昨日は「藤蔭まつり」。
私の母校(高校)の同窓祭だ。毎年5月の3週目日曜日に開催される。
そこで、毎年模擬店の出店を募っているので、いわさきっちがお菓子の店を出している。今年で3年目だ。
私とゆうちゃん、ひょんなことから再会した同級生のOくん、Kくん、そしてなぜかうちの夫がスタッフとしてお手伝いをしている。
(夫は私の母校とは無関係。単に人手が足りないのと、彼がお祭り好きなのとでお願いした)
今年も約270個のケーキやクッキーが並んだ。
今年はホールも1台。
ラベルを作るのは私とゆうちゃんで、今年は袋に貼る作業も手伝ったが、基本的にいわさきっちが全てのお菓子を焼いて袋詰めして搬入する。
バターケーキが6種類
ブラウニー3種類
バスク・オ・ノワ
フロランタン
クッキー4種類
これだけの数を1人で作るのだから本当に大変だ。
だけど、今年は手間のかかるものも増やし、新作も入れたりして、かなり充実のラインナップだった。
昨年は創立100周年ということで人出も例年の2倍くらいあったようだが、今年は101周年という中途半端な年なので、人出はあまり期待できなかった。
案の定、昨年より明らかに減っている。
だけど、お菓子は同じ数かそれ以上売れ、今年もめでたく完売!
Oくんとゆうちゃんがかなり積極的に試食販売をお客さんに勧めてくれたので、それが売上に繋がったと思う。
いつも商品を作るだけで疲れきってしまい、当日は脱力しているいわさきっちも、いつもよりしっかりアピールしていた。
(私が一番働いていないかも?!)
Oくんは本当に上手に販売してくれるのでありがたい。
彼がいなかったら、正直、完売できる自信がない。
そう思うと、商品の出来が良いというのは「当たり前」の事で、それを売るための広告や販売戦略、接客というのがいかに重要かということを改めて感じた。
いろんな人の想いと能力が集結して、1つのチームになって、「完売」という目的を果たすことができるのだなぁ。
お客さんも本当にいろいろで。
80代のおじいさん、おばあさんも来ている。
昭和20年代卒業とか、あまりに昔過ぎて驚いてしまうけど、歴史のある高校に通えてよかったなぁと思った。
皆、愛校心が強いのだ。
それから、子供連れの方もたくさんいて、小さな子供がいわさきっちのケーキを試食して美味しさに顔がほころんでいるのを見ていたら、目頭が熱くなってしまった(得意の妄想感情移入)。
200円を握り締めてやってきて、「これください」とケーキを買っていく。
あれもこれも美味しそうで、目移りして決められなくて悩んで・・・
子供は正直だから、これがいわさきっちのお菓子の評価だなぁと思った。嬉しかった。
3時にはすべて売り切って、撤収。
いつもいわさきっちは疲れきっていて、打ち上げに参加せずに帰るのだが(主役なのに!)、今年は「元気だから行く」と言ってくれた。
(もしかしたら、私がしつこく誘ったうえ、ねちねちと嫌味を言ったからかも)
何にしろ、来てくれた。
やっぱり主役がいないとねぇ・・・
Kくんもいろいろトラブルがあって、まつりに参加はできなかったのだが、打ち上げだけは来てくれた。
ようやくチーム全員集合だ
(なぜかうちの夫もチームメンバーに・・・)
何かをやり遂げた後のビールはいつもより一段とおいしく感じられた。
「この1杯のためにやってるみたいなもんやな(笑)」と言って笑う。
いや、もちろん、いわさきっちのためにやっているんだけど、実は売るのも、売った後のビールも、とっても楽しみで・・・。
本当に何が目的かわからんなぁ。
それから、昨日は1つ素晴らしくいい展開があった。
「なんとかいわさきっちがもっと自由にお菓子を販売できるよう、営業許可がおりるような厨房が欲しいねぇ」
ということを皆で話していた。
今借りている工房(マンションの1室)では、洗い場の形式などの問題で保健所から営業許可はもらえないらしいのだ。
許可さえあれば、もっとネット販売も積極的にできるし、この祭りなどのイベントでもリピーターになってもらえるような営業活動もできる・・・。
皆でああしたらどう?いや、こうしたら?と話し合っていたら、Kくんが言った。
「僕の家が持ってる店舗の1つがうどん屋さんやったんやけど、閉めてしまったから、今空いてるよ」
なんと!!
