月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

抗がん剤治療3クール・3週間

2016-08-08 | 癌について
しばらくブログを更新せず、何をしていたのかというと、ひたすら出張に行っていた。
東京2回と北海道。
体調がよくなってきたからムチャをしているわけではなく、たまたま出張が重なっただけで、仕事量は以前の比較にもならない。
お盆休みも1週間くらいはとれるだろう。

副作用に関して言えば、痛みはなくなった。
蓄積されているのか、痺れだけは毎回ひどくなっていき、特に左足の指や足の裏は痺れが強くて歩きにくい。
手先も力が入らないので、パッケージなどを開封するのが苦手になった。
驚くほど早く書けた取材メモもダメ。後で見るともう何を書いているのかさっぱりわからないので、レコーダーが命。
でも、3クールで終われば、あとは良くなっていくだけだ。半年くらい経てば元通りになるのではないかと思う。
生活に支障が出るほどでもないし。

ただ、8月1日のケモ外来で、白血球の好中球数がなんと410まで減っていた!(健康な人は2000~7500)
さすがにびびった。
「数を増やす注射をしようかと思ったんですが、白血球の数自体はそこまで減っていないので様子を見ましょう」とのこと。
私もよくわからないが、この「好中球数」というのは500を切ると注射で増やしたほうがいいらしいのだが、白血球そのものはセーフ(?)の減り方なので、うたなくていいということらしい。
特に薬を飲むわけでもなく、それこそ「日にち薬」で、増えていくのを待つしかないようだった。

熱が出ると自力で下げられないうえに、菌やウイルスに対して何の抵抗力もないので、とにかく人ごみなどは避けて感染症に気をつけるようにと念を押された。38度以上の熱が出たらすぐに病院に来るように、とも。
明日から出張なんです、それも連続で5日間も・・・と言いそうになったが、止められそうなので黙っておいた。
しかし、ちょっと怖い。
出張先で熱が出たりしたら最悪だなぁ・・・と一瞬ひるんだが、今さら断るわけにもいかないので、マスクとイソジンを持って出かけた。

結果的には何もなく、10日が次のケモ外来だが、おそらく数も戻っていると思われる。
ただ、北海道で、なんと20箇所も蚊にかまれるという・・・。
いつもは数時間で痒みもなくなるのに、免疫力がないからだろうか・・・、見た事もないくらい変なアザのように腫れてしまった。
手足と首。特に足がひどくて、何かの皮膚病のように赤い斑点になっている・・・
治す力がないんだろうなぁ・・・
跡が残らないといいのだけど。

出張取材は全部楽しかったし、内容もうまくいったと思う。
あとは原稿を書くだけだ。
今は、何にも追い立てられることなく仕事ができている。
そういう「余裕」が原稿にも現れたらいいなぁと思う。
来週は奥琵琶湖にキャンプ!もちろんハスラーで行く。キャンプグッズもそろえた。
楽しいことがいっぱいだ。まだまだ生きていたい。
自分では「元気になった」と思う。心も体も。19日にすべてが決まる。もう通院もこれで終わりだ、きっと。