「仕事してる時間より、編み物してる時間のほうが長いんちゃう?」と夫に言われ、
「編み物芸人」と名づけられている今日この頃。
もう2ヶ月くらい、ずーっと暇だ
自営業なので、暇=貧乏という、単純な式が出来上がる。
しかし、同じ貧乏なら、「貧乏暇なし」より「貧乏暇あり」のほうがいいじゃないかと、ポジティブシンキングで乗り切っている
昨年末くらいから、どうもあてが外れるというか、儲からない。
おかしい、何かがおかしい。
同じ仕事をしても、前回の半額くらいに値切られたり、急に方針が変わって半額以下の仕事しかまわってこなくなったり。
小さな単発の仕事でも、例えば75000円で見積りを出したら、55000円に値切られるとか
さらには、この2年以上、レギュラーでやらせてもらっていた仕事が急に減らされたり(向こうの事情で)、
前年やって好評だったので「次回もお願いします」と年末から言われていた仕事がまったく動く気配もなかったり。
(前年は2月から動いていたのだが・・・)
あてが外れまくっている。
さらにだよ、明日から東京出張で、やっとまともに仕事にありつけると思っていたら、
信じられないことに3日間も行くのに何にも仕事がない
何のこっちゃ意味がわからないと思うが(話せば長いので書かないが)、本当に仕事は何もないのだ。
取材同行と、打合せと、クライアントとの新年会。
経費はかからないし、御飯も食べさせてもらえるが、儲けはゼロ。
何のために3日間も東京へ?!
とにかくいろんなことがこの調子で、11月くらいは、まあこんなこともあるさ、と思っていたのだが、
あまりに続くので、これはなんかヘンだぞ、と感じている。
いよいよ貧乏神に居つかれたか?
しかしながら、儲からない代わりに、「いい仕事」は来る。
お金にならないというだけで、自分が本当にやりたかったことばかりが嘘のようにうまいことまわってくる
1つは、前のブログにもちょっと書いたけど、久しぶりに商業誌の仕事。
流通業界の業界誌なので、一般人の目に触れることはほとんどないとは思うが、ジュンク堂とか紀伊国屋などの大手書店には置かれている。
簡単に言うと、流通業界の中で注目の店舗を取材してレポートする記事なのだが、
自分がずーっと15年もやってきたことが、ようやく商業誌で書けるのかと思うと、嬉しくて仕方がない。
それも記名入りだもんね(←たぶん)
いろんな媒体、ジャンルの仕事をしてきたけれど、私がやっていて一番楽しいのは、流通業の記事だ。
ライター仲間から見たら、とんでもなく地味で面白くない仕事に見えると思うけど、私は大好き
どんな戦略で、どんな販促で売上を伸ばしたか。
店長の采配。
売場の工夫。
企業の方針と取組。
業界内での位置づけと競合他社との差別化・・・
取材して、調べて、分析して、記事を書く。
企業戦略・・・、もっと小さく言えば、1店舗、もっと言えば1売場の戦略ですら、ドラマがある。
今の時代、勝手にモノが売れる、儲かるなんてことはないのだ。
頭を使って工夫して、実践して、結果を出す。
その流れを追っていくのは本当に面白い。
今月末か、来月初めには初回の取材が入る予定。
楽しみで仕方がない。
それからもう1つは、これもまたずっとやりたかったような仕事。
この間、某シンポジウムを取材してパンフレットを制作した。
その出来をクライアントがとても喜んでくれたので、私を使ってくれたデザイン事務所の顔も立てられてよかった、と思っていた。
そうしたら、私のことを気に入ってくれたクライアントから別案件の依頼。
なんと、一般人向けに「コピー講座」の講師をやってほしいとのこと!
まあ、そんな大げさなものではなく、受講者も10人くらいだし、時間も2時間程度。
だけど、めっちゃやりたかったことやから、この話が来たときは本当に飛び上がった
今はもうやってないけど、長年、塾で「教える」という仕事もやってきた私。
基本的に人に教えることは大好きなのだ。
もうそんな機会はないかと思っていたら、書くことを教えられるなんて!!
