医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

勤務中に院内で看護師に性行為繰り返す 救急医に懲戒処分

2019-02-28 21:43:14 | 医療界
国立病院機構「災害医療センター」の救急救命科の医師(45)が、勤務中に看護師を当直室に呼び出し、繰り返し性行為をしていた問題で、同機構関東信越グループは2月28日、この医師を停職3ヶ月の懲戒処分とした。

この医師は、同日付で病院に辞職願いを出し、受理された。

機構本部の規定では、2008年4月から勤務しているこの医師には約200万円の退職手当が出るが、相手の看護師から告訴状が提出され、強姦容疑で書類送検されているのを受けて、司法の判断が出るまでは支払いを留保する。

また、管理監督者の責任があるとして、宗田大院長(65)は懲戒戒告処分、事務部長、看護部長、管理課長、副看護部長は厳重注意処分となった。

機構本部の八百野樹道人事課長は「勤務時間内に院内でこのような不適切な行為が行われたことは言語道断であり、極めて遺憾。今後、服務規律の徹底を図るなど再発防止に全力を上げて取り組んでいきます」と話している。

2014年6月~2018年7月頃まで院内で淫らな行為

機構本部は、この医師や管理監督者らに聞き取り調査を行い、「2014年6月頃から2018年7月上旬までの間の勤務時間内に、施設内で元同僚職員とみだらな行為を行っていた」と認定した。

これは、国立病院機構職員就業規則13条の規定「職務に専念する義務(勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職務遂行のために用い、国立病院機構がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければいけない)」に違反すると認定。

さらに、「社会的にも病院の信用を傷つける行為」と判断した。

しかし、相手の女性看護師が告訴状で訴えている強制や脅迫による性行為については、「二人の間に見解の相違もあるので、司法の判断に委ねたい」として判断を避けた。また、女性側への聞き取り調査も見送った。

さらに、院長以下の管理職については、「部下職員による処分行為に関して、管理監督者としての指導監督に適正を欠いた」「処分行為の情報を得たにも関わらず、必要な措置を講ずることを怠り、管理監督者としての指導監督に適性を欠いた」と認定。

特に、昨年7月19日、管理職と当事者二人の話し合いの報告を受けていたにも関わらず、院長が「個人間の問題」として上部組織への報告もせずに、問題を放置していたことを重く見て、懲戒戒告処分とした。

他の4人の管理職は、厳重注意処分とした。

この問題に関しては、相手の看護師が、脅迫を受けて強制的に性行為をされていたとして、昨年10月、強制性交容疑で告訴状を立川警察署に提出。同署は今年1月、東京地検立川支部に強姦容疑で書類送検している。

2019年2月28日16:24配信 【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

千葉大学病院エックス線室 女児わいせつ事件 初公判

2019-02-27 19:36:11 | 傍聴記

午後4時から715号法廷(朝倉静香裁判官)で千葉大学病院診療放射線技師の福田大樹被告に対する強制わいせつ事件の初公判が開かれました。

福田被告は黒のジャージ姿です、どこにでもいるような青年といった感じでした。
本籍は栃木県日光市のようです、現住所は千葉市中央区星久喜町です。
(星久喜町は、バラが有名な植物園があって春にはミズバショウも咲きますね。裁判所の前を流れている都川の川上に堰があって浅井忠の絵画に出てくるようなきれいな所があります。)

検察官の起訴状によりますと、被告人は当時7歳の女児に対し被害者が13歳未満と知りながら平成30年12月7日午後0時24分から0時27分の頃間、千葉大学病院エックス線室において露出した自分の陰茎を手で触らせるなどした。
罪名及び罰条 強制わいせつ罪 刑法176条後段

罪状認否において福田被告は「間違いありません」と罪を認めました。

検察官の冒頭陳述によりますと、被告人は平成26年から千葉大学病院に就職し平成30年1月から本件レントゲン室担当になったようです。
証拠調べによると、犯行を撮影したペン型カメラが押収されている。供述調書によると、犯行動機はストレスから犯行に及んでいる。犯行状況は、被害者に上下の服を脱がせて、陰茎にコンドームを付けて被害者に触らせて射精をしている。その後にレントゲン撮影をしたことを供述しています。

