毎年この時期には、私の実家の両親を連れて食事へ行く。
「母の日」「父の日」合同のお祝い会だ。
二人とも特に欲しい物もなさそうだし食欲旺盛なので、食事のほうが喜ぶだろうと企画して、いつの間にか恒例行事になった。
今年は、天ぷらを・・・と思っていたのだが、行きたいお店の予約が取れなかったので、こちらも前から行きたいと機会をうかがっていた「高台寺茶寮」さんへ。
両親とは電車を乗り合わせて河原町まで行くのだが、電車の中からもうおしゃべりが止まらない。
夫の両親は、夫が一番はりきってしゃべらないと間がもたないくらいなのだが、うちは違う。二人とも自己主張が激しい。
とにかくしゃべりたくて仕方がないのだ。
人の多い土曜の四条通りを東へ進み、高台寺のすぐ近くまで行くと、お店が見えてきた。
このあたりは観光地とはいえ、まだ風情もあっていい。
店構えは、築100年近い日本家屋。
京都で食事をするのが好きなのは、こういう雰囲気を味わえるから。
母の膝が悪いので、正座しなくて済むようにテーブル席をお願いしておいた。
テーブルと言っても、お庭に面したお座敷で、畳の上にテーブルがセットされている。
本日は4000円のコース。
(3000円・4000円・5000円から選べる)
先付けは、鯛のお造りとかぼちゃの葛寄せ。
外が暑かったのでこういう涼しげな1品はいい。
お次は、こんな木箱が・・・
開けると、これ!
いいよなぁ、こういう演出って。
なんか楽しくなる。
この木箱の紐には鈴のストラップが付いていて、「よろしければお持ち帰りください」と言われた。
ちょっとしたことだけど、記念になって嬉しい。
下左から、もずく、鮭の西京焼き
上左から、茄子の煮物、白和え、蛸煮、きりぼし大根の利休和え
1つだけ「え?」と思ったのは、ブロッコリーの下にマヨネーズが敷かれてあったこと。
やっぱりここはもう一工夫ほしかったなぁ・・・
でも全部美味しかったし、「こりゃ、酒に合うなぁ」と夫と二人でにんまり。
もちろん注文。「蒼空」を1合。
それから、天ぷら。
お上品な揚げ方やった。海老の火の通し方が絶妙。
ここでメイン。
こちらのお店の名物「鴨豆腐」だ。
豆腐の上に、たたき状態にした鴨が乗っていて、アツアツの餡がかかっている。
鴨を餡の中にくぐらせて完全に火を通し、しゃぶしゃぶ状態になったところでいただくというもの。
薬味についてきた自家製の生七味がよく合って、普段はあまり七味なんてかけないのに、いっぱい入れてしまった。
「冬に食べたらあったまりそうね」と皆で言い合う。
とても美味しかったし、先ほどの木箱と同じで演出が非常によかった。
ごはんは土鍋で出てくる。
もったいないのでおかわりして、ちゃんと空にしておいた。
デザートは、抹茶アイス、ほうじ茶のプリン、わらび餅から選べたので、私はわらび餅を。
どれも美味しくいただいた。
4000円は、高すぎず、安すぎずというところ。
正直、「うわ~、なにこれ!旨すぎ!」というほどのものはなかったのだけど、どれも満足のいくレベル。
このロケーションや、着物姿の女性が丁寧に、気持ちよいサービスをしてくれることも合わせると、総合点は高い。
普段、自分たちは京都寄りの人間だからあまり利用することはないかもしれないけれど、遠方から人が遊びに来た際に連れて行くのにちょうどいいなぁと思った。
とりあえず、満足!
