俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月14日(土)

2012-04-14 09:00:36 | Weblog
★キーを打つその間も蕗の香指にあり  正子
パソコンに向かいキーを打っていると、先程皮を剥いた蕗の香が指先に残り、その香りに安らぎを覚えます。仕事に家事に忙しい中にも充足感のあるひとときだと思います。(井上治代)

○今日の俳句
虎杖の節毎の紅際立てり/井上治代
虎杖の茎にある紅の班、そして節をくっきりとさせる紅。「紅際立てり」に、虎杖のみずみずしさ、野生の力が感じられる。(高橋正子)

○躑躅(つつじ)
★風塵や一枝あまさずつつじ咲く/中村汀女
満山のつぼみのままのつつじかな/阿波野青畝

ミツバツツジ:ミツバツツジ(三葉躑躅 Rhododendron dilatatum)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。また、近縁のミツバツツジ類の総称でもある。 関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育する。他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴。古くから庭木としても植えられるが、盗掘の影響もあるせいか野生の個体数は決して多くない。ミツバツツジ類は、4-5月頃に咲く紅紫色の花が美しい。花が終わってから葉が出てくる。枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついた。ミツバツツジの変種には、トサノミツバツツジ、ハヤトミツバツツジ、ヒダカミツバツツジなどがある。日本に自生するその他のミツバツツジ類には、トウゴクミツバツツジやサイコクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、ユキグニミツバツツジ、キヨスミミツバツツジなどがある。


◇生活する花たち「チューリップ・花にら・わすれな草」(横浜日吉本町)
コメント (2)
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