朝の海は、やはり時化ていた。
船着き場に行き、船のロープを手繰り寄せていたら、年輩の漁師さんが声を掛けてきた。
「何処に行くっちゃな」
「何処も行かんよ。猪崎鼻の処までちょっと行って来ようかなと思ってる」
「今日も、沖はウネリが高けーど。無理やが」
「釣りはせんよ。波の具合が知りたいだけ」
「俺が今帰ってきたばっかりやが。北ん風もだいぶ強いど」
「そーな、じゃ止めとくは」
「そんの方が良いが。中止やね」
こんな時は、プロの漁師さんの言うことは、聞いておくものだろう。
時間が余ってしまった。
「仕掛け作りの材料を探しに行くか」
自宅に帰って、またしても予定が変わった。
「彼岸も近いし、畑を耕しておこうや」
妻から言われて、じゃあ、そうしようとなった。

トウの立ち始めた野菜類を引き抜き、去年から作っていた「もみ殻堆肥」を畑に混ぜる。
袋から出して、もみ殻の発酵臭が微かに臭ってくる。
久し振りの、妻との畑仕事だ。
今年は、茗荷にゴボウを追加する予定。
宿根のカスミソウも、畑の隅に植えた。
夕方4時近くまで掛かって、畝を3つ耕した。
途中で、明日の予約の連絡が入った。
「明日は船が出せますか」
「今朝は、波が高かったんですよ」
「無理ですかね」
「夕方5時過ぎにもう一度、海を見に行きますから、それからの連絡で良いですか」
「はい、お願いします。無理はしたくありませんので、波が高い時は来週にします」
「分かりました。後で連絡します」
畑仕事が終わって、海の様子を見に湾岸道路に行ってみる。

やはり、波が高いままだ。
近所の釣りの好きな人も言っていた。
「午前中に宮崎まで行って来たけど、大時化やね。船は出られんね」
その言葉通りだ。
結局、明日の予約は、来週以降に変更して貰った。
週末に向けて、天気回復して欲しいな。
船着き場に行き、船のロープを手繰り寄せていたら、年輩の漁師さんが声を掛けてきた。
「何処に行くっちゃな」
「何処も行かんよ。猪崎鼻の処までちょっと行って来ようかなと思ってる」
「今日も、沖はウネリが高けーど。無理やが」
「釣りはせんよ。波の具合が知りたいだけ」
「俺が今帰ってきたばっかりやが。北ん風もだいぶ強いど」
「そーな、じゃ止めとくは」
「そんの方が良いが。中止やね」
こんな時は、プロの漁師さんの言うことは、聞いておくものだろう。
時間が余ってしまった。
「仕掛け作りの材料を探しに行くか」
自宅に帰って、またしても予定が変わった。
「彼岸も近いし、畑を耕しておこうや」
妻から言われて、じゃあ、そうしようとなった。

トウの立ち始めた野菜類を引き抜き、去年から作っていた「もみ殻堆肥」を畑に混ぜる。
袋から出して、もみ殻の発酵臭が微かに臭ってくる。
久し振りの、妻との畑仕事だ。
今年は、茗荷にゴボウを追加する予定。
宿根のカスミソウも、畑の隅に植えた。
夕方4時近くまで掛かって、畝を3つ耕した。
途中で、明日の予約の連絡が入った。
「明日は船が出せますか」
「今朝は、波が高かったんですよ」
「無理ですかね」
「夕方5時過ぎにもう一度、海を見に行きますから、それからの連絡で良いですか」
「はい、お願いします。無理はしたくありませんので、波が高い時は来週にします」
「分かりました。後で連絡します」
畑仕事が終わって、海の様子を見に湾岸道路に行ってみる。

やはり、波が高いままだ。
近所の釣りの好きな人も言っていた。
「午前中に宮崎まで行って来たけど、大時化やね。船は出られんね」
その言葉通りだ。
結局、明日の予約は、来週以降に変更して貰った。
週末に向けて、天気回復して欲しいな。
