俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

12月2日(金)

2011-12-02 08:47:31 | Weblog
★純白の苺の花も十二月  正子
心慌しい一年の最終月ですが、どこか明るい響きをもつ「十二月」。清らな純白の苺の小花がことさら新鮮で愛らしく、明るい十二月を感じさせてくれます。やがて実になる苺の花に、“春待月”の十二月の異称を思い浮かべます。(藤田洋子)

○今日の俳句
冬晴れて視線を高く天守へと/藤田洋子
大阪城の吟行での作。大阪城は、巨大な石垣とそびえる
天守に目が注がれる。足元よりも、視線は冬晴れの空へ、天守へと自然に向けられる。いわゆる切れのない「一句一章」の句のよさがあって、すっきりと、素直な感覚でよくまとめられている。

◇生活する花たち「白椿・茶の花・千両」(横浜下田町・松の川緑道)

コメント (1)
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