月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

若駒酒造さんで蔵見学

2014-02-02 | 
「車で10分のところに2つ酒造があるよ」ともんちゃんが言うので、連れて行ってもらった。

1つは「鳳凰美田」の蔵。
懇意にしている珈琲屋さんの店長さんが知り合いだというので紹介してもらった。
ただ、蔵見学はやっていないとのこと・・・。
間違った情報をブログなどに掲載され、経営にも関わるほど酷い目にあったこともあるらしく、そこから蔵見学をお断りしているそうだ。
でも「せっかく来てくれたのだから」と、酒粕をくれた。優しい専務さん!
残念だったが仕方がない。

そこで、もう1つの蔵へ。今度は「若駒酒造」さん。
こちらは、私が好きなお酒ということで、もんちゃんが2回ほど足を運んで日本酒を購入してくれたことがあり、社長がもんちゃんのことを覚えていた。
「お酒を買うだけでもいい」と思ったいたのに、なんと蔵見学OK!!
6代目蔵元(まだ若い。30歳くらい?)が案内してくれた。
感激である

ここはかなり古さを感じさせる蔵だ。新しい設備など入れていないからだろうなぁ。

甑。これでお米を蒸す。



麹室の入口。さすがに麹室の中までは見せてくれない。1日おきに造るのだとか。


槽場には、2つの『佐瀬式』圧搾機。
無加圧としずく搾りで、上槽にこだわるところは、さすがあの「風の森」の油長酒造さんで修行しただけのことはある。


仕込み蔵。


もろみタンクの中を覗かせてもらった!(右、私。左、蔵元さん)


この瞬間がいつもたまらない!
ふつふつと泡が立ち、微生物たちの闘いと成長が繰り広げられている。
お米のフルーティーな良い香りも立ち込めて・・・


この蔵が面白いのは、ドラマ「仁―JIN」のロケ地になったこと。
お醤油屋さんの設定で使っていた。
その名残もあちらこちらに・・・。台本や写真もいっぱい飾ってあった。


↑ホーロータンクはあの時代にはないということで、木桶に見せるように何か巻いている。

若駒以外に「カネタマル」ブランドのお酒も造っている。初めて知った!


↑こちらのラベル酒は関西人に人気だそう・・・。
カネタマルだもんね。

蔵は大きくて古い。全盛期は1000石くらい造っていたそうな。今は200石で小仕込みだから、使い勝手が良くないとか。
どこの蔵もそうだけど、使っていない仕込みタンクが放置されているスペースというのが必ずあって、なんだか淋しくなる。
だいたい4分の1とか、5分の1になってしまった蔵が多いなぁ・・・


蔵の前のマンホールも「馬」デザイン。


いろいろ試飲もさせてもらって、結局これを買って帰った。


忙しい時期にも関わらず、それも飛び込みなのに、快く蔵見学させてもらえて、本当に感謝。
いい蔵だ~

社長がブルースな感じなのもイイ(笑)。

やっぱり酒蔵見学は楽しいなぁ。
もんちゃんにも感謝!!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (8)
2014-02-05 22:05:05
タンクは富田の寿酒造蔵開きで見学したことがあります。
ふつふつとあぶくが出るのをぼーっと見ちゃいますね。

ここんところの記事をまとめてがーっと読みました。
忙しそうですが、なんだか輝いてますね!
返信する
タンク (かおり)
2014-02-07 17:48:38
8さん

ありがとうございます。
仕事と家事とお酒を飲むことしかしていない感じですが・・・。
でも、楽しく充実しています。

富田の酒造はまだ行ったことがないですねー。
タンクの中ではいろんなことが起こっています。
微生物が集まったり闘ったりしながら淘汰されていき、おいしいお酒ができるのです。
戦国時代みたいです。ロマンですね!
返信する

コメントを投稿