今週のように寒く、暗い冬の日には陽春に輝く桜の花がいっそう恋しくなります。
久方の 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ (紀友則)
ぱっと散ってしまう桜だからこそ、いつまでも心に残り、追い求めるのでしょうか。
今日紹介するのは、京都市右京区京北井戸町にある常照皇寺の桜です。
常照皇寺は、1362年に光厳法皇によって開かれた寺で、臨済宗天竜寺派の禅宗寺院です。
境内には、国の天然記念物である「九重桜」や、御所から株分けしたといわれる「左近の桜」などの名木があります。
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庭も京都府の史跡に指定されていて、たいへん趣のある風景となっています。
所在地は、旧京北町の山の中なので、満開になるのは通常4月中旬頃のようです。
下の写真は、2005年4月16日に撮影したものです。