午後1時30分から2時まで701号法廷(島田環裁判官)で市原警察署巡査の窃盗、詐欺の裁判を傍聴しました。
浅岡高志被告は紺ジャケットを着て腰縄手錠姿で入廷しました。
検察官は若い女性検察官でした。被害金額が被害者の供述調書に基づくもので、後から証拠資料での立証を取消して手際が多少悪いという感じになっていました。
証言台の前での人定質問です。
それによりますと本籍は花見川区幕張町で現住所は船橋市上山町のマンションのようです。
検察官の起訴状朗読です。
それによりますと、詐欺罪について令和5年5月31日午後5時頃に美浜マリーンズストア スタジアム店において不正なクレジットカードを用いて店員を欺き、正当の権限があるように装い購入の意思があるように誤信させてフェイスタオル(2900円)の交付を受けたものである。 罪名及び罰条 詐欺 刑法246条
窃盗罪について令和5年2月28日、市原市ちはら台南においてクレジットカードを窃取したものである。 罪名及び罰条 窃盗 刑法235条
罪状認否において浅岡被告は、「間違いありません」と罪を認めました。
証拠調べになります。
被告人は平成18年に警察官になりました。千葉県各地の地域課、交通課を回り令和4年に市原警察署地域課に配属され令和5年4月まで辰巳台交番に勤務、犯行時まで光風台交番に勤務していた。警察官の処分歴が2件ある。
令和5年2月28日、ちはら台駅前交番に勤務中、被害者の親族から安否確認を受けたことから消防隊員とともに被害者方で被害者を発見し病院に搬送した。病院で必要になる保険証を探していたところ、クレジットカードを見つけ自分の買い物に使おうと考えズボンのポケットに入れて窃取した。
窃取したカードを自己の買い物、飲食の使用を繰り返していたところ、5月31日に同店で公訴事実記載の犯行に及びました。カードを窃取した日から利用停止の措置が取られた6月22日までの間に多数回に渡り不正使用し被害額は317万円になります。
本件犯行は、被害者の姉がクレジットカードの紛失届を出しカード会社から警察に被害届が出されたことから発覚した。
裁判は追起訴が予定されていて次回は来年2月になります。