俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

12月6日(月)

2011-12-06 08:00:30 | Weblog
★臥風忌の今日にわが句の刷り上がる  正子
臥風先生の薫陶を受けられた正子先生、臥風忌にはひときわ強いお気持があることでしょう。ご遺志を継ぐべく、詠んだ俳句と創刊した俳誌が、その忌日に刷り上がった。まず臥風先生に見て頂く。何と仰るかしらと緊張しつつ、晴れやかな正子先生のお顔が浮かびます。(川名ますみ)

○今日の俳句
水鳥の来て多摩川の和らぎぬ/川名ますみ
多摩川はますみさんにとって、日常の身近な川。そこに水鳥がやってきて川に生き生きとして、和やかな表情が生まれる。楽しい冬の川である。

○臥風忌
臥風先生が亡くなられたのは、昭和57年12月6日であった。ちょうど庭の八つ手の花が満開で、ヒヨドリがよく啼く日だった。今年31歳の長男の元は2歳であった。はや29年経った。花冠を創刊したのは、翌年の昭和58年で、臥風先生が亡くなられたあとは、公私ともにいろんな出来事があった。現在臥風先生の弟子で雑誌があるのは、花冠だけとなっている。よくここまで続いた。「細く長く」は、臥風先生のときからのモットーでこれを実践してきたわけだ。信之先生の当日の句に<先生が居ない乾いた風の吹く師走>がある。

◇生活する花たち「デージー・八つ手・千両」(横浜日吉本町)

コメント (2)
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