モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

レクチャー「床の間奪回」のお知らせ

2018年09月05日 | 床の間奪回
終了しました。会の様子はHPをご覧ください。


新しい企画として「床の間奪回」というレクチャーを開催します。
テーマは「床の間は心の置き場所」というものです。



日時:2018年9月17日(月)2:00p.m~5:30p.m.(1:30開場)
会場:土日画廊 中野区上高田3-15-2 (最寄り駅/西武新宿線新井薬師前駅)
.
定員は8名です。 ※キャンセル待ち 
参加お申し込みは早めにお願いします。


[趣向]
・ 西村陽平、井上まさじの平面作品を軸に見立てて、床にオブジェ作品や生花を据えます。
現時点で、兒嶋画廊の兒嶋俊郎さんの制作になるオブジェや、ガラス作家大村俊二さんの花器なども用意しています。
・ 鑑賞会を兼ねて、取り合わせの意図を解説し、またフリートークにより、各作品に対する感想や批評を語り合います。
・ 取り合わせのヴァリエーションを様々試みながら、「心地よい」あるいは「刺激的な」現代床の間飾りの可能性を探ります。

詳細、参加のお申込みはこちらをご覧ください。

「床の間奪回」の趣旨については、2010年から11年にかけて当ブログで一度提案しています。
こちらも参照してください。



コメント

「人は日々」のVIDEO版のライブラリーを「かたち21」HP]内に開設しました。

2018年07月20日 | 「人は日々」



作家の個展会場で展示されている作品を撮影させてもらい、質問に答えてもらう形の取材をさせてもらいました。

ぶっつけ本番の取材で、個展会場の臨場感と作家の「素(日々)の語り」を聴いていただくことを主眼としています。

「ライブラリー」からアクセスしてください。
「人は日々」のVIDEO版のライブラリー
現在、5本作成しています。
縄文、江戸切子、伊賀焼、ファイバーワーク、曜変天目がテーマです。


コメント

第5回公開講義「現代工芸論」のお知らせ

2018年07月07日 | 公開講義「現代工芸論」

第5回の公開講義は

日時 7月13日(金)5:00p.m.~66:30p.m.
会場 狩野グラススタジオ(港区元麻布)

タイトルは「そもそも工芸とは?」です。


このテーマは次の第6回目まで2回にわたってお話します。
今回は“工芸”という言葉をめぐっての話で、
前半は、「概念としての“工芸”と、分野を表す言葉としての“工芸”」
後半は、、「“工芸”という言葉は厳密には外国語に翻訳不可能」
をテーマとします。

前半は、“工芸”という言葉は明治になってから使われ始めたこと、
その時期は“工業”や “美術”という言葉が使われ始めるのとほぼ同時期ですが、
“工業”や “美術”が翻訳語であるのに対して、“工芸”は翻訳語ではない、ということを話します。

後半は、19世紀後半から20世紀前半にかけての国際社会の中で、
日本が置かれていた状況の特殊性というところから説き起こしていく予定です。

毎度のことですが、他では聴けない内容になると思っています。
聴講に来られるのをお待ちしています。


その他詳細はこちらでご覧ください。
コメント

‟現代工芸”とは?

2018年06月27日 | 公開講義「現代工芸論」

第4回公開講義「現代工芸論」のテーマは“現代工芸とは?”です。
現代工芸の“現代”たる所以はどこにあるでしょうか?

一つの考え方として、現代の技術と素材を使うということがあります。
素材は主として複製素材(工業的に製造された材料)が使われることが多いので、
この点は条件を満たしていると言えます。

現代の技術ということで言えば、IT技術や3D、AIの技術が代表的です。
たとえばコンピュータを導入して工芸作品を作っている例は多く見られるようになりました。
3Dやロボットなど、積極的に取り入れていけばよいかと思います。

しかしそう考えたときに、伝統的な技術(たとえば、手作りそのもの)の上に成り立っている工芸制作は、
現代工芸と言えるのか、という問題が他方で発生してきます。
用途を否定したオブジェ作品が、手作りで成立している場合というのがこれですが、
厳密には、こういうのはむしろ伝統工芸の延長上に成り立っているものと考えるべきではないでしょうか?
(伝統工芸の定義の中には、「伝統的な技術と素材を使っている」ということが含まれている、
ということを、前回はお話ししました。
伝統工芸の中にも、直接の用途のない置物がたくさん制作されています。
オブジェ作品というのは、それが手作りなどの伝統的技術を主体として制作されている場合は、
伝統工芸の範疇で見るべきではないかという気がします。

今回はその辺の問題提起もしたいと思います。

コメント

第4回公開講義「現代工芸論」開催のお知らせ

2018年06月20日 | 公開講義「現代工芸論」

公開講義「現代工芸論」音声版の3回目(第5講、第6講)をアップしました。

テーマ:❝伝統工芸”とは?