まあ、1回限りの素人向けの簡単なものだけど、せっかくだから役に立つ講座にしたいなぁと思う。
来月半ばなので、それまでにコピーの書き方をちゃんとロジックで説明できるようにして、実践できるようなテキストを作成する予定。(←これが楽しい。こういうことが基本的に大好き)
評判がよければ、またこういう機会も増えるかも・・・と楽しみだ
というわけで、こう書くと、なんかいろいろ仕事増えてるやん!みたいに思われるかもしれないが、どっちもまぁ儲からない。
それより、何十万円分も仕事のあてが外れていて、ほんまに生活が危うい
なんとかしないとなぁ・・・新事業も着手しないとなぁ・・・と思いつつ、気持ちが前に向かない日々。
逼迫してるわりに、焦る気持ちがそれほどないのも不思議だ。
なんだろう。
開き直りでもないし、諦めでもない。
ただ、今この(貧乏の)流れみたいなものに抗う気持ちになれずにいるのだ。
とりあえず、限界までは流れに乗って身を任せてみようかと、そんな気持ちでいる。
先に書いたように「新しい仕事」も二つ、向こうから流れてきた。
新しい仕事をする場合、相手(クライアント)の期待を超えるような仕事をしなければ、次には繋がらないことを、私は知っている。
しかし、期待を超えれば、必ず次はある。
だからこの暇を利用し、しっかり準備をして臨みたいと考えている。
もしかして、そういう流れなんじゃないかと、そんなふうにプラスに捉えてみることにしたのだ。
最近、友達と「手放す」ということについて少しメールしていた。
自分が執着しているいろんな想いを、いったん手放してみようかと考えている。
人生に隙間を作ってみるのも、悪くはない。
そこから見えるものもあるかもしれないし。
思い返せば、流れに抗ってばかりの人生だった。
抗うことが、まるで美徳か正義の行為かのように。
反発や闘いはもうやめて、とりあえず「受け止める」ということから始めたいと思っている。
いろんなことを受け止めて、流れに身を任せる。
それは、決して怠惰になるということではなく。
上手に、ラクに、進んでいくことは、決して悪いことではないと、そんな当たり前のことに気づいた40歳。
「編み物芸人」と名づけられている今日この頃。
もう2ヶ月くらい、ずーっと暇だ
自営業なので、暇=貧乏という、単純な式が出来上がる。
しかし、同じ貧乏なら、「貧乏暇なし」より「貧乏暇あり」のほうがいいじゃないかと、ポジティブシンキングで乗り切っている
昨年末くらいから、どうもあてが外れるというか、儲からない。
おかしい、何かがおかしい。
同じ仕事をしても、前回の半額くらいに値切られたり、急に方針が変わって半額以下の仕事しかまわってこなくなったり。
小さな単発の仕事でも、例えば75000円で見積りを出したら、55000円に値切られるとか
さらには、この2年以上、レギュラーでやらせてもらっていた仕事が急に減らされたり(向こうの事情で)、
前年やって好評だったので「次回もお願いします」と年末から言われていた仕事がまったく動く気配もなかったり。
(前年は2月から動いていたのだが・・・)
あてが外れまくっている。
さらにだよ、明日から東京出張で、やっとまともに仕事にありつけると思っていたら、
信じられないことに3日間も行くのに何にも仕事がない
何のこっちゃ意味がわからないと思うが(話せば長いので書かないが)、本当に仕事は何もないのだ。
取材同行と、打合せと、クライアントとの新年会。
経費はかからないし、御飯も食べさせてもらえるが、儲けはゼロ。
何のために3日間も東京へ?!
とにかくいろんなことがこの調子で、11月くらいは、まあこんなこともあるさ、と思っていたのだが、
あまりに続くので、これはなんかヘンだぞ、と感じている。
いよいよ貧乏神に居つかれたか?
