群馬大学病院の手術死問題で、執刀医の須納瀬(すのせ)豊医師と、上司で旧第二外科の竹吉泉・元教授による遺族への説明会が30日、群馬県内で開かれ、問題発覚後、初めて遺族と対面した。
直接の説明を求めてから約2年越しの実現に、遺族会代表の男性は弁護団を通じ、「長い間待ち望んでいた。一つの節目になった」とコメントした。
弁護団によると、説明会には患者8人の遺族が出席。須納瀬医師らは、当時、第一外科と第二外科に分かれていた体制や手術実施の判断、不足が指摘されてきた患者への説明、カルテの記載などについて考えを述べた。その後、個別に患者2人の遺族に説明。8月末まで数回に分け、残りの遺族にも個別説明を行う。
同じく遺族会代表の別の男性は、「開催されたこと自体は前向きに受け止めたい」とコメント。弁護団の梶浦明裕事務局長は「当事者が直接説明することは真相究明のために不可欠。説明内容を踏まえ、民事訴訟や刑事告訴、行政処分の要望などを行うかどうか方針を決めたい」とした。
2017年07月31日09時59分 読売新聞
直接の説明を求めてから約2年越しの実現に、遺族会代表の男性は弁護団を通じ、「長い間待ち望んでいた。一つの節目になった」とコメントした。
弁護団によると、説明会には患者8人の遺族が出席。須納瀬医師らは、当時、第一外科と第二外科に分かれていた体制や手術実施の判断、不足が指摘されてきた患者への説明、カルテの記載などについて考えを述べた。その後、個別に患者2人の遺族に説明。8月末まで数回に分け、残りの遺族にも個別説明を行う。
同じく遺族会代表の別の男性は、「開催されたこと自体は前向きに受け止めたい」とコメント。弁護団の梶浦明裕事務局長は「当事者が直接説明することは真相究明のために不可欠。説明内容を踏まえ、民事訴訟や刑事告訴、行政処分の要望などを行うかどうか方針を決めたい」とした。
2017年07月31日09時59分 読売新聞