月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

最高のチームと皆が言う

2015-11-11 | 仕事
昨日はまた酒蔵取材だった。


朝6時半に京都集合→車で移動→9時から酒蔵とインタビュー取材→12時終了・車で移動→三宮で2時間ほど時間をつぶす→17時~飲食店取材→18時~そのまま飲み会→21時解散

というハードスケジュール。でも、盛りだくさんで楽しい1日だった。

蔵元さんはとても芯の強い、まっすぐな人で好感がもてたし、飲食店の店長さんも真面目で志の高い人だった。
良い人に会うと、こちらも「良い気」を分けてもらえるような感じがする。

また、この飲食店がバツグンに旨くて・・・
「料理とお酒とのぶ」という三宮にあるお店。


これが突き出し!
持論だけど、「突き出しが美味しい店は間違いがない」


自慢のお造り。
まぐろって私は好きじゃないのだが、このレベルだとむしろ他の魚より旨く感じる。
トロが口の中で溶けていき、夢心地・・・


絶品ポテトサラダに、坂越の牡蠣。
ポテサラにはサツマイモを混ぜていて、炒めたベーコンの燻製風味がほんのりと隠し味。かなり理想に近いポテサラだった。
坂越の牡蠣はまだ小粒だけど、新鮮で旨味がぎゅっと濃縮されている。


日本酒は「竹泉」のみ20種類ほど置いている。
おすすめの温度で燗酒にしてもらうと、料理と抜群に合って、涙が出るほど旨い。
(写真は冷酒だけど)

カメラマンさんは車だったのでノンアルビールだけ飲んでさっさと帰宅してしまった。
残された私とクライアント窓口のI山氏と、2人でしっぽりと飲む。
1人3合ずつくらいは飲んだかなぁ・・・
写真にはないけど、ツバスのカマの塩焼きも絶品だった。I山氏は一口食べて目をむいていた。

「私はどうしても日本酒業界の人にはなれないし、いろんなものを書きたいから、どんなに勉強しても追いつかない。いつもそのことを本当に悩んでいる」
という意味のことを話すと、
「確かに取材の内容などはもう一人のライターとは違うかもしれないけど、原稿に関しては遜色ない。むしろ、業界にない目線で書かれているし、文章も読みやすい」
ということを言ってくれた。ありがたい。
ありがたいけれど、もっと良いものを書きたいと思う気持ちが湧き上がってくる。
「次号はこれまでと違うものを書きます。お酒の知識ではどうしたって劣るので、ライターとしての力量でカバーします」と宣言。
有言実行。がんばろう。

この制作チームは本当に素晴らしい。
そう思うのは、チームの皆が同じことを言うからだ。
昨日もI山氏が言った。「このメンバーはほんま最高ですよね」そして、「このメンバーは最高っていう話を、この間、Yさんとしてたんです」とも。(Yさん→チームの編集者)
前の取材でカメラマンさんと話していたとき、そのカメラマンも言った。
「このメンバーって、ほんまいいですよね。だいたい10人くらい集まったら、1人くらいは嫌な人がいるもんなんですけど・・・1人もいないのがすごい」と。

私が思うだけでなく、チームのメンバーがみんな「このメンバーはいい。このチームは最高!」と思っていて、それを事あるごとに実感するのか、よく口にするのがまたすごい。
仕事内容だけでなく、このチームで、このメンバーで仕事ができること。これが私にとって何よりの幸運だといつも思っている。
ほんま、運がいい。ほんま、幸せと思う。

だから、どうしたって「いいもの」を書かなければならない。いい仕事をしなければならない。
このメンバーに必要としてもらうためにも、「最高のチームや」と思ってもらうためにも、私が足を引っ張るわけにはいかないのだ。

できることは、
私なりに日本酒の勉強をコツコツ続けること。
恥ずかしいと思わず、わからないことは素直に教わること。
全力で取材をすること。
何よりも良いものを書くこと。

その時の自分にできる最良のものを出す。
それを改めて誓った。

別件も含めて、昨日で今月前半の取材は終了。後半にまだ5本残っているが、とりあえず今日から1週間は執筆期間となる。
11日~18日まで、ほぼカンヅメで9本の取材原稿と、その他もろもろ資料から起こすものが20ページほどを書き上げる。
1週間もあるならそれくらいどうってことないだろうと思う人もいるだろうが、時間はあるようで、ないんだなぁ・・・これが。
前半の山場だ。越えるぞ!