医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

慶応大学経済学部生 てんとう虫公園 幼女への強制わいせつ事件 有罪判決!

2022-10-27 20:14:06 | 傍聴記
午前10時30分から801号法廷(小林麻子裁判官)で、慶応大の幸田被告に対する強制わいせつの裁判の判決が言い渡されました。

裁判官が入廷し開廷すると、黒スーツ姿の被告人が、証言台の前に立ち言い渡しを受けました。

主文
被告人を懲役2年(求刑 懲役2年)に処する。ただし裁判が確定してから4年間、執行を猶予する。執行猶予の期間中、被告人を保護観察に付する。

理由
罪となるべき事実は起訴状と同様です。

量刑理由
被告人は、公園で遊んでいた8歳の女子児童に対しわいせつな行為をしようと考え、ドーム状の遊具内において、強度のわいせつ行為を行った。その犯行態様は悪質で卑劣です。

被告人は被害者の人格を省みることなく自己の性欲を満たす為に犯行に及んだものであり動機に酌量の余地はない。被害者が受けた肉体的、精神的苦痛は大きく将来にわたり被害者の精神に大きな悪影響を与えることが懸念されることから被害結果は重大です。

しかしながら被告人が事実を認め反省文を書き300万円を払い示談が成立していること、小児性愛障害の問題に向き合うべく専門機関を利用して再犯防止に向けて意欲を示している。親が監督を誓っていることなど斟酌すべき事情がありますので今回は刑の執行を猶予します。

事件の性質、再犯防止のために執行猶予期間中、保護観察処分にします。
保護観察処分は保護司のところに定期的に通い監督を受けなければならない。守らなければいけない事項があり約束を破ると執行猶予が取り消されて刑を受ける可能性もあります。
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