物欲旺盛
2012-02-18 | 想い
数年前から、欲しい欲しいと思いながらも、買う勇気(つまりはお金)がなく、そのままになっているものが2つある。
1、雲井窯の御飯鍋
わが家の炊飯器は、今年で15年目。
私が一人暮らしをしていた頃から使っているもので、もう中の釜がボロボロ。
当然、おいしい御飯など炊けるわけもなく
「炊飯器、買い換えようか」という話は数年前から何度となく夫との間で出ているのだが、
とりあえず「使えている」ので、どうしても踏み切れない。
踏み切って買い換えるとすれば、炊飯器ではなく、土鍋にしようと思っている。
友人の中でも土鍋で御飯を炊いているという人は何人かいるが、皆、「簡単だし美味しいよ」という。
とても惹かれる。
なので、土鍋」か「炊飯器」かで迷っているわけではない。
土鍋なら何でもいいというわけではなく、もうずっと前から「買うならこれ」と決めているものがあるのだ。
それが、信楽の雲井窯の御飯鍋だ。
有名なお料理屋さんなどでも使用されている。
http://www.kumoi.jp/
↑雲井窯
http://kumoigama.web.officelive.com/kumoigama001.aspx
↑欲しいのは飴釉。赤楽と迷うところだが・・・
なぜここまで具体的に決めておきながら買っていないかといえば、単純に高いからだ。
欲しい3合炊きは、38000円!!
いや、電気炊飯器だってこれくらいするんだから、いいんだけど・・・、でも勇気がない。
本当にそれだけの価値があるのかがわからないからだ。
御飯用の土鍋は、数千円~1万円くらいでも十分売っているし、その差はどこにあるんだろうかと、
そんなことも気になって買えていない。
差がないなら、とりあえずあのボロボロ炊飯器から脱出するために、1万円くらいのを買ってもいいじゃないかと、そんな気持ちになる。
そこで、この間、花染さん(私が懇意にしている器屋さん)に雲井窯のことを聞いてみた。
「欲しい御飯鍋があるんですけど・・・信楽で・・・」
私がそう言っただけで、
「雲井窯ね!」と花染さん。
昔は、御飯鍋ではないが、いくつか商品を扱っていたそうだ。
しかし、高いので・・・できれば1万円くらいで買いたい・・・と私が説明すると、
「じゃあ、長谷園の伊賀鍋でも十分よ~、あそこのもいいから」
とおっしゃったので、そんなに違いはないのかなと思ったら、
「でも、私ならやっぱり雲井窯がいいわ!」とのこと。
何が違うかといえば、鍋底。
普通の土鍋って、鍋底には釉薬を塗っていない。
だけど、雲井窯は塗っている。
分厚い。
丈夫。
「普通の土鍋でも10年はもつっていうけど、料理人の人が毎日使っても雲井窯なら30年はもつんじゃないかしら?」という。
そして、これが一番大事なのだけど、何より、美しい。
そう、あんなに美しい土鍋があっていいのか。
赤楽は本当に素晴らしい。(でも、汚れそうなので飴釉にしようと思う)
それで、どんなにおいしい御飯が炊けるのかと、考えるだけでドキドキしてくる。
花染さんの言葉で、やはり妥協はせずに雲井窯の土鍋に決めた。
(この店主の目利きは間違いないので)
ただし、いつ買うかはまだ未定
「本当によいものを、ちょっとだけ」
40代の私のテーマ。
その1つになるかなぁ。
2、舩木倭帆氏のレーマーグラス
先ほどから書いている花染さんで、2月23日~舩木先生の吹きガラス展示会がある。
年に一度あり、毎回行っていて、「この機会に」と何か1つくらいは買うのだが・・・
先生はもう75歳くらいかな。
体力のいる吹きガラスはもうそろそろ限界で、いつやめると言われてもおかしくないという。
だから、数年前からファンの中では先生の作品を買いあさる人も出てきている。
だって、この世で限られた個数しか存在しないし、やめられたら決して増えることはないのだから。
そして、この美しいガラスを吹ける人など、まずいない。
ガラスというものがこんなにも美しい芸術だと知ったのは、先生の作品に出会ってからだ。
色、形、つや、光。
すべてが人間が生み出したとは思えないようなものばかりで。
時々、花染さんの店棚に並んでいる作品を見ていると、あまりの美しさに胸が痛くなることがある。
きゅん、きゅんと。
そして、いつか絶対手に入れたいと長年思い焦がれてきたのが、このレーマー。
レーマーグラスというのは、ドイツのワイングラス。
花染さんに聞き込みをしたところ、今回の展示会では、レーマーを大量に仕入れているらしい。
これは買うチャンス?!
しかし、高いんだよなぁ。
買うなら2つ欲しいし
今、本当にお金がないので、こんな贅沢をしている場合ではない。
(怖くて銀行の残高を確かめられないくらいだ)
この間、友達と話していたとき、
「いつ見ても新しいバッグを持っている人がいる」という話が出て、
「まあ、その人は飲みにも行かないし、お金を遣うところがそこなんだろう。人それぞれだね」という結論に至った。
服やバッグは我慢できるけど、器に関しては我慢が効かなくなる私
自分の価値基準って、やっぱりそこか~
いよいよ使うか?!
ドラえもん貯金!