第5講 日本伝統工芸展と(財) 伝統工芸品産業振興協会の各々の“伝統工芸”の定義
第6講 “伝統”と“工芸”はなぜ結びつきやすいのか。

こちらからアクセスできます。


第4回の公開講義は
日時 6月30日(土)3:00p.m.~4:30p.m.
会場 狩野グラススタジオ(港区元麻布

です。

テーマは「現代工芸とは?」です。
伝統工芸が一般に浸透しているのに対して、現代工芸というとほとんどの人は、“なんのこっちゃ”という感じで受け止めます。
でも、伝統工芸という言葉ができる前に“近代工芸”という言葉があって、近代工芸から現代工芸への言葉のつながりがあるのです。

前半は近代(現代)工芸の成り立ちを、その歴史的経緯を追って解説します。
後半は、現代工芸の特徴をいくつか挙げながら、その問題点についても言及したいと思ってます。

その他詳細はこちらでご覧ください。
コメント

クールジャパンと伝統工芸

2018年06月08日 | 公開講義「現代工芸論」


古谷経衡さんの最新のレポート「海外で見た酷すぎるクールジャパンの実態」という記事がネット上で話題になってるようですが、
“クールジャパン”に限らず、“伝統工芸”も、現代の日本人にとっては実態としては同根です。
今朝、TOKYO-MXのニュース番組に古谷さんが出ていて、同じ話題を取り上げてました。
それを聞きながら私が思ったことは、“伝統工芸”とか“クールジャパン”というのは、
“何も考えない日本人”ということを浮き彫りにしている、という意味で相似的な現象だな、ということです。

“クールジャパン”は外国の人が見つけた“素晴らしき日本”であって、日本人自身は“素晴らしき日本”についてこれといった知見を有していないし、
“伝統工芸”だって、“伝統”ということの内実はほとんど空洞です。

次回の公開講義「現代工芸論」のテーマは「伝統工芸とは?」ですが、このテーマには上記のような問題が控えています。
一見、変わりばえのしないテーマのように感じられるかも知れませんが、
“クールジャパン”や“伝統工芸”の問題に対する考え方の基本的な枠組みを提示しようと思っています。

第3回の公開講義は
日時 6月15日(金)5:00p.m.~6:30p.m.
会場 狩野グラススタジオ(港区元麻布)
詳細はこちら
コメント

第3回公開講義「現代工芸論」開催のお知らせ

2018年05月31日 | 公開講義「現代工芸論」

第3回の公開講義は
日時 6月15日(金)5:00p.m.~6:30p.m.
会場 狩野グラススタジオ(港区元麻布)

です。

テーマは「伝統工芸とは?」で、伝統工芸はどのように定義されているかということと、
「工芸」といえば「伝統」がいつもくっついてくるのはなぜか、についての解明を試みます。


その他詳細はこちらでご覧ください。


公開講義「現代工芸論」音声版の第2回目(第3講、第4講)をアップしました。
有料(1講 300円)ですが、第1講「なぜ工芸を語るのか」のさわりの部分(フリップ付き)が
試聴できるるようにしましたので、聴いてみてください。






