日曜の午後は天気がよかったので、春に向けて花壇の植え替えをした。
シーズンごとのこの行事は、私の楽しみの一つ。
この春は、元気の出るカラーを選んで、イエローガーデンにすることにした。
黄色い花を中心に、20株ほど植えていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/41/51dd294cb0a02567f4a6bba8ff94b443.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4d/60426c787da3d0704a8092e9c8821085.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/39/9e1d1616eb94e353ae7c800d2cc58c60.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/11/99992eb25080f8fe7779056bf13558d1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/f6/0f8e72a882807d632d8bf65e777b8126.jpg)
アイビーを壁に這わせていたのだが、思い切って全部抜いた。
表面だけでなく、土の奥までしっかりと根を張っていて、抜くのは大変だった。
ものすごい罪悪感。
え?こんなところまで?という離れた場所まで根が伸びていて驚いた。
それも探り当てながら、とにかく抜いていく。
「根絶やし」という言葉が浮かび、なんだかぞっとした。
土の中から根を掘り出しながら思った。
表面には見えなくても、根は張っている。それも思いがけない強さで。
自分という人間は、随分と変われたように思っていたし、実際変わった部分も多いと思うが、それでも根っこの部分はこんなふうに強く残っているのかもしれない。
普段は見えないが、土の中を掘るように、奥まで探るような出来事があると、わかってしまう。
私は、自分にあまり価値を感じていなかった。
やっぱり自分を好きではなかった。
自分には何の期待もなかった。
そういう根っこをごまかすために、一生懸命に「価値」を見出そうと頑張っていたんだなぁ。
先週金曜日に癌宣告を受けた。
ショックで眠れない夜を過ごしたけれど、朝が来たら前を向いていた。
周りの人たちに告げると「なんであなたが・・・」というような反応を受けたし、中には自分が病気になったとき「なんで私が?」と思ったという経験談を送ってくれた人もいた。
それが自分にはなかったことに驚いた。
なんで私が?!という気持ちにはならなかったのだ。
あー・・・そうきたか。
やっぱりきたか。
そんな感じだ。
最近、いろんなことがうまくいきすぎていた。
そんな心穏やかに、幸せな世界の住人になるなんて、神様はなかなか許してくれない。
そんな気持ちになる自分に、自分が一番びっくりしたのだ。
私はもう、そういう自分からは脱したと思っていたから。
根っこはあった。まだあった。
変に落ち着いた気持ちでこの状況を受け入れて、それからまた頑張ろうと思った。
まずは悪いところを取って、それからその結果によって、今後の治療が決まっていく。
どんな形でもまだ生きていけるなら、周りの人たちに恩返ししていきたい。
夫や両親、友人や仕事先の人。
皆が私のことを心配してくれるのも、ただ申し訳ない気持ちで。
夫にはとにかく申し訳ない。
私が泣いてしまうのは、それを想った時だけだ。
とはいえ。
泣いてもセンチな気持ちになっても、くよくよしても、後ろを向いても、後悔しても、状況は何一つ変わらないのだから、前を向くことにした。
生きていれば、元気になれば、なんぼでも恩返しできる。
だから、今は完治することしか考えない。
明後日はPET検査。
「初めてのことやから、ちょっと興味深いよね」と夫に言ったら、「変わってるな。俺は絶対そんなんやりたくない」と言われた。
今回は痛くない検査だから、どんな感じかなぁと、恐怖より興味が先に走ってしまう。
しかし、1、2ヶ月のうちに、人生がこんなに変化するなんて、病気って恐ろしいなぁ。
熱も出したことのない健康な人間が、毎週検査。こんなに短い期間に何度も採血したこともない。
明後日のPETでいろいろと今後のことが決まりそうだ。(結果は1週間後だけど)
1日も早く完治するためにも、転移していなければいいなと、それは祈っている。
シーズンごとのこの行事は、私の楽しみの一つ。
この春は、元気の出るカラーを選んで、イエローガーデンにすることにした。
黄色い花を中心に、20株ほど植えていく。
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アイビーを壁に這わせていたのだが、思い切って全部抜いた。
表面だけでなく、土の奥までしっかりと根を張っていて、抜くのは大変だった。
ものすごい罪悪感。
え?こんなところまで?という離れた場所まで根が伸びていて驚いた。
それも探り当てながら、とにかく抜いていく。
「根絶やし」という言葉が浮かび、なんだかぞっとした。
土の中から根を掘り出しながら思った。
表面には見えなくても、根は張っている。それも思いがけない強さで。
自分という人間は、随分と変われたように思っていたし、実際変わった部分も多いと思うが、それでも根っこの部分はこんなふうに強く残っているのかもしれない。
普段は見えないが、土の中を掘るように、奥まで探るような出来事があると、わかってしまう。
私は、自分にあまり価値を感じていなかった。
やっぱり自分を好きではなかった。
自分には何の期待もなかった。
そういう根っこをごまかすために、一生懸命に「価値」を見出そうと頑張っていたんだなぁ。
先週金曜日に癌宣告を受けた。
ショックで眠れない夜を過ごしたけれど、朝が来たら前を向いていた。
周りの人たちに告げると「なんであなたが・・・」というような反応を受けたし、中には自分が病気になったとき「なんで私が?」と思ったという経験談を送ってくれた人もいた。
それが自分にはなかったことに驚いた。
なんで私が?!という気持ちにはならなかったのだ。
あー・・・そうきたか。
やっぱりきたか。
そんな感じだ。
最近、いろんなことがうまくいきすぎていた。
そんな心穏やかに、幸せな世界の住人になるなんて、神様はなかなか許してくれない。
そんな気持ちになる自分に、自分が一番びっくりしたのだ。
私はもう、そういう自分からは脱したと思っていたから。
根っこはあった。まだあった。
変に落ち着いた気持ちでこの状況を受け入れて、それからまた頑張ろうと思った。
まずは悪いところを取って、それからその結果によって、今後の治療が決まっていく。
どんな形でもまだ生きていけるなら、周りの人たちに恩返ししていきたい。
夫や両親、友人や仕事先の人。
皆が私のことを心配してくれるのも、ただ申し訳ない気持ちで。
夫にはとにかく申し訳ない。
私が泣いてしまうのは、それを想った時だけだ。
とはいえ。
泣いてもセンチな気持ちになっても、くよくよしても、後ろを向いても、後悔しても、状況は何一つ変わらないのだから、前を向くことにした。
生きていれば、元気になれば、なんぼでも恩返しできる。
だから、今は完治することしか考えない。
明後日はPET検査。
「初めてのことやから、ちょっと興味深いよね」と夫に言ったら、「変わってるな。俺は絶対そんなんやりたくない」と言われた。
今回は痛くない検査だから、どんな感じかなぁと、恐怖より興味が先に走ってしまう。
しかし、1、2ヶ月のうちに、人生がこんなに変化するなんて、病気って恐ろしいなぁ。
熱も出したことのない健康な人間が、毎週検査。こんなに短い期間に何度も採血したこともない。
明後日のPETでいろいろと今後のことが決まりそうだ。(結果は1週間後だけど)
1日も早く完治するためにも、転移していなければいいなと、それは祈っている。
これから大変ですね。
応援したい気持ちです。
がんばります。