Kくんの実家は、土地持ち、不動産持ちで、Oくんいわく「K財閥」なのだが(笑)、そのK財閥の持っている店舗に空きがあって、それを安く貸してくれるというのだ。
Kくんにしても、どうせ使っていないのなら、家賃収入があるほうがお得ということで気持ちよく提案してくれた。
さすがK財閥!!
私はもう、あまりの展開に、なんだか腰に力が入らなくなった(笑)
笑いも止まらん。
踊りたくなった。
なんだ、灯台下暗し。
こんなところに、長年のお悩み解決のヒントが転がっていたなんて!!
いわさきっちに躊躇する隙も与えないよう、「めっちゃいいやん、やろうやろう!」「いわさきっちのペースでやれるよ!」「今と同じ額でいいんやから、何も損しないやん!」とかみんなでいろいろ言って、
「じゃあ、とりあえず近いうちに物件を見に行こう!」ということで、見に行く日までその場で決定した。
あー、もう、素晴らしい。K財閥さまさまだ・・・
私が言うのはおかしいけど、本当にありがとう、ありがとう・・・なのだ。
そのとき、Oくんが「チーム」という言葉を使った。「これはチームなんだから」と。
ゆうちゃんはデザイナー、私はライター、夫はWEBサイト運営、Oくんは販促アイディアと売り子、そして、Kくんは店舗提供。
皆がいろんなスキルや力を持っていて、それを寄せ合って、いわさきっちのお菓子屋計画を成功させる。
みんなに頼ったらいいねん、チームなんやからと、Oくんが言った。
それから、こんなことも言っていた。
40歳になったら、周りにこんなことやってるやつもいない。
そういうのに関われるのも面白い。こっちも楽しませてもらってるんだ、と。
こういう言葉は、いわさきっちをとてもラクにしてくれただろうなぁと思った。
私はすぐに力が入りすぎるから、相手も力が入ってしまう。時には人を萎縮させてしまう。
もっと人を楽にしてあげて、それで能力を発揮してもらうということが一番いいのに。
友達だ、親友だ、力になるから、頑張れ、頑張れと言っているだけじゃあ、何にも意味がない。
Oくんの説得力ある言葉を聞きながら、私も本当の意味で力になれるように成長せんとなぁと思っていた
それから、皆で楽しく笑い合いながら、ぼんやりと「やっぱり繋がってるんだな」と思っていた。
5年くらい前、ゆうちゃんとOくんがバッタリ東京で再会したのをきっかけに、皆で集まろうか、とミニ同窓会が実現。
そこから、お祭りの出店のときに声をかけ、手伝ってもらうようになり・・・
そして、3年目になって、「チーム」という結束ができ、今回の店舗の話もタイミングよく出てきた。
あのとき、ゆうちゃんが再会していなかったら・・・
祭りの出店をしていなかったら・・・
昨日、Kくんがきてくれなかったら・・・
何が欠けても、たどり着けないことってある。
そこまではいろんなちょっとした出来事があるだけ。
たいして気にもとめない。
でも、その点と点を結んでいったら、1本の太い線になってどこかに向かっていたことに気づく瞬間というのがある。
それが昨日。
店をオープンするわけではないけれど、自由に使える厨房があるなら、これまで以上のことができる。
次のステージへ行けるのだ。
とりあえず物件を見に行って、それからだな。
私もチームのみんなもわくわくしている
私の母校(高校)の同窓祭だ。毎年5月の3週目日曜日に開催される。
そこで、毎年模擬店の出店を募っているので、いわさきっちがお菓子の店を出している。今年で3年目だ。
私とゆうちゃん、ひょんなことから再会した同級生のOくん、Kくん、そしてなぜかうちの夫がスタッフとしてお手伝いをしている。
(夫は私の母校とは無関係。単に人手が足りないのと、彼がお祭り好きなのとでお願いした)
今年も約270個のケーキやクッキーが並んだ。
今年はホールも1台。
ラベルを作るのは私とゆうちゃんで、今年は袋に貼る作業も手伝ったが、基本的にいわさきっちが全てのお菓子を焼いて袋詰めして搬入する。
バターケーキが6種類
ブラウニー3種類
バスク・オ・ノワ
フロランタン
クッキー4種類
これだけの数を1人で作るのだから本当に大変だ。
だけど、今年は手間のかかるものも増やし、新作も入れたりして、かなり充実のラインナップだった。
昨年は創立100周年ということで人出も例年の2倍くらいあったようだが、今年は101周年という中途半端な年なので、人出はあまり期待できなかった。
案の定、昨年より明らかに減っている。
だけど、お菓子は同じ数かそれ以上売れ、今年もめでたく完売!
