月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

夫の誕生日祝いは犬山城ツアー

2021-07-21 | 
もうすぐ夫の誕生日、ということで、18日(日)・19日(月)で1泊2日の旅行をプレゼントした。
夫は今年40歳。節目の年齢なのでちょっと奮発した。こんなの10年に1回よ~

2人でずっとキャンプのついでに城めぐり(時には城址めぐり)をしていて、とりあえず現存12天守は制覇しようと思っている。
そこで夫が行きたがっていた犬山城(愛知県)にした。
近くにキャンプ場がないし、2時間くらいで行ける距離だし、旅行でまわろうと思っていたのでちょうどよかった。

10時に家を出て、12時過ぎには犬山駅に到着。
城下町が観光スポットになっていて、食べ歩きができるということなので、お昼はそこで済ませた。
夫が行きたがっていた「昭和横丁」で、まずは犬山の地ビールとソーセージを。


ベンチに座って食べていたら、斜め前の店の冷蔵庫とメニューが目に入った。
「日本酒ある・・・」
「焼き牡蠣やって!」

ふらふらとその店へ入り、焼き牡蠣と日本酒を注文した。
7個で1000円!安い!


隣の人が注文していた焼きそばが美味しそうだったので、それも頼んだ。
おいしい~!


大満足で店を出て、犬山城へ向かった。
かなり暑かったが、それは覚悟のうえ。吹き出してくる汗をぬぐいながら、城まで歩いていった。

来た~!犬山城!!


天守はわりと小さかった。
中に入って上までのぼってみると、景色がすごい!
城からの眺めは一番いいかもしれない。
夏は暑いけど、晴れた日の空や川、海などは色が鮮やかで本当にきれいだと思う。


木曽川が天然の堀になっていた。かなり幅も広いので、「これは渡れへんやろ」と夫と攻め方を話していたが、実は木曽川から攻められて陥落していると後で知る。
たくさん記念写真も撮って、夫もご満悦。「ずっと来たかってん。ありがとう」と何度も言っていた。
夫が喜んでいるのが、私もうれしかった。

汗だくになって坂を下り、この日泊まる温泉旅館へ向かう。
写真でもわかるように、なんと犬山城から徒歩数分という場所。
「灯屋 迎帆楼」


ロビーも素敵。
ここでお茶とお菓子をいただきながらチェックイン。


お部屋がまたすごい。
10室くらいしかなくて、全室に半露天風呂がついて、ほとんどがメゾネットタイプ(部屋が二階建て)。
落ち着いた雰囲気で素敵!


1階のテラス


2階への階段があるのを見て、夫がなぜか笑い出した。
「なんで旅館の部屋に2階があるの?不思議で笑ってしまう」と言って、ずっと笑っていた。(相当うれしかったみたいだ)


2人で上まで駆け上がる。
6畳くらいの和室とテラス。


テラスからは木曽川と犬山城もちらっと見えた。


また1階に降りて、今度はお風呂を見る。


これが本当に素晴らしいロケーションで、半露天風呂から犬山城を眺められる。もちろんお湯は温泉だ。


部屋のドリンクが、これまで泊まったどんな高級宿よりも充実していた。
私の好きなマリアージュフレールの「マルコポーロ」まである!


ゆっくり温泉に入って、それから貸切温泉にも入りにいった。
こちらも真正面に犬山城が見える。
いや~、これはもう城好きにはたまらんよ。


そして、夜ご飯へ。
ここの料理長さん、センスあるなぁと思う。全体的に上品な味付けだし、器もいい。
それに、日本酒とワインのラインアップが尋常じゃない。お酒にこだわったレストランなみの品揃えだった。

前菜


椀物


お造り


料理長の逸品(太刀魚塩麹漬け焼き)


蓋物


強肴


御飯物・止椀・香物


水菓子


どれもおいしかったが、びっくりしたのが実は御飯物で、とうもろこしの炊き込みご飯だったのだが、それだけでもおいしいのに、「味変」を楽しめるように3つのトッピングがついてきた。
別の種類のとうもろこしバター炒め、溶かしバター、カリカリベーコン。
これがおもしろくて、とうもろこしを入れるとさらに「とうもろこし御飯」がおいしくなり、溶かしバターを入れると「朝食」の味になり、ベーコンを入れると「チャーハン」の味になった。
これぞ「味変」!料理長のセンスが素晴らしい。

御飯は土鍋で出てきたので、さすがに全部は食べきれなかったが、おにぎりにしてもたせてくれた。
小さなお稲荷さんまでついている。


部屋に帰る前にロビーに寄ったら、部屋にも十分にあるのに、無料のドリンクがとても充実していた。
コーヒーやいろんなお茶、ジュースはもちろん、なんと樽のワインまであった!
おつまみやスイーツまで!
赤と白を1杯ずつと、おつまみをもらって部屋まで帰った。

夜のテラスからの犬山城も最高!


