★雪柳の自由な茎と空気と触れ 正子
雪柳の枝ぶりは自由気ままに伸び、その周りの空気まで、見るものには自由な気持ちで触れさせてくれる感覚は、この季節ならではなのでしょう。 (高橋秀之)
○今日の俳句
風光る沖で入港待ちの船/高橋秀之
きらきらと耀く沖で、入港を沖で待っている船。船の待つ沖は、心地よい風が吹いているであろう。急がない春の時間がここにある。(高橋正子)
○桜
★桜昏しはげしき天の白光に/川本臥風
★山の鳥来てさわぎゐ桜かな/山口青邨
桜ばバラ科サクラ属の落葉高木の総称。山桜、染井吉野など自生種・園芸種を含めて数百種ある。古くから農作業開始の目安としても親しまれてくた。染井吉野は、明治初期に東京の染井村(豊島区)から急速に全国に広まった。
今日は、自由が丘に句美子と出掛けた。東横線で多摩川を渡るのは久しぶり。多摩川の桜もまだ蕾のようで、色が見えない。自由が丘は電車の乗り換えで降りるものの、街を歩いたことはない。目的は、「浜陶」という本店が松山にある砥部焼の店に出向くため。首都圏で砥部焼がたくさんあるのは、この店だけとなったとのこと。店員は松山の山越から赴任している20歳代の男性一人。梅山窯のものがほとんど。句美子が懐かしいという。砥部焼の代表的な絵付けのサラダボール風の鉢と、中皿をセットとしてかった。贈るつもりであるが箱はないとのことで、クッション材で包んでもらう。
そのあと街を歩く、通りにはベンチが置かれ、桜が三分咲き。それでも早い。通りの縁台風の広台の上では、花見の宴が二グループ、佳境にのっていた。こぶしが、満開であった。「クオカ」という製菓器具や材料店による。マドレーヌ型は一つ5000円ほどである。なかなかの代物で、いつか買おうと思う。雑貨の「アフターヌーンティー」、マカロンで有名な「ダロワイヨ」、布地の店などに寄る。自由が丘は、以前はおしゃれな街として婦人雑誌に多く紹介されたが、いまはどうだろう。「ヤング・ミセス」という店があったが、売っている洋服の柄は、初老婦人向け。店の名前を変えるわけにもゆかず、お客に合わせて売る洋服が変わったしか思えない。自由が丘の特徴かもしれないが、パンケーキ屋があって、パンケーキにポテトサラダを巻いたようなものもある。風が冷たいので、2時間足らずで引き揚げた。
★多摩川の奥へ連なる桜かな/高橋正子
◇生活する花たち「桜①・桜②・こぶし」(東京・自由が丘)
雪柳の枝ぶりは自由気ままに伸び、その周りの空気まで、見るものには自由な気持ちで触れさせてくれる感覚は、この季節ならではなのでしょう。 (高橋秀之)
○今日の俳句
風光る沖で入港待ちの船/高橋秀之
きらきらと耀く沖で、入港を沖で待っている船。船の待つ沖は、心地よい風が吹いているであろう。急がない春の時間がここにある。(高橋正子)
○桜
★桜昏しはげしき天の白光に/川本臥風
★山の鳥来てさわぎゐ桜かな/山口青邨
桜ばバラ科サクラ属の落葉高木の総称。山桜、染井吉野など自生種・園芸種を含めて数百種ある。古くから農作業開始の目安としても親しまれてくた。染井吉野は、明治初期に東京の染井村(豊島区)から急速に全国に広まった。
今日は、自由が丘に句美子と出掛けた。東横線で多摩川を渡るのは久しぶり。多摩川の桜もまだ蕾のようで、色が見えない。自由が丘は電車の乗り換えで降りるものの、街を歩いたことはない。目的は、「浜陶」という本店が松山にある砥部焼の店に出向くため。首都圏で砥部焼がたくさんあるのは、この店だけとなったとのこと。店員は松山の山越から赴任している20歳代の男性一人。梅山窯のものがほとんど。句美子が懐かしいという。砥部焼の代表的な絵付けのサラダボール風の鉢と、中皿をセットとしてかった。贈るつもりであるが箱はないとのことで、クッション材で包んでもらう。
そのあと街を歩く、通りにはベンチが置かれ、桜が三分咲き。それでも早い。通りの縁台風の広台の上では、花見の宴が二グループ、佳境にのっていた。こぶしが、満開であった。「クオカ」という製菓器具や材料店による。マドレーヌ型は一つ5000円ほどである。なかなかの代物で、いつか買おうと思う。雑貨の「アフターヌーンティー」、マカロンで有名な「ダロワイヨ」、布地の店などに寄る。自由が丘は、以前はおしゃれな街として婦人雑誌に多く紹介されたが、いまはどうだろう。「ヤング・ミセス」という店があったが、売っている洋服の柄は、初老婦人向け。店の名前を変えるわけにもゆかず、お客に合わせて売る洋服が変わったしか思えない。自由が丘の特徴かもしれないが、パンケーキ屋があって、パンケーキにポテトサラダを巻いたようなものもある。風が冷たいので、2時間足らずで引き揚げた。
★多摩川の奥へ連なる桜かな/高橋正子
◇生活する花たち「桜①・桜②・こぶし」(東京・自由が丘)