月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

高齢者に優しくないシステム

2021-05-07 | 想い
ゴールデンウィークが終わった。
まだGWボケが治らない。
5日間も連続で仕事をしないと、「日常」が自分の中に戻って来るのに時間がかかる。

一昨日、母から電話があり、「ワクチンの予約を手伝ってほしい」とのこと。
うちの町では「集団接種(同じ日に集まって受ける)」と「個別接種(各自が日時を決めて病院で受ける)」を選べる。
集団接種の第1回目の予約受付はインターネットで行ったが、すぐに埋まって取れなかったらしい。

次に接種の日が早いのが個別接種で、その予約受付が昨日(5月6日14時~16時)から始まり、電話受付のみというのだ。
もちろん父と母も電話をするが、少しでも確率を上げるために私にも予約の電話をかけてほしい、とのこと。
すぐに了解して電話を切ったが、「年寄りに、なんてことさせるねん!」と大声で叫んでしまった。

町内の高齢者、数千人が、必死になってインターネットや電話で予約をしようと頑張っているのだと思うと、憤りしかなかった。
このシステムを決めた人はバカなのか?
「平等」という大義のもとに、こんな馬鹿げた無駄な労力が必要となるなんて。
抽選でも、高齢順でもいいじゃないか。さっさと決めて通知すれば、こんな無駄なことをしなくていいのに。
うちはまだ二人とも元気だからいいけど、中には自分でインターネットやスマホを触れない人だっているはずだ。
子供や孫に頼れない人も。
なんて高齢者に優しくないシステムなんだろう!

さんざん夫に愚痴ったが、どうにもならないので、昨日言われた通り予約受付に電話をかけた。
思った通り、つながらない。
5分置きに1時間かけたが、一度もつながらなかった。

1時間経って、母からLINEが届いた。
「仕事も忙しいだろうし、もういいよ、あとはこちらでやります」と。
原稿を書いている途中だったのと、「たぶんこれはあと1時間やっても無理だな」と察したこともあり、私はそこで終了した。

夕方、母から電話。
結局つながらなかったので、これからどうしたらいいのかを、役場のワクチンコールセンターみたいなところ(質問など受け付けるところ)に電話をかけて聞いたらしい。
やる気なさげな担当者に「毎日かけてください。1日の予約枠が決まっているので」と言われ、母が「1日の予約枠って何件なんですか?」と聞いたら、これがびっくり!
なんと、「20件」だというのだ。

電話の向こうで、珍しく声を荒げている母。
「20件だったら、最初の20分くらいでもう埋まってるでしょうに!こっちは2時間も電話かけてるのに!それなら今日の受付は終わりましたとか、何かアナウンスがあってもいいと思わない?!」

全くその通りだ。
それを担当者にも訴えたらしいが、担当者は「病院のことなんで、うちは知りません」と。
そのことにも母はぶち切れていた。
「もともと役場の人は感じ悪い」とか、「議員が14人もいて何してるんだ」とか、関係ないことにまで怒りをぶつけ始めた。

なんとかなだめて、明日から電話しても20分やって繋がらなかったら、かけ続けなくていいということと、次の集団接種の予約受付が19日にあるから、それはインターネットでできるから協力するねと言って、電話を切った。

きっとうちの町内だけでなく、全国のいろんな自治体でこんなことが起きているんだろうな。
高齢者優先なら、もっと高齢者に優しいシステムにしてあげればいいのに。
これじゃ、高齢者以外にワクチンが行き渡るのは、一体いつになることやら・・・

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2 コメント

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Unknown (かどや)
2021-05-07 15:53:42
本当にその通り…。マイナポイントもしかり…ワクチン接種もしかり…確定申告も…高齢者がみんな自分でできる簡単な申請(予約)のやり方って確立されてないのはおかしい!絶対に…!
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Unknown (かおり)
2021-05-10 12:41:09
かどや、そうやんなぁ。。。
高齢者に優しくないシステムばっかり。
これからどんどんそうなっていくんやろし、私たちもついていけるようにしとかないとね。将来が怖いわ・・・
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