この後は、昭和9年から続く「フランソア喫茶室」で、父にコーヒーでも飲もうと誘われて行った。
レトロな雰囲気で、流れてくるクラシックも落ち着く。
いいよなぁ、昔のこういうお店は、すべてが美しくて。
お会計のとき、支払おうとしたら、母が父に払うように言った。
「ありがとう、ごちそうさま」と言ったけど、父の顔を見たら不機嫌だった
夫が後で、「お父さん、なんで最後、不機嫌やったん?」と心配して聞いてきたが、たぶん、自分がお金を出すのがイヤだったんだろう・・・
いつも食後のお茶は母が出してくれる(家計)。なのに今日は自分のおこづかいから払わされたのでムッとしたみたいだ。
なんやねん、もう・・・
まあ、その一件を除いては、楽しい食事会だった。
昔は、両親とこんなふうに一緒にテーブルを囲んで楽しい時間を過ごせるなんて夢にも思っていなかったけれど、今はこれが当たり前になりつつある。
本当によかった。
両親とはここで別れ、夫と買い物に行った。
夫は普段用の靴、私はサンダル。
久しぶりにCOCONのアクタスなどで雑貨を見て、歩き回って疲れきった。
「1杯ビール飲もっか~」と、COCONの地下にあるHUBで、フィッシュ&チップスをつまみながら生ビール。
「日本酒軽く飲もうか~」と、錦市場の近くにある「欒(MADOKA)」へ。
ここは前にあんこちゃんと行ったら休みだったお店。
予想をはるかに超えて「バー」のムードだった。日本酒バーやなぁ。
雰囲気はいいけれど、日本酒が高いので落ち着いて飲めない。
1杯だけで出て、「もう1軒行こうか~」と、立ち飲みの「壱」へ。ここは何度も行っているお気に入りの日本酒立ち飲み屋だ。
ほんま、いいお酒置いてる!
量も、5勺、7勺、1合から選べるし、料金設定もわかりやすい。
料理も美味しいのだ。
煮豚の温泉卵のせ
おいしい日本酒があるとついつい「もう1杯」「もう1杯だけ」となる。
5勺ではあるが、結局3杯ずつ飲んだ。
私は、「白瀑」「風の森」「六根」。ああ、おいし。
そんなこんなで、昼から夜まで飲んで食べまくりの、充実した1日だった。
え?
ダイエット・・・?
「母の日」「父の日」合同のお祝い会だ。
二人とも特に欲しい物もなさそうだし食欲旺盛なので、食事のほうが喜ぶだろうと企画して、いつの間にか恒例行事になった。
今年は、天ぷらを・・・と思っていたのだが、行きたいお店の予約が取れなかったので、こちらも前から行きたいと機会をうかがっていた「高台寺茶寮」さんへ。
両親とは電車を乗り合わせて河原町まで行くのだが、電車の中からもうおしゃべりが止まらない。
夫の両親は、夫が一番はりきってしゃべらないと間がもたないくらいなのだが、うちは違う。二人とも自己主張が激しい。
とにかくしゃべりたくて仕方がないのだ。
人の多い土曜の四条通りを東へ進み、高台寺のすぐ近くまで行くと、お店が見えてきた。
このあたりは観光地とはいえ、まだ風情もあっていい。
店構えは、築100年近い日本家屋。
京都で食事をするのが好きなのは、こういう雰囲気を味わえるから。
母の膝が悪いので、正座しなくて済むようにテーブル席をお願いしておいた。
テーブルと言っても、お庭に面したお座敷で、畳の上にテーブルがセットされている。
本日は4000円のコース。
(3000円・4000円・5000円から選べる)
先付けは、鯛のお造りとかぼちゃの葛寄せ。
外が暑かったのでこういう涼しげな1品はいい。
お次は、こんな木箱が・・・
開けると、これ!
