『会議研かごしま』/「会議力向上」で組織変革・経営改善をめざす/中小企業診断士・津田輝久

クリエイティブな『会議』で、
社員の能力とチームワーク向上を図り、経営目標の達成を目指します。

小さく分けることの効用、あなたの会社では。

2012-12-22 00:05:49 | 日記
12月20日 NHK教育テレビで興味深い番組がありました。
仕事学・瀬戸薫~。というタイトル。
宅急便のヤマトホールディングスの話です。

社員数17万人の大所帯。
サービス第一、全員経営を標榜する同社ですが
一人ひとりのセールスドライバーの力を引き出すために
1グループ、7~8人の小組織にしているとのこと。

小グループにすることで責任感が強くなる。
また、マニュアルもなく自分たちで考えてやらせることで
いろいろな工夫や新事業の提案等が出てくるとのこと。
マニュアルがあるとできない理由にしてしまいよくないらしい。

キーワードは「少数精鋭」
従来の「少数精鋭」は精鋭を少数集めて仕事に当たる意。
同社の「少数精鋭」は少数にすると精鋭になるという経験則に基づく。

組織は小さく分けるとうまくいく。考えさせる番組でした。

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先週から今週にかけて、経営者層を対象とする経営セミナーを
各地で実施しました。

例年、20人から30人規模で年末に行っているものですが
今年はこれをやめ、5人から7.8人で実施しました。
双方向のコミュニケーションをとるためです。

少人数であるということで参加者された方も状況を察したらしく
(何か発言しないといけないという)
どんどん意見が出て、時間が足りないくらいでした。

ここでも少人数にすると意見の出方がちがうことを痛感しました。
要は、ヤマトホールディングスの例にしても
自然と動く、また、自ら考える仕組みづくりです。

動かないと、発言しないと、すぐわかります。

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話は変わって、自社の改善点の指摘や改善方法の提案の話です。

企業によっては、なかなか意見がでない。思っていても意見を
言いづらいとよく聞きます。

このような場合、同じ業務、同じような年齢等、2.3人の小グループに
分け、グループの意見として提案してもらうという方法もあります。

こちらは、誰の意見・提案かわからなくする方法です。
私たちのグループではこのような意見が出ましたと言えば
個人攻撃されることもないので意見の数・提案の数も増えるのでは。

皆さんはどう思われますか。


「会議」で組織変革を図る実践会 
 
  会議研かごしま (責任者 津田 輝久)

  HP http://www5.synapse.ne.jp/kaigiken/