俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月号投句/22年

2010-08-05 15:23:35 | 花冠投句

稲の花
高橋正子

 家郷
広島のとある岬のひろしま忌
遍路路は稲の花咲く道ならむ
つっと来て赤とんぼうの去らずいし
朝顔の紺の開きて佳き日なり
冬瓜を食す港の見える窓
水遣られもっともいきいき茄子の花
ベランダに晩夏の朝日黄ばみける
市民アパート誰か咲かせて紅蜀葵
盆が来ていよいよ黒く荒布炊く
走り藷蒸けてまばゆき夕日あり
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8月5日(木)

2010-08-05 13:18:59 | Weblog
★夏まつりのふうせん浮かせ子ら眠る  正子
夏まつりで買って上げたふうせんを部屋に浮かせ、子供達は今、疲れと満足感でスヤスヤと眠っている。健やかで愛らしい子供達の姿が見えると同時に優しい眼差しを向けていらっしゃる愛情一杯のご家庭を垣間見る思いが致します。 (佃 康水)

○今日の俳句
作務僧も素麺流しの竹を組む/佃 康水
寺での素麺流しであろうか。作務僧も出て、素麺を流す青竹を組み、境内での素麺流しがいかにも涼しそうである。(高橋正子)

○花冠9月号発送。
句集「葉桜」を注文者17名に9月号に同封する。

○午後、10月号、投句分の選。

○走り藷蒸けてまばゆき夕日あり/正子
今年初めての新甘藷を蒸かす。紅さつま。走りの藷らしい、この時期でないと味わえない味。藷が食べれるまでに太ったかどうか試しに掘ってみて、直径3センチほどの太さになっていたときの嬉しさ。一株掘って蒸かしてもらったのは、昔。

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◇生活する花たち「百日紅」(横浜日吉本町)
コメント (2)
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