夫とテラスでワインを飲みながらおしゃべりしようと思っていたが、お腹がいっぱいすぎてベッドに横になっていたら、いつの間にか寝てしまった。

翌朝、習慣で6時に目覚める。
朝食までやたら時間があったので(8時半だった)、昨日のおにぎりとお稲荷さんをパクパク食べる。
マルコポーロをいれて、置いてあったクッキーも食べた。これがまた美味しい。

朝風呂を楽しんだ後は、朝食。
夜もそうだったが、部屋食ではなく、個室の食べる場所がある。(これが一番好き。部屋食は本当にやめてほしい)
朝は夜とはまた別の部屋で、木曽川を眺めながら食べられるところだった。
天気がいいので、きれい。


朝食も充実していた。
特にこの地方名物の「朴葉味噌」が白ごはんに合う!
全部食べて、ご飯もおかわりした。


がんが再発してから、朝ごはんを「にんじんと大根のすりおろし」と「小豆昆布」にしているので、久しぶりにこんなに食べてしまい、部屋に帰る途中でしんどくなってしまった。(なぜ完食しておかわりまでする・・・)
部屋に戻り、ベッドで少し横になる。
夫はチェックアウトまで二度もお風呂に入っていた。
とにかくずっと嬉しそうだったな。リラックスしていたな、と思う。
夫の嬉しそうな顔を見るだけで、私も笑顔になってしまう。

最近、夫はずっと新規開拓のために頑張っていて、DXのことなども勉強するために山ほど本を読んでいた。
毎日Amazonから届く本の量がえげつなかった。
東京に行って顔合わせして、プレゼンして、コンペを勝ち抜き、見事に案件をGET。
そればかりか、「ここまでしてくれるんだ」と先方を感動させ、初めての会社なのに他の部署の仕事までもらえるという快挙。
どれだけプレッシャーがあるのかと想像するだけで怖いが、それでも家で不機嫌になるのはいつも私で、夫は常にニコニコ。

でも、この旅行で夫が本当にリラックスしている時の顔を久しぶりに見た気がした。
ああそうだった、この人はこんな顔だったと思った。
疲れた顔が日常になってしまっていたんだな。
素晴らしい宿と旅行をプレゼントできて、よかったなと思った。

そうそう。この宿はスタッフの人たちもみんな感じがよかった。
一流の宿って、そういうことだなと思う。
とにかく少しも嫌な思いをすることなく、ただただ幸せな1泊だった。

帰りに私はひつまぶしを食べたかったのだが、夫がまた昭和横丁へ行きたいというので、そうした。
私は食べたかった可愛いお団子を食べられたので満足。


犬山地ビールの飲み比べセットも。


犬山城下町、最高やな。雰囲気もすごくいい。


また名鉄に乗って、名古屋から新幹線に乗って帰ってきた。
よく食べ、よく飲み、よく歩いた2日間。
夫の40歳の誕生日を私なりに精一杯お祝いできたと思う。

50歳も60歳も・・・ずっとこんな良い日を贈ってあげたい。



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2 コメント

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いろいろ感想 (あや)
2021-07-22 10:12:17
犬山って考えたこともなかったけど、すごいいいところやね。
観光に行きたくなった。

ふたりでリラックスした時間を過ごせのが伝わってきて、
きゅんとした。

いつも思うけど、素敵な宿の見つけ方を教えてほしい。
検索しても、そういうのが全然見つからないんですけど。
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いい宿の見つけ方? (かおり)
2021-07-22 18:54:10
あや
犬山おすすめ!
お城見て、温泉入って、城下町を食べ歩きして。ちょうど1泊2日で楽しめるし、そちらからでも行きやすい距離では?(名古屋から名鉄で30分)

キャンプじゃない旅行は久しぶりで、すごーく楽しかったし、宿がよかったのでリラックスしたなぁ。

素敵な宿の見つけ方・・・
なんだろう?笑
直感?!
飲食店もそうだけど、ものすごく時間をかけてリサーチするのと、説明文やクチコミから自分の感性に合うかどうかを判断する能力が高いのかもしれない。(はずれなし!)
自分の好みがはっきりしているのもいいのかも。
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