しかしながら、儲からない代わりに、「いい仕事」は来る。
お金にならないというだけで、自分が本当にやりたかったことばかりが嘘のようにうまいことまわってくる
1つは、前のブログにもちょっと書いたけど、久しぶりに商業誌の仕事。
流通業界の業界誌なので、一般人の目に触れることはほとんどないとは思うが、ジュンク堂とか紀伊国屋などの大手書店には置かれている。
簡単に言うと、流通業界の中で注目の店舗を取材してレポートする記事なのだが、
自分がずーっと15年もやってきたことが、ようやく商業誌で書けるのかと思うと、嬉しくて仕方がない。
それも記名入りだもんね(←たぶん)
いろんな媒体、ジャンルの仕事をしてきたけれど、私がやっていて一番楽しいのは、流通業の記事だ。
ライター仲間から見たら、とんでもなく地味で面白くない仕事に見えると思うけど、私は大好き
どんな戦略で、どんな販促で売上を伸ばしたか。
店長の采配。
売場の工夫。
企業の方針と取組。
業界内での位置づけと競合他社との差別化・・・
取材して、調べて、分析して、記事を書く。
企業戦略・・・、もっと小さく言えば、1店舗、もっと言えば1売場の戦略ですら、ドラマがある。
今の時代、勝手にモノが売れる、儲かるなんてことはないのだ。
頭を使って工夫して、実践して、結果を出す。
その流れを追っていくのは本当に面白い。
今月末か、来月初めには初回の取材が入る予定。
楽しみで仕方がない。
それからもう1つは、これもまたずっとやりたかったような仕事。
この間、某シンポジウムを取材してパンフレットを制作した。
その出来をクライアントがとても喜んでくれたので、私を使ってくれたデザイン事務所の顔も立てられてよかった、と思っていた。
そうしたら、私のことを気に入ってくれたクライアントから別案件の依頼。
なんと、一般人向けに「コピー講座」の講師をやってほしいとのこと!
まあ、そんな大げさなものではなく、受講者も10人くらいだし、時間も2時間程度。
だけど、めっちゃやりたかったことやから、この話が来たときは本当に飛び上がった
今はもうやってないけど、長年、塾で「教える」という仕事もやってきた私。
基本的に人に教えることは大好きなのだ。
もうそんな機会はないかと思っていたら、書くことを教えられるなんて!!
まあ、1回限りの素人向けの簡単なものだけど、せっかくだから役に立つ講座にしたいなぁと思う。
来月半ばなので、それまでにコピーの書き方をちゃんとロジックで説明できるようにして、実践できるようなテキストを作成する予定。(←これが楽しい。こういうことが基本的に大好き)
評判がよければ、またこういう機会も増えるかも・・・と楽しみだ
というわけで、こう書くと、なんかいろいろ仕事増えてるやん!みたいに思われるかもしれないが、どっちもまぁ儲からない。
それより、何十万円分も仕事のあてが外れていて、ほんまに生活が危うい
なんとかしないとなぁ・・・新事業も着手しないとなぁ・・・と思いつつ、気持ちが前に向かない日々。
逼迫してるわりに、焦る気持ちがそれほどないのも不思議だ。
なんだろう。
開き直りでもないし、諦めでもない。
ただ、今この(貧乏の)流れみたいなものに抗う気持ちになれずにいるのだ。
とりあえず、限界までは流れに乗って身を任せてみようかと、そんな気持ちでいる。
先に書いたように「新しい仕事」も二つ、向こうから流れてきた。
新しい仕事をする場合、相手(クライアント)の期待を超えるような仕事をしなければ、次には繋がらないことを、私は知っている。
しかし、期待を超えれば、必ず次はある。
だからこの暇を利用し、しっかり準備をして臨みたいと考えている。
もしかして、そういう流れなんじゃないかと、そんなふうにプラスに捉えてみることにしたのだ。
最近、友達と「手放す」ということについて少しメールしていた。
自分が執着しているいろんな想いを、いったん手放してみようかと考えている。
人生に隙間を作ってみるのも、悪くはない。
そこから見えるものもあるかもしれないし。
思い返せば、流れに抗ってばかりの人生だった。
抗うことが、まるで美徳か正義の行為かのように。
反発や闘いはもうやめて、とりあえず「受け止める」ということから始めたいと思っている。
いろんなことを受け止めて、流れに身を任せる。
それは、決して怠惰になるということではなく。
上手に、ラクに、進んでいくことは、決して悪いことではないと、そんな当たり前のことに気づいた40歳。