第1回(第1講、第2講)、第2回、第4講(第3講)の講義の音声版は
「工芸評論かたち」のホームページからアクセスできます。
コメント

音声版「現代工芸論」を始めました。

2018年05月18日 | 笹山央著『現代工芸論』


音声版「現代工芸論」を始めました。


書籍『現代工芸論』の続編として、「工芸」とはどういうものであるかを、

世の中に流布している誤解や俗説を修正して、一般の方にも理解できるように

一番基本的なところから解説していくことを試みるものです。


試聴していただいた方からは、書籍で読むより頭に入りやすいとの評価をいただきました。

是非聴いていただきたいものです。


1冊(1回)300円の「NOTEを購入する」という形で聴講できるシステムになっています(クレジットカードが必要です)。


第1回———————なぜ「工芸」を語るのか
第2回———————「工芸」と「工業」の違い

聴講は「工芸評論かたち」のHPからアクセスできます。


クレジットカード決済以外の購入方法は、
「工芸評論かたち」にお問合せください




コメント

新冊子「かたち―—人は日々」を創刊しました。

2018年05月10日 | モノ・こと・ことば
新冊子「かたち——人は日々」を創刊しました。




この冊子は、基本的には1979年の季刊工芸評論誌『かたち』創刊以来、
今日まで断続的に継続してまいりましたプリントメディア「かたち」のシリーズの最新版として発行するものです。
今回はサブタイトルを“人は日々”として、「かたち」主幹の笹山が、
工芸・アートの創作とその周辺で活動する方々を個別的に紹介・論評させていただくという編集方針をとっています。
1.誌名・サブタイトル――――「かたち――人は日々」
2.体裁―――――――――――B5版16頁または24頁、4色刷
3. 発行回数―――――――――年間2回(春季・秋季 2020年まで)
4.販売価格―――――――――1冊1,100~1,300円(税込)
5. 主な内容
作品紹介と評論―――「日々精進の結実としての創作」というところに主眼を置きます。
一人3頁で構成
1冊4人(16頁の場合)~6人(24頁の場合)

ご購読は2年分または、3年契約でお願いします。

   2年分(4回分)―————5,000円(送料込み)
   3年分(6回分)―――――7,000円(送料込み)

お申し込みはこちらからどうぞ。
コメント

「かたち」ホームページをリフォームしました。

2018年03月17日 | モノ・こと・ことば

このブログの母体である「かたち」のホームページをリフォームしました。
Word Presのフォーマットで作りましたので、旧のものより見やすくなったかなと思います。

リフォームした「かたち」のHP

「かたち」は1979年に季刊現代工芸誌『かたち』を創刊するところから始まっています。
新しいホームページでは、『かたち』の創刊から今日に至るまでの足跡を、
印刷発行物を中心に掲載しています。

また、新年度からの新しい催事企画として、アーチストの新人による展覧会「根源へ――『現代工芸論』から生まれてきたもの」や、
新冊子「かたち―人は日々」の創刊のご案内や、ヴィジュアル版「現代工芸論講義」のご案内も掲載していく予定です。

新年度からの「かたち」の新たな展開をお楽しみに!!
コメント

KATACHI-JUKU No.15を発行しました。

2017年12月21日 | 「かたち塾」




特集は「音を体験するワークショップ」で、講師はパーカッショニストの永井朋生さん、
今回3回目です。

参加者各自“音の出るもの”を持ち寄り、前半は、それぞれの“音の出るもの”の音を聴いていきました。ユニークなところでは、松ぼっくり、500ml牛乳紙パックに輪ゴムをかけたもの、使い古しの毛筆などがありました。
永井さんは、「こんな音も出せる」と言って予期しなかった音を出してみせたりすると、場が一挙に盛り上がっていきました。
最後にいきなり全員での即興合奏を行って、空気があったまってきました。

後半は、永井さん持参の打楽器を各自が選び、拍子を導入して、即興合奏に挑戦しました。
8泊のうちの2箇所で自分の楽器を鳴らすのですが、やってるうちにリズムが生じ、他の人の音が聴こえるようになって、演奏は次第にグルーヴしていったのです。
最後は各自持参の“音の出るもの”と永井さんの打楽器とのミックスで、曲の流れにメリハリをつけて演奏したので、全員音の世界に完全にのめり込んでいったのでした。

このワークショップの一番すごいなと思ったのは、“練習”という概念なしに、“音の出るもの”(いわゆる楽器を含めて)を手に取った初っ端から“音楽”を愉しんでいけるというところです。
それはこのワークショップが“音の根源”と向き合っていくところから始まっているからであると思います。

KATACHI-JUKU No.15ではその経過を更に詳細に報告するとともに、参加者の感想も紹介しています。

なお、KATACHI-JUKUは今号をもって最終号となりました。
ご参加、ご購読ありがとうございました。

来春から新冊子『かたち―人は日々』を発行します。
内容は数名の作り手の日々の制作を個別に論評していきます。乞うご期待ください。
かたちのHPも現在リニューアル中ですのでご覧ください。→  


コメント

第15回「かたち塾」のお知らせ

2017年11月18日 | 「かたち塾」

第15回「かたち塾」のお知らせ

タイトル―――音を体験するワークショップ[Ⅲ]
講 師――――永井朋生(パーカッショニスト・作曲家)
日 時――――2017年12月9日(土).1:15p.m.~4:30p.m.
会 場――――和光大学ポプリホール鶴川 練習室3
受講料――――4,000円  (茶菓子代込)
受講者数―――満席で締め切りました。
趣向―――――参加者全員による即興演奏を目指して、「音づくり」のワークショップを行います。

