KATACHI-JUKU No.03を発行しました。
去る6月20日に、世田谷区成城学園前の清川泰次記念館ギャラリー(世田谷美術館分館)で開催した第3回かたち塾について報告しています。
発行が大変遅くなりました。次回(10月10日)の広報との兼ね合いと今夏の猛暑が主な原因で、ここまでずれ込んできてしまいました。
第3回かたち塾は、多摩美術大学美術学科の学生5人をゲストに迎えてのトークセッションの形で行われました。
会場のギャラリーでは、トークセッションをはさんで1週間の期間、「根源へ――『現代工芸論』から生まれてきたもの」というタイトルの展覧会を開いていました。
5人の多摩美生はこの展覧会への出品者であり、トークセッションの内容は、出品作品を見ながらの質疑応答を中心としたものです。
出品者は多摩美術大学で私の講義「現代工芸論」の聴講生で、講義を聴くか、またはテキスト『現代工芸論』を読んで自身の制作になんらかのヒントを得たことをレポートに書いていた学生です。
所属ジャンルの内訳は、油画専攻が2名(うち1名は大学院生)、版画専攻1名、彫刻学科から1名、そして工芸学科金工専攻が1名です。
「現代工芸論」という分野ではありながら、工芸学科からの参加が1名しかいないのですが、
「工芸」の話というのは、アートの分野を広くカバーする内容を含んでいると私は考えており、その考えを話していってることがこのような現象につながっていると考えられます。
この5人の学生が、『現代工芸論』からどのようなヒントを得て、どのような制作を試み、どのように発展させていこうとしたか。わずか8,9ヶ月の期間のことですが、「KATACHI-JUKU No.03」の報告を是非読んでいただきたいと思います。
WEB上でも紹介していますので、ご参照ください。
こちらから。