Oくんとゆうちゃんがかなり積極的に試食販売をお客さんに勧めてくれたので、それが売上に繋がったと思う。
いつも商品を作るだけで疲れきってしまい、当日は脱力しているいわさきっちも、いつもよりしっかりアピールしていた。
(私が一番働いていないかも?!)
Oくんは本当に上手に販売してくれるのでありがたい。
彼がいなかったら、正直、完売できる自信がない。
そう思うと、商品の出来が良いというのは「当たり前」の事で、それを売るための広告や販売戦略、接客というのがいかに重要かということを改めて感じた。
いろんな人の想いと能力が集結して、1つのチームになって、「完売」という目的を果たすことができるのだなぁ。
お客さんも本当にいろいろで。
80代のおじいさん、おばあさんも来ている。
昭和20年代卒業とか、あまりに昔過ぎて驚いてしまうけど、歴史のある高校に通えてよかったなぁと思った。
皆、愛校心が強いのだ。
それから、子供連れの方もたくさんいて、小さな子供がいわさきっちのケーキを試食して美味しさに顔がほころんでいるのを見ていたら、目頭が熱くなってしまった(得意の妄想感情移入)。
200円を握り締めてやってきて、「これください」とケーキを買っていく。
あれもこれも美味しそうで、目移りして決められなくて悩んで・・・
子供は正直だから、これがいわさきっちのお菓子の評価だなぁと思った。嬉しかった。
3時にはすべて売り切って、撤収。
いつもいわさきっちは疲れきっていて、打ち上げに参加せずに帰るのだが(主役なのに!)、今年は「元気だから行く」と言ってくれた。
(もしかしたら、私がしつこく誘ったうえ、ねちねちと嫌味を言ったからかも)
何にしろ、来てくれた。
やっぱり主役がいないとねぇ・・・
Kくんもいろいろトラブルがあって、まつりに参加はできなかったのだが、打ち上げだけは来てくれた。
ようやくチーム全員集合だ
(なぜかうちの夫もチームメンバーに・・・)
何かをやり遂げた後のビールはいつもより一段とおいしく感じられた。
「この1杯のためにやってるみたいなもんやな(笑)」と言って笑う。
いや、もちろん、いわさきっちのためにやっているんだけど、実は売るのも、売った後のビールも、とっても楽しみで・・・。
本当に何が目的かわからんなぁ。
それから、昨日は1つ素晴らしくいい展開があった。
「なんとかいわさきっちがもっと自由にお菓子を販売できるよう、営業許可がおりるような厨房が欲しいねぇ」
ということを皆で話していた。
今借りている工房(マンションの1室)では、洗い場の形式などの問題で保健所から営業許可はもらえないらしいのだ。
許可さえあれば、もっとネット販売も積極的にできるし、この祭りなどのイベントでもリピーターになってもらえるような営業活動もできる・・・。
皆でああしたらどう?いや、こうしたら?と話し合っていたら、Kくんが言った。
「僕の家が持ってる店舗の1つがうどん屋さんやったんやけど、閉めてしまったから、今空いてるよ」
なんと!!