いいよなぁ、こういう演出って。
なんか楽しくなる。
この木箱の紐には鈴のストラップが付いていて、「よろしければお持ち帰りください」と言われた。
ちょっとしたことだけど、記念になって嬉しい。
下左から、もずく、鮭の西京焼き
上左から、茄子の煮物、白和え、蛸煮、きりぼし大根の利休和え
1つだけ「え?」と思ったのは、ブロッコリーの下にマヨネーズが敷かれてあったこと。
やっぱりここはもう一工夫ほしかったなぁ・・・
でも全部美味しかったし、「こりゃ、酒に合うなぁ」と夫と二人でにんまり。
もちろん注文。「蒼空」を1合。
それから、天ぷら。
お上品な揚げ方やった。海老の火の通し方が絶妙。
ここでメイン。
こちらのお店の名物「鴨豆腐」だ。
豆腐の上に、たたき状態にした鴨が乗っていて、アツアツの餡がかかっている。
鴨を餡の中にくぐらせて完全に火を通し、しゃぶしゃぶ状態になったところでいただくというもの。
薬味についてきた自家製の生七味がよく合って、普段はあまり七味なんてかけないのに、いっぱい入れてしまった。
「冬に食べたらあったまりそうね」と皆で言い合う。
とても美味しかったし、先ほどの木箱と同じで演出が非常によかった。
ごはんは土鍋で出てくる。
もったいないのでおかわりして、ちゃんと空にしておいた。
デザートは、抹茶アイス、ほうじ茶のプリン、わらび餅から選べたので、私はわらび餅を。
どれも美味しくいただいた。
4000円は、高すぎず、安すぎずというところ。
正直、「うわ~、なにこれ!旨すぎ!」というほどのものはなかったのだけど、どれも満足のいくレベル。
このロケーションや、着物姿の女性が丁寧に、気持ちよいサービスをしてくれることも合わせると、総合点は高い。
普段、自分たちは京都寄りの人間だからあまり利用することはないかもしれないけれど、遠方から人が遊びに来た際に連れて行くのにちょうどいいなぁと思った。
とりあえず、満足!
この後は、昭和9年から続く「フランソア喫茶室」で、父にコーヒーでも飲もうと誘われて行った。
レトロな雰囲気で、流れてくるクラシックも落ち着く。
いいよなぁ、昔のこういうお店は、すべてが美しくて。
お会計のとき、支払おうとしたら、母が父に払うように言った。
「ありがとう、ごちそうさま」と言ったけど、父の顔を見たら不機嫌だった
夫が後で、「お父さん、なんで最後、不機嫌やったん?」と心配して聞いてきたが、たぶん、自分がお金を出すのがイヤだったんだろう・・・
いつも食後のお茶は母が出してくれる(家計)。なのに今日は自分のおこづかいから払わされたのでムッとしたみたいだ。
なんやねん、もう・・・
まあ、その一件を除いては、楽しい食事会だった。
昔は、両親とこんなふうに一緒にテーブルを囲んで楽しい時間を過ごせるなんて夢にも思っていなかったけれど、今はこれが当たり前になりつつある。
本当によかった。
両親とはここで別れ、夫と買い物に行った。
夫は普段用の靴、私はサンダル。
久しぶりにCOCONのアクタスなどで雑貨を見て、歩き回って疲れきった。
「1杯ビール飲もっか~」と、COCONの地下にあるHUBで、フィッシュ&チップスをつまみながら生ビール。
「日本酒軽く飲もうか~」と、錦市場の近くにある「欒(MADOKA)」へ。
ここは前にあんこちゃんと行ったら休みだったお店。
予想をはるかに超えて「バー」のムードだった。日本酒バーやなぁ。
雰囲気はいいけれど、日本酒が高いので落ち着いて飲めない。
1杯だけで出て、「もう1軒行こうか~」と、立ち飲みの「壱」へ。ここは何度も行っているお気に入りの日本酒立ち飲み屋だ。
ほんま、いいお酒置いてる!
量も、5勺、7勺、1合から選べるし、料金設定もわかりやすい。
料理も美味しいのだ。
煮豚の温泉卵のせ
おいしい日本酒があるとついつい「もう1杯」「もう1杯だけ」となる。
5勺ではあるが、結局3杯ずつ飲んだ。
私は、「白瀑」「風の森」「六根」。ああ、おいし。
そんなこんなで、昼から夜まで飲んで食べまくりの、充実した1日だった。
え?
ダイエット・・・?
連れてって~^^
あれ、ダイエット??(´・_・`)
「壱」は本当にお酒の種類が多くて楽しめます!
河原町から歩いてすぐなので、
また今度、京都飲み歩きツアーもしましょう!