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釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月3日 ウネリが残っていた

2023年02月04日 | 日記





朝日が昇る前に、船を出した。

「釣れると良いですね」と、そんな話をしながら赤灯台まで出て来た。

大島の北側岩場に、波飛沫が上がっている。

猪崎鼻の岩場にも、波飛沫が上がっている。

裸バエに近づくと、船が縦揺れし始めた。


「ウネリが、残っている…」


「今日も、中止かな…」

一瞬、迷ったが…。


「大島の内場に回ります」

大島の内場から、沖に出てみる。

風が北東になって、ウネリも北東から寄せている。

風に押される分、ウネリが高く成っている。






ここでも「どうするかな…」と迷ったが、待つことにした。

少し風が治まるまで、待ってみましよう。


船を進めたポイントには、意外と良い感じのベイト反応が出ている。

「何かが、当たるかもしれない」

そんな期待を込めて、船を流していく。


何かのバイトは有るのだが、なかなか食い込まない。

じれったい時間が、過ぎて行く。

10時を過ぎて、少し風が治まり始めた。

ウネリは、まだある。


海上を眺めて、どうするか決定する。

「よし、出てみよう」

船をゆっくりと、沖のポイントめがけて進めて行く。


時折、寄せてくる大きなウネリを、斜めに乗り越えて行く。


ポイントに着いた時が、干潮の潮止まり。

「満ち潮が動き始める時に、期待しましよう」

お客様と、その時間を待つ。

「潮が、そろそろ動き始めます」


ここから、良い変化が出始める。

「来ました‼」






竿が、大きく曲がっている。

「青物ですよ。頑張ってくださいね」

「アタリが来た。嬉しいです」

喜びの声が、海原にこだまする。

海中に、姿が見えて来た。

「鰤です」




お腹がパンパンに、膨らんでいる。

「朝は悩んだけど、我慢して良かった」

嬉しさが膨らんで、ガッチリと祝福の握手。


血抜きをして、神経締めをする。


次の流しでも、アタリが来た。

良い感じで、弧を描く竿。

楽しくて、気持ちがワクワクする。

「楽しんでくださいね」




胴回りに、何かに付けられた傷が有る。

「2匹目、嬉しいです」

喜びの声が、高らかに響き渡る。


惜しかったのは、次に来た大アタリ。




もの凄い走りと、重量感。

この心地よい感触を楽しみながら、やり取りをしていく。

海面近くまで、浮いて来た。

「あと少し、あと少しですよ」

「あっ…」と、しばしの沈黙…。

リーダー16号が、切れた。

「何で切れるの…」

大きな鰤なのか、姿が確認できなかった。


口惜しい手応えが、手のひらに残った。


気持ちを切り替えて、仕掛けを作り直す。

暫くして、アタリが来た。




まずまずのニベが、上がって来た。


「口惜しいな…」

ニベを手にして、逃げた大物が思い出される。


リベンジは、次回に期待したい。