※ドラえもん貯金=ドラえもんの貯金箱にためている500円玉のこと。
「何かのときに使える」と、ここ数年、私の心の支え(?)になっている。
1、雲井窯の御飯鍋
わが家の炊飯器は、今年で15年目。
私が一人暮らしをしていた頃から使っているもので、もう中の釜がボロボロ。
当然、おいしい御飯など炊けるわけもなく
「炊飯器、買い換えようか」という話は数年前から何度となく夫との間で出ているのだが、
とりあえず「使えている」ので、どうしても踏み切れない。
踏み切って買い換えるとすれば、炊飯器ではなく、土鍋にしようと思っている。
友人の中でも土鍋で御飯を炊いているという人は何人かいるが、皆、「簡単だし美味しいよ」という。
とても惹かれる。
なので、土鍋」か「炊飯器」かで迷っているわけではない。
土鍋なら何でもいいというわけではなく、もうずっと前から「買うならこれ」と決めているものがあるのだ。
それが、信楽の雲井窯の御飯鍋だ。
有名なお料理屋さんなどでも使用されている。
http://www.kumoi.jp/
↑雲井窯
http://kumoigama.web.officelive.com/kumoigama001.aspx
↑欲しいのは飴釉。赤楽と迷うところだが・・・
なぜここまで具体的に決めておきながら買っていないかといえば、単純に高いからだ。
欲しい3合炊きは、38000円!!
いや、電気炊飯器だってこれくらいするんだから、いいんだけど・・・、でも勇気がない。
本当にそれだけの価値があるのかがわからないからだ。
御飯用の土鍋は、数千円~1万円くらいでも十分売っているし、その差はどこにあるんだろうかと、
そんなことも気になって買えていない。
差がないなら、とりあえずあのボロボロ炊飯器から脱出するために、1万円くらいのを買ってもいいじゃないかと、そんな気持ちになる。
そこで、この間、花染さん(私が懇意にしている器屋さん)に雲井窯のことを聞いてみた。
「欲しい御飯鍋があるんですけど・・・信楽で・・・」
私がそう言っただけで、
「雲井窯ね!」と花染さん。
昔は、御飯鍋ではないが、いくつか商品を扱っていたそうだ。
しかし、高いので・・・できれば1万円くらいで買いたい・・・と私が説明すると、
「じゃあ、長谷園の伊賀鍋でも十分よ~、あそこのもいいから」
とおっしゃったので、そんなに違いはないのかなと思ったら、
「でも、私ならやっぱり雲井窯がいいわ!」とのこと。
何が違うかといえば、鍋底。
普通の土鍋って、鍋底には釉薬を塗っていない。
だけど、雲井窯は塗っている。
分厚い。
丈夫。
「普通の土鍋でも10年はもつっていうけど、料理人の人が毎日使っても雲井窯なら30年はもつんじゃないかしら?」という。
そして、これが一番大事なのだけど、何より、美しい。
そう、あんなに美しい土鍋があっていいのか。
赤楽は本当に素晴らしい。(でも、汚れそうなので飴釉にしようと思う)
それで、どんなにおいしい御飯が炊けるのかと、考えるだけでドキドキしてくる。
花染さんの言葉で、やはり妥協はせずに雲井窯の土鍋に決めた。
(この店主の目利きは間違いないので)
ただし、いつ買うかはまだ未定
「本当によいものを、ちょっとだけ」
40代の私のテーマ。
その1つになるかなぁ。
2、舩木倭帆氏のレーマーグラス
先ほどから書いている花染さんで、2月23日~舩木先生の吹きガラス展示会がある。
年に一度あり、毎回行っていて、「この機会に」と何か1つくらいは買うのだが・・・
先生はもう75歳くらいかな。
体力のいる吹きガラスはもうそろそろ限界で、いつやめると言われてもおかしくないという。
だから、数年前からファンの中では先生の作品を買いあさる人も出てきている。
だって、この世で限られた個数しか存在しないし、やめられたら決して増えることはないのだから。
そして、この美しいガラスを吹ける人など、まずいない。
ガラスというものがこんなにも美しい芸術だと知ったのは、先生の作品に出会ってからだ。
色、形、つや、光。
すべてが人間が生み出したとは思えないようなものばかりで。
時々、花染さんの店棚に並んでいる作品を見ていると、あまりの美しさに胸が痛くなることがある。
きゅん、きゅんと。
そして、いつか絶対手に入れたいと長年思い焦がれてきたのが、このレーマー。
レーマーグラスというのは、ドイツのワイングラス。
花染さんに聞き込みをしたところ、今回の展示会では、レーマーを大量に仕入れているらしい。
これは買うチャンス?!
しかし、高いんだよなぁ。
買うなら2つ欲しいし
今、本当にお金がないので、こんな贅沢をしている場合ではない。
(怖くて銀行の残高を確かめられないくらいだ)
この間、友達と話していたとき、
「いつ見ても新しいバッグを持っている人がいる」という話が出て、
「まあ、その人は飲みにも行かないし、お金を遣うところがそこなんだろう。人それぞれだね」という結論に至った。
服やバッグは我慢できるけど、器に関しては我慢が効かなくなる私
自分の価値基準って、やっぱりそこか~
いよいよ使うか?!
ドラえもん貯金!
※ドラえもん貯金=ドラえもんの貯金箱にためている500円玉のこと。
「何かのときに使える」と、ここ数年、私の心の支え(?)になっている。