月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

永遠なんてないのだから

2018-08-04 | ライブ
金曜、土曜と連続でライブに行った。
京都の老舗ライブハウス「磔磔(たくたく)」で、木村充揮(憂歌団)が1週間出ずっぱりのイベントがあったからだ。

「磔築101周年記念!木村充揮満載な一週間!!楽しんでや!!! 」
と題されたライブイベントで、毎日違うゲストが木村充揮とのセッションする。

私は3日の泉谷しげる、4日の永井“ホトケ”隆&近藤房之助のチケットを入手し、夫と行ってきた。
昨年も磔磔で泉谷を見たけれど、パワーがすごい。70歳とは思えない。
とにかく全力で、それがものすごくカッコイイ。対照的に、木村充揮のテキトーなこと・・・。ゆるすぎ・・・。まあ、これが“味”なのだが。
ずっと客と「アホボケカス!」と言い合っていた。

4日は最初からブルース!!
ホトケと房之助が出るならブルースだろうとは思っていたが、王道ブルースの連続でたまらなくよかった。
みんな70歳近くなってもずっとブルースやってるんだから、カッコイイよなぁと思う。
「ブルースやってても年金もらっていいだろう!」とホトケが言っていたのがおかしかった。周りから「ブルースマンが年金って・・・」と責められるらしい。
いやいや、当然の権利だ。ブルースやってようが、なかろうが。笑

何にしろ、久しぶりにベタベタのブルースを何時間も生で聴いて楽しかった。充実した2日間だった。

客の年齢層がとにかく高くて、平均年齢55歳くらいかなと思う。
60歳超えたくらいのおばちゃん4人組などもいて、ああ、きっとこの人たちは20歳くらいの青春時代を彼らの音楽と共に過ごしたんだろうな、と思った。それはとても微笑ましく、また頼もしくもあった。パワーを感じた。
1970年代の京都のブルースシーンをリアルタイムで見ることができていたなんて、羨ましくも思う。

私が若い頃から何度もライブハウスへ足を運んで聴いてきたブルースマンたちは、ずいぶんいなくなってしまった。
天国でもまだ音楽をやっていそうな人たち。
塩次伸二、マンボ松本、島田和夫、石田長生、服田洋一郎、妹尾隆一郎・・・。
訃報はとても辛かったが、まだ同じ世代で頑張っているブルースマンがいると思うと少しだけ救われる。
でも、いつかみんないなくなるのだ。
だから、この2、3年はできるだけライブには足を運んでいる。
あのパワーを、輝きを、ユーモアを、心地よいリズムを、しっかり自分の中に刻みたい。

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4 コメント

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Unknown (namiusa)
2018-08-07 14:27:13
いいなあーー。20代が甦りました♪ 新しい音楽も好きだけど、ブルースやソウルはやっぱり特別やわ。お酒もすすんだことでしょう^^
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あの人は今 (もんちゃん)
2018-08-07 19:46:23
「ふいっふぅ」の人も、どこかで元気だといいなw
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ブルースしか信じない (かおり)
2018-08-08 10:17:49
namiusaさん
楽しいひとときでしたよー。アルコールもどんどんブルースに溶けていきました。
機会があれば久しぶりに行ってみては?

私は新しい音楽は受け付けないからなぁ、、、
ブルースしか聴けない特異体質です。笑
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懐かしい! (かおり)
2018-08-08 10:27:15
あの人は有山のときに現れたなぁ、、、
まだ元気でブルース聴いてたらいいね!

しかし、妹尾さんが亡くなったのはショックやった。もんちゃんとのセッションをもう一度見たかった、、、
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