部長小野田大被告(46)は懲役1年(求刑懲役1年)、元社員加藤高彰被告(39)は懲役10月(同懲役10月)とし、いずれも執行猶予3年を付けた。

 板津裁判官は「公的病院の医療機器選定の公正さをないがしろにした」と非難。一方、3人がいずれも罪を認め、反省と謝罪の意思を示していることなどから執行猶予が相当と判断した。 

2024年8月27日 時事通信社

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