医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

9年で過払い4644万円、過少295万円 生活保護費支給で市原市が8人処分

2024-08-02 20:15:57 | その他
 千葉県市原市は7月30日、不適切な生活保護費の支給があったとして職員8人の懲戒処分を発表した。2023年度までの9年間で過払い62件計約4644万円、過少支給が27件計約295万円あった。最大は1件の過払いで約560万円。
 
 市によると、業務を担当していた30~50代の男性主任ら5人を減給10分の1(6カ月)、50代男性副主査を減給10分の1(1カ月)、30代男性主任を戒告。監督責任として男性課長級1人を戒告とした。主任らは15年度から23年度までに、生活保護費算定に必要な収入認定を怠るなどした。主任らは「難しく手間がかかる対応を後回しにして、そのままにしてしまった」などと話しているという。
 
 20年度の人事異動に伴って担当者が前任の事務を確認して不適切な支給が発覚した。市は対象世帯に謝罪し、返還請求や追加支給を進めている。(小川直人) 
 
2024年8月1日 東京新聞

DV裁判で非公開希望の氏名を裁判長が読み上げる 高松高裁

2024-08-02 20:12:34 | 法曹界

交際していた男性からDV=ドメスティック・バイオレンスを受けたとして原告の女性が慰謝料を求めた民事裁判の2審で、高松高等裁判所の裁判長が非公開を希望する女性の氏名を誤って読み上げていたことがわかりました。高松高裁は原告側に謝罪するとともに、再発防止に努めたいとしています。

7月26日、交際していた男性からDVを受けたとして原告の女性が慰謝料を求めた民事裁判の2審で、高松高裁の裁判長が、氏名が非公開となる閲覧制限がかかっていたにもかかわらず、女性の氏名を読み上げました。

高松高裁によりますと、裁判長を務めていた森實将人裁判官は、判決を言い渡す際に誤って氏名を読み上げたということで、「不注意により発言してしまった」と話しているということです。

その日のうちに、高松高裁は、原告側に謝罪しました。

女性の代理人弁護士は「秘匿されるべき氏名を裁判長が読み上げたことは大変遺憾だ。女性のプライバシーの保護を考え、問題がこれ以上、大きくならないように謝罪を受け入れることにした」と話しています。

高松高裁は「再発防止に努めたいと考えている」とコメントしています。

2024年7月29日 NHK