Kくんの実家は、土地持ち、不動産持ちで、Oくんいわく「K財閥」なのだが(笑)、そのK財閥の持っている店舗に空きがあって、それを安く貸してくれるというのだ。
Kくんにしても、どうせ使っていないのなら、家賃収入があるほうがお得ということで気持ちよく提案してくれた。
さすがK財閥!!
私はもう、あまりの展開に、なんだか腰に力が入らなくなった(笑)
笑いも止まらん。
踊りたくなった。
なんだ、灯台下暗し。
こんなところに、長年のお悩み解決のヒントが転がっていたなんて!!
いわさきっちに躊躇する隙も与えないよう、「めっちゃいいやん、やろうやろう!」「いわさきっちのペースでやれるよ!」「今と同じ額でいいんやから、何も損しないやん!」とかみんなでいろいろ言って、
「じゃあ、とりあえず近いうちに物件を見に行こう!」ということで、見に行く日までその場で決定した。
あー、もう、素晴らしい。K財閥さまさまだ・・・
私が言うのはおかしいけど、本当にありがとう、ありがとう・・・なのだ。
そのとき、Oくんが「チーム」という言葉を使った。「これはチームなんだから」と。
ゆうちゃんはデザイナー、私はライター、夫はWEBサイト運営、Oくんは販促アイディアと売り子、そして、Kくんは店舗提供。
皆がいろんなスキルや力を持っていて、それを寄せ合って、いわさきっちのお菓子屋計画を成功させる。
みんなに頼ったらいいねん、チームなんやからと、Oくんが言った。
それから、こんなことも言っていた。
40歳になったら、周りにこんなことやってるやつもいない。
そういうのに関われるのも面白い。こっちも楽しませてもらってるんだ、と。
こういう言葉は、いわさきっちをとてもラクにしてくれただろうなぁと思った。
私はすぐに力が入りすぎるから、相手も力が入ってしまう。時には人を萎縮させてしまう。
もっと人を楽にしてあげて、それで能力を発揮してもらうということが一番いいのに。
友達だ、親友だ、力になるから、頑張れ、頑張れと言っているだけじゃあ、何にも意味がない。
Oくんの説得力ある言葉を聞きながら、私も本当の意味で力になれるように成長せんとなぁと思っていた
それから、皆で楽しく笑い合いながら、ぼんやりと「やっぱり繋がってるんだな」と思っていた。
5年くらい前、ゆうちゃんとOくんがバッタリ東京で再会したのをきっかけに、皆で集まろうか、とミニ同窓会が実現。
そこから、お祭りの出店のときに声をかけ、手伝ってもらうようになり・・・
そして、3年目になって、「チーム」という結束ができ、今回の店舗の話もタイミングよく出てきた。
あのとき、ゆうちゃんが再会していなかったら・・・
祭りの出店をしていなかったら・・・
昨日、Kくんがきてくれなかったら・・・
何が欠けても、たどり着けないことってある。
そこまではいろんなちょっとした出来事があるだけ。
たいして気にもとめない。
でも、その点と点を結んでいったら、1本の太い線になってどこかに向かっていたことに気づく瞬間というのがある。
それが昨日。
店をオープンするわけではないけれど、自由に使える厨房があるなら、これまで以上のことができる。
次のステージへ行けるのだ。
とりあえず物件を見に行って、それからだな。
私もチームのみんなもわくわくしている
お疲れ様でした。
この歳になって、チームと呼べる人たちがいて、ほんとうに幸せだな、と思います。
素面なのに
「踊り出したいよ~♪」
と言っていたさんちゃん。
単にみんなが集まって嬉しいのかな、と思っていたらこういうことだったんだ、と納得。
でも「踊りたい」って・・・(笑)
いつもはお菓子を作ることがメインだったけど、今年になってはじめて、販売することも楽しめた気がします。
お客さんと話しながら、さんちゃんが感動したり興奮したりしている様子が伝わってきたよ。
ありがとう
あの時はすでにビールは飲んでいて、素面ではなかったけどね(笑)
まあ、でも、酔っ払って陽気になっていたわけではないよ。
なんか嬉しくて。。。
そうだね、今年は販売も頑張ってた!
みんなで売ったという感覚がよかったね。
ひとまずお疲れ様でした。
また来月~!