次回、児童ポルノ、児童買春の罪に対する追起訴の公判が開かれます。


昭和大病院の医師2人、薬を飲ませて性的暴行容疑

2019-02-27 19:34:27 | 医療界
 女性に睡眠作用のある薬を飲ませて自宅に連れ込み性的暴行を加えたとして、警視庁は27日、昭和大学病院(東京都品川区)の内科医、金古政隆(28)=東京都品川区西中延1丁目=と、研修医の大林久晃(26)=横浜市都筑区荏田東4丁目=の両容疑者をわいせつ略取と準強制性交の疑いで逮捕し、発表した。金古容疑者は否認、大林容疑者も一部否認している。

 捜査1課によると、両容疑者は1月18日午後11時~19日午前5時半ごろ、東京都品川区のカラオケ店で20代女性に睡眠作用を引き起こす成分を含む薬が入った酒を飲ませて意識をもうろうとさせ、金古容疑者の自宅マンションに連れ込み性的暴行を加えた疑いがある。金古容疑者は「女性と合意していたが、薬は飲ませていない」、大林容疑者は「酒に酔った女性に乱暴したことは間違いないが、薬は飲ませていない」と供述しているという。

 両容疑者は同18日午後7時30分ごろから被害者を含む女性2人と居酒屋で飲食後にカラオケ店に移動し、酒を飲んでいたという。同課はこの店で出された酒などに両容疑者が薬を混ぜて飲ませたとみている。金古容疑者らは女性2人をタクシーに乗せて現場マンションまで連れて行っていた。当時、女性2人は自力では歩けない状態だったという。同19日、被害女性が警視庁に相談。検査の結果、体内から薬の成分が検出された。

2019年2月27日14:14配信 朝日新聞

JR列車内で盗撮容疑 法務局職員の男逮捕(愛媛県)

2019-02-26 21:48:27 | 法曹界
JR予讃線の電車内で女性のスカートを盗撮したとして、松山地方法務局に勤務する国家公務員の男が警察に逮捕された。

県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、松山地方法務局四国中央支局の宮本好章容疑者(42)。

警察によると、宮本容疑者は、今月15日、四国中央市を走行中のJR予讃線普通列車内で、靴の甲の部分に取り付けた小型カメラを使って、乗客の女性のスカートの中の下着などを盗撮した疑いが持たれている。

目撃情報などから警察が捜査を進め、宮本容疑者から任意で事情を聞いていたが、犯行を認めたことなどから26日逮捕した。警察はカメラのデータを解析するなどして被害者の特定や事件の詳しい経緯を調べている。

松山地方法務局は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾で、処分については事実関係を確認して厳正に対処する」とコメントしている。

2019年2月26日16:14配信 南海放送

業務停止処分中に診察、夫婦に実刑判決 千葉地裁

2019-02-26 21:47:03 | 傍聴記
 医師の業務停止処分を受けていた間に患者を診察したとして、医師法違反と詐欺の罪に問われた「高岡西洋医学東亜医学医院」(市原市千種2)の医師、高岡典子(59)と、夫で老人ホーム経営、利昌(62)の両被告に千葉地裁は25日、懲役3年、罰金30万円(求刑懲役4年、罰金30万円)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で岡田健彦裁判長は、両被告が違法に診療することの共通認識があったと認定。別の医師が診察したように装って保険診療の報酬支払いを請求したことなどから、詐欺の故意や共謀が成立すると判断し「制度を悪用し、多数回にわたり常習的。保険医療制度をないがしろにした」と述べた。

 判決によると、医療費の不正受給で有罪判決を受けて業務停止期間中の2016年6~11月、共謀して17人に計92回の医療行為を実施。別の医師が診察したように装い、診療費計約63万円を詐取した。

2019年2月26日 05:00 千葉日報