俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月20日(月)

2024-05-20 12:45:33 | 日記
曇り
●朝顔の双葉がちょうど10本芽生えた。茎にほんのり花の色が出ているが、白以外はまだよくわからない。一つの鉢に2本植えるつもり。あとは垣根のように仕立てる。今年は入谷の朝顔市は行ってみたいと思っている。朝顔市は7月6日(土)。

●一周忌の法事と納骨から一夜明けた。今日最初にすることは、信之先生が父親から譲り受けた数珠を直してもらうこと。日吉の仏具店に行く。慶大の日吉キャンパスに沿う街道の坂道を下ったところが仏具店。歩いてキャンパス沿いを行くと、並木の欅の幹に明るい緑色の苔がついている。街道沿いというのに緑道のように苔がしっとりしている。

数珠は元々16珠。ラグビーボールのような珠に、それぞれ違う仏様が、円かながらエッジが効いて彫られている。一つ珠がはずれて、それでも結んで輪にしているので、奇数なので親珠の水晶が横にきている。京都の数珠店で直すので5週間かかる。直ってきたら息子の元に渡す。

●夕方、ベランダに出ると月に色が付き始めていた。寝る前、窓に鍵をかけようと空を見たときには、満月になりかけた月が透き通ってやさしかった。ふと、昨日納骨した墓地の事が思い浮かんだ。昨日の夜は少し雨で、今夜は月がやさしくて、曖昧な空のようだけど、薔薇も咲いていたし、亡くなった皆も墓地にはいるし、桜の実も熟れていたし。昨日の読経してくれた尼さんも青葉の明るさに驚いていたし。わが家の遺骨を置いていたところには存在の力が圧倒的になった芍薬の白い花が満開になっている。


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