俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

8月14日(土)

2010-08-14 23:09:50 | Weblog
★白桃の無疵を少女に剥き与う  正子
少し力が入ると黒くなる白桃ですが、それを少女に無傷で剥き与える優しさが溢れた情景を感じます。(高橋秀之)

○今日の俳句
数本の摘みしコスモス母に出し/高橋秀之
コスモスを摘んできたのは、幼い子どもであろうが、小さな手には、数本で溢れるほどである。きれいな花を母に摘んであげる子どもらしい優しさと、それを受け取る母の温かさが滲んでいる句。

◇生活する花たち「ハイビスカス」(横浜日吉本町)
コメント (2)
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