花のシーズンが終わり、紅葉にはまだ早いこの時期、宿の前日予約が可能とあって、9月20日、尾瀬、燧ケ岳に登ってきました。御池駐車場から登り、長英新道を下って尾瀬沼に出るというルートです。
宿で早い朝食を済ませ、午前6時53分スタート、登山口は駐車場のつきあたりにあります。
標高1510