医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

千葉県警元警部 性的暴行などの罪で懲役13年の実刑判決

2023-09-28 18:42:27 | 傍聴記

住宅に忍び込み女性3人に性的暴行を加えたほか、駅などでも別の女性を盗撮した罪に問われた千葉県警察本部の46歳の元警部に対し、千葉地方裁判所は「被害者が受けた苦痛は計り知れず悪質だ」として懲役13年の実刑判決を言い渡しました。

千葉県警察本部の元警部、岡田誠被告(46)は、暴力団の事件を捜査する捜査4課の課長補佐を務めていた去年8月、駅で盗撮しているところを現行犯逮捕されたのをきっかけに過去に性的暴行を繰り返していた疑いがあることがわかり、3件の性的暴行事件と3件の盗撮事件で起訴されました。
27日の判決で千葉地方裁判所の品川しのぶ裁判長は「自身のゆがんだ欲望を満足させるための身勝手で悪質な犯行で、被害者が受けた苦痛は計り知れない」と指摘しました。
そのうえで、「法を順守することを期待される現職の警察官が重大な犯罪を犯したことによる社会への反響は大きい」などとして、懲役13年の実刑判決を言い渡しました。
岡田被告は黒色のスーツを着て白いマスクに黒縁の眼鏡をかけて出廷し、判決の言い渡しでは、証言台の前に立ってまっすぐ正面を向いて話を聞いていました。

元警部に懲役13年の実刑判決が出されたことを受けて千葉県警察本部監察官室は「引き続き職員の犯罪行為の防止に努める」と話しています。

岡田誠元警部はこれまでに6つの事件で起訴されました。
【性的暴行3件】
起訴状などによりますとこのうち3件は2014年7月から2017年7月にかけて、10代後半から20代後半の女性3人に性的暴行をした罪に問われました。
1人暮らしの女性が多く住んでいる場所を選び、いずれも無施錠の玄関や窓から侵入したということです。
【盗撮3件】
また、残りの3件は去年6月から8月にかけて、駅のエスカレーターや住宅の浴室の窓などから携帯電話で女性を盗撮したとして起訴されました。
岡田元警部は去年11月、懲戒免職になっています。

2023年9月27日 NHK

この記事についてブログを書く
« 千葉県警元警部 住居侵入、... | トップ | 弁護士が刑事事件の保釈金な... »

傍聴記」カテゴリの最新記事