医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

医療ミス死亡 5千万円で和解 千葉地裁

2010-08-28 19:54:35 | 傍聴記
 船橋市の船橋二和病院で男性=当時(54)=が心臓治療中に死亡したのは医療ミスが原因だとして、千葉市内に住む50代の妻らが、病院を運営する医療法人社団「千葉県勤労者医療協会」を相手取り、約6700万円の損害賠償を求めていた訴訟は、病院側が遺族に5千万円を支払うことで、27日までに、千葉地裁(白石史子裁判長)で和解が成立した。

 和解成立は26日。原告側弁護士によると、妻は「病院には謝罪してほしい。二度と主人のような人を出さないことを約束してほしい」と語った。病院側は過失を認めていないが、同弁護士は「事実上、死亡責任が認定された形だ」とした。
 同病院の長谷川純院長は「残念な結果になったことに対し、ご遺族におわびする。再発防止や診療内容の充実に努める」とのコメントを出した。

 訴えによると、男性は2004年8月、心臓バイパス手術の影響で狭まった冠動脈を広げるカテーテル治療を受けた際、冠動脈の一部が傷つき心筋梗塞(こうそく)を起こして死亡した。治療法や器具の選択に過失があったかなどが争われていた。

2010年8月28日 千葉日報

「資格失うの怖かった」酒気帯びで事故後逃走 30歳の弁護士逮捕

2010-08-19 07:13:13 | 法曹界
 酒を飲んで乗用車を運転し、タクシーと衝突事故を起こして逃げたとして、警視庁世田谷署が自動車運転過失傷害と道交法違反(酒気帯び運転、救護義務違反など)の疑いで、東京弁護士会所属の弁護士、鈴木亮平容疑者(30)=横浜市磯子区=を逮捕していたことが18日、同署への取材で分かった。「弁護士資格を失うのが怖くなって逃げた」と容疑を認めているという。

 同署によると、鈴木容疑者は17日午前2時20分ごろ、東京都世田谷区の都道交差点で、酒気帯びの状態で赤信号を無視して直進し、出合い頭にタクシーと衝突。50代の男性運転手と30代の男性乗客にけがを負わせたが、救護や通報をせずに車を乗り捨てて逃走したとしている。

 鈴木容疑者は自宅近くで知人と酒を飲み、いったん帰宅したが、都内の別の知人に会うため乗用車を運転していたという。事故の約5時間後、知り合いの検事に付き添われて神奈川県警山手署に出頭した。


2010年8月18日20時11分配信 産経新聞