鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

浴衣にへこ帯

2012-08-19 00:36:19 | 着物


麻のへこ帯(色はライトグレー)で
角出し風と言うんだろうか?

この日は暑くて
しかももんじゃを食べたものだから
襦袢風の下着には多少汗がしみたかもしれないけど、
浴衣は案外平気なもんですね。

その下着は特に夏用ではない
洗える絹のもので自宅で手洗いしてます。
半襟はつけず、裸足に船形の下駄で。

その下着は下半分が絽のものもあるみたいだけど
別段これで耐えられないということもない。
よほど暑ければ考えようと思っていたけど、
たまに浴衣着るくらいだから
これでいけちゃってます。

もう八月も後半に入ったので
浴衣もあと1,2回かな。


母の新盆も終わって、
もうすぐ母がいなくなって1年。
父は1人で家事をこなせるようになり、
姪も大きくなった。
妹は仕事をしながら姪を育てているけど、
母がいたときのように頼る人がないので
会社で親に任せて働ける同僚を
ちょっとうらやましいと言う。
私もいずれ結婚して働きながら子育てするんだろうか。
相談したいときに母がいない。
私達は親戚がそばにいないし、
妹のだんなさんの親戚も北海道。
せめて私に愚痴ったり私が姪と遊んであげられるだけでも
うれしいという。
兄弟が女同士でよかったなと思う。
男親は気が利かないし
だんなも本当には理解してくれないものらしい。

癌のことを今もよく考える。
私はもし同じ病気になったら早々に安楽死したい。
手術も抗がん剤もごめんだ。
あんな直りもしない、ただ苦しみを長引かせるような。
たまにすごくお腹がいたい下痢になったりすると、
この痛みがこのまま引かなかったらどうしようと
思うときがあるけど、
こういう痛みに耐え続けるなんて
ほんとに拷問だと思う。
安楽死という選択肢があると思うだけでも
安心できる。
この苦しみがどこまでいったら終わってくれるの?
と刻々と時間を待つなんて私には耐えられそうもない。
眠る薬があるっていったって、
あれも本当に楽かどうか分かったもんじゃない。
痰を吸入するときは苦しがって動いていたもの。

死って苦しくて残酷なものだと知って、
ほんとに死や病気を忌むべきものと思った。
でも避けることは絶対にできなくて、
そこにまっすぐ走っていく花や虫を見るとき
美しくてけなげで本当に愛らしいと思うけど、
空しさも感じる。
花も虫もそんな事はおかまいなしに走っていく。
本当に死に対峙したら、生への想いの方が
勝ってくるのかもね。
そのときは生がほんとにキラキラとして
それが自分とはかけ離れてくことを惜しいと
思うに違いない。
私はまだ死の心配がないと思っているから
死の事ばかりに意識が向く。







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2 コメント

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Unknown (少し先輩)
2012-08-21 21:58:58
花展、拝見しましたよ。
赤いビタミンカラーの素敵なお花を生けていらしたあなたが、少し前には(たぶん今も)、死のことを考えていらしたんですね。
そうか。。。まだ心配がないから、意識が向く、という分析なのね。
私も、小さな頃から、死を意識したときから、怯えたり、忘れたり・・・してきました。
よく、生死について確固とした理念を述べる人がいますよね、主に知識人とかで。
その人達が、本当に死を目の前にしてそれを貫けるのかはわかりませんが。
私には、まだこれといった指標や安心はありません。
忘れているか、いないか、いつもどっちか。

これからも向きあっていたら、お花は、何かを教えてくれるかな。
少し先輩さんへ (kama-kura)
2012-08-24 23:44:23
花展においでいただいて有難うございます!
赤は元気が出る色です。
小さめのアンスにすることでバランスが取れたかな?

いけばなから学ぶことは多いと思います。
生きたものを扱うし、自然を手本にしているから・・
母の事を想うと、つらいし涙が出るけど、
一番つらかったのは母だから、
私のつらさなんか大したことない、
泣かないでねって言われたのに泣いちゃうけど、
ちゃんと元気にやっていけてるよって
母に想いながらお花をいけます。

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