医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

<副検事>同僚女性宅に侵入21回 起訴内容認める

2018-04-28 21:57:31 | 法曹界
 同僚女性の自宅の鍵を盗み、生活をのぞく目的で21回侵入したとして窃盗と住居侵入の罪に問われた元京都地検宮津支部副検事、平綱浩貴被告(44)の初公判が27日、京都地裁(石井寛裁判官)であった。平綱被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年6月を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審した。判決は5月11日。

 起訴状などによると、平綱被告は今年1月24日、事情聴取に行くため乗った京都丹後鉄道の普通列車が網野駅(京丹後市)に停車中、同行していた検察事務官の女性が手提げかばんを置いて席を離れた隙(すき)にキーケースを盗み、同日夜から2月23日まで21回、女性宅に侵入したとしている。女性が室内に設置したカメラの映像には平綱被告が下着のにおいをかいだりする様子が映っていた。

 論告で検察側は「短期間に繰り返し侵入し、常習的で執拗(しつよう)かつ陰湿。犯罪被害者の声に耳を傾ける検察官の職にあり、社会に与える影響が大きい」と指摘。弁護側は「被害者と和解が成立し、懲戒免職処分を受けるなど社会的制裁を十分に受けている。真摯(しんし)に反省し、再犯のおそれは少ない」と情状酌量を求めた。

 平綱被告は被告人質問で「被害者の私生活をのぞき見たいと思った」と述べた。検察官に「副検事として被害者保護に当たりながら、初めて侵入する時に自分が被害者を生み出すという意識はなかったのか」と問われると、「その時はそういう思いを忘れてしまった」と回答。石井裁判官からも「何がしたかったのかイマイチ分からない」「気持ち悪いことをしていると思わなかった?」とただされ、言葉に詰まりながら「何を身につけ、何を食べているのか、興味を持ってしまった」などと弁解した。【澤木政輝】

2018年4月28日 11:06配信 毎日新聞

厚労省、健康局長をセクハラで戒告 食事に…特定の女性職員にメール400回

2018-04-27 22:07:13 | 医療界
 厚生労働省は27日、食事に誘うなどのメールを特定の女性職員に複数回送り、セクハラの内容を含んでいたとして、福田祐典(ゆうすけ)健康局長を戒告処分にした。福田氏は近く、セクハラ防止に関する研修を受講するという。

 厚労省関係者によると、福田局長は勉強会を自ら主催し、特定の女性職員を泊まり出張も含めて誘っていた。メールは約1年間で、約400回に及び、その中にセクハラ内容が含まれていたという。

 厚労省は2月末、福田氏にこの職員にメールを一切送らないよう口頭で注意。国家公務員法の「信用失墜行為の禁止」に当たるとして懲戒処分にした。

 福田氏は医師資格を持つ医系技官。同省生活衛生・食品安全部長などを歴任し、昨年7月から健康局長を務めている。健康局は今国会に提出された受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案を担当している。

 加藤勝信厚労相は「セクハラ対策を進める立場の厚労省として、こうしたことが取り沙汰されているのは誠に遺憾だ」と話していた。

2018年4月27日 16:16配信 産経新聞

書記官が切手不適切処理「面倒だった」 福井地・家裁で職員の懲戒免職は初

2018-04-27 22:02:58 | 法曹界
 福井地裁は4月26日、事件の手続きのため複数の当事者が事前に納めた切手の残りを返さず、別の事件に使用するなど不適切な処理を行ったとして、50代男性書記官を懲戒免職処分にした。福井地・家裁で職員の懲戒免職は初めて。

 地裁によると、この書記官が昨年4月以降に担当した五つの事件で、それぞれの当事者から預かっていた切手のうち、使用しなかったため返すべきだった計1万3242円分を他の事件処理のために使い、残った分は廃棄した。記録上では返還したことにし事実を隠蔽していた。

 書記官が所属する部署の点検で発覚した。書記官は「事務処理が面倒だった。多大な迷惑をかけ深く反省している」と話しているという。

 地裁は当事者に謝罪した上で切手を返還したが、前任地を含めて切手を返したか不明な事件が他にも16件(計3万9123円分)あり、返還を検討している。弁済に必要な費用はすべて書記官に求める。

 また、書記官は今年1月11日から正当な理由なく欠勤を続けていた。

 倉田慎也所長は「法規を順守し、適正な事務処理を行うべき書記官がこのような行為をしたことは誠に遺憾。職員に対する指導監督を改めて徹底したい」とコメントした。

2018年4月27日 11:26配信 福井新聞

「ミスを隠したかった」無断で審判文書書き換えた男性書記官を停職処分

2018-04-26 22:47:17 | 法曹界
 名古屋家裁は26日、審判事件の文書を裁判官に無断で書き換えるなどしたとして、国家公務員法に基づき、50代の男性書記官を停職3カ月の懲戒処分にした。男性は同日付で依願退職した。

 家裁によると、審判事件に関する文書の内容を誤記した場合、裁判官の許可を受けて改める必要があるのに、男性書記官は平成28年4月~29年10月、主文の内容や当事者の氏名を無断で書き換えるなどした。また29年10月に別の裁判所への移送決定が出た文書を自宅に持ち帰り、事件処理の進行を遅らせた。

 今年1月ごろ、別の書記官が文書の書き換えに気付いた。男性書記官は「ミスを隠したかった」などと説明している。

 家裁の鹿野伸二所長は「指導監督を徹底し再発防止に努めたい」とコメントした。

2018.4.26 14:57更新 産経WEST

依頼人の5300万円横領容疑、元弁護士逮捕 警視庁

2018-04-26 22:42:25 | 法曹界
 依頼人に支払うために預かっていた5千万円余りを着服したとして、警視庁は25日、元弁護士の菅谷公彦容疑者(51)=東京都中野区松が丘2丁目=を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 捜査2課によると、逮捕容疑は弁護士事務所の代表だった2013年6月~15年7月、遺産分割協議を任されていた東京都江東区の70代女性に支払うために、女性の親族の代理人から預かっていた約5320万円を、事務所の口座から無断で引き出し着服したというもの。飲食費や事務所の経費に充てていたという。別の依頼人からも8千万円余りを横領されたとの申告があるといい、同課が調べている。

 菅谷容疑者は昨年7月、依頼人に渡すべき解決金などを横領したなどとして、所属していた東京弁護士会から除名処分を受けている。

2018年4月26日 0:40配信 朝日新聞