鴨着く島

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梅雨空の下の田植え

2023-06-18 15:53:09 | おおすみの風景
今日は朝の9時から、大姶良地区の池園集落の田植えが行われるということで手伝いに行った。

昨日の天気予報では午前中は雨だったが、幸いにも9時前後は曇り空で、何とか持ちこたえ、田植えに支障はなかった。

集落センター近くに借りた2枚の田んぼは同じ面積で、一枚にはもち米を、もう一枚にはうるち米を植えた。

どちらの田でも、まずは田植え機であらかたを植え、サイドの植え残しの部分をみんなで手植えをする段取りだ。

田植え機は「6条植え」というやつで、早いこと早いこと、3反(3000平方メートル)はあろうかという広い田を10分程度で終えてしまう。

植え残った部分は田植え機の往復時の転回に必要な部分で、そこをみんなで手植えをする。


十数人が裸足で田んぼに入り、一列になって植えて行く。自分は植え付けの列が真直ぐになるように張ったロープを持つ係だった。

幅3m、植え付けの列としては12~3列だが、15人ほどが並んで植え付けて行く。面積から言うと、100平方メートル程度で、田んぼ全体の3パーセントくらいだが、15分は掛かった。能率から言うと機械植えの方が50倍も速いことになる。

さすが機械化農業の見本というべき田植え機の威力だ。時間の能率もだが、農家から腰痛を解消した功績は大きいと思う。

田んぼ一枚当たり手植えの時間はわずか30分くらいだったが、高齢者にとっては昔取った杵柄であり、懐かしい作業だったに違いない。

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