※ 楽器以外の「音の出るもの」を1~3種類ご持参ください。
(これまでの例:鍵束、紙箱、ティーカップ、うちわ、こけし、木の実、金属製のもの、など)



前回の即興演奏は1回60~90秒ぐらいの長さで、10takeほど録音しました。
永井さんが動画を用意してくれていて、採録した曲と合わせると、画像と演奏が結構合っていたのが、思いがけない発見でした。

永井さん曰く「失敗というのはないのです。すべてが受け入れられます。」
でも創造性が触発されていくワークショップです。

これまでの参加者は全員、器楽演奏は初めての方々ばかりでした。
どなた様もお気軽にご参加ください。
永井さんの演奏もあります。


詳細は当塾のHPでご覧ください。
受講のお申込もHPからできます。

コメント

KATACHI-JUKU No.14を発行しました。

2017年11月13日 | 「かたち塾」

KATACHI-JUKU No.14を発行しました。



特集は「五感の探索――味覚のシンフォニーを愉しむ」ということで、東京・青山の和食料理店のランチコースを賞味しました。




味しいものを食べると言葉が口をついて次々と出てくるのです。
会食の間、会話が途切れることがなく、また、塾としてやっているという自覚を参加された皆さん持たれていたので、料理に対する感想やコメントもたくさんありました。
そういうわけで、今回は皆さんの発言で構成しました。
食事は総じて堪能されたようです。

タイトルに「五感の探索」とありますが、食後の板長さん(店主でもある)への質疑応答では、単に味覚だけでなく、視覚・聴覚・嗅覚・触覚への配慮が常日頃からなされていることが了解されました。
板前さんにとっては、料理を作るということはそのまま人間としての修練を積み重ねていくことであるということが伝わってきました。

次回かたち塾は「音」を体験するワークショップです。
初めての方もぜひご参加ください。
詳細、お申込みはこちら

コメント

第14回「かたち塾」味覚のシンフォニーを愉しむのお知らせ

2017年10月06日 | 「かたち塾」

第14回「かたち塾」のお知らせ

タイトル―――味覚のシンフォニーを愉しむ
講 師――――笹山 央(かたち塾代表・工芸評論)料理店店主(料理人)
日 時――――2017年10月21日(土).
会 場――――東京都港区南青山にある和食料理店
受講料――――10,000円  料理とお飲み物代含みます。
受講者数―――10名様まで(要予約)

詳細は当塾のHPでご覧ください。
受講のお申込もHPからできます。

これまで〈見る〉ことを中心に〈聴く〉〈嗅ぐ〉と五感のはたらきをテーマにした塾を開いてきましたが、今回は“味わう”にスポットを当てます。

私(かたち塾長)の場合、ここでの食事は単に「美味しいものを食べる」というだけではなく、コンサートを聴いたり、観劇したりするときの時間の流れに浸るような感覚を愉しんでいます。


全席に窓があり、四季ごとに造作が変えられる坪庭の風情も愉しみの一つです。
向かいの壁に植栽の影が映り、それが時々刻々と変化していくのですが、抽象的動画を見ているような面白さがあります。

食後にはご店主にも、質疑応答形式でお話を聴くことになっています。
コメント

KATACHI-JUKU No.13を発行しました。

2017年09月30日 | 「かたち塾」



「長谷川沼田居美術館を訪ねる」というのが特集タイトルですが、9月10日に栃木県足利市にある同美術館を訪ねて、折から展示していた20点ほどの作品を鑑賞しました。
足利市立美術館学芸員の江尻潔氏に懇切な解説をしていただいたので、その時の話を中心に報告しています。

沼田居については、当ブログの前回の記事にも少し書いていますし、資料の紹介もしていますので、ここでは省略します。
しかし、沼田居の作品はたとえ小品であっても、生で接すると感慨を新たにするところがあり、
今回のKATACJI-JUKUは通常のフォーマットに従った作りではなく、ほとんど全ページをこの特集に当てています。
表紙もなるべく作品が目立つようにレイアウトしました。

ひとつ新しく付け加わった観点を書いておきますと、
沼田居は晩年の10年を両眼摘出による全盲状態で、それでも絵を描き続けていくのですが、
最晩年の1年間ほどは、「消え失せた眼の玉再び帰り来たる」という境地に達するのです。
それまでの苦闘はすさまじいものがありますが、そこまで至った画家は、私の知る限りでは他にいないと思います。

参加者の中野みどりさんのブログの「長谷川沼田居美術館を訪ねて」の記事はこちらから。

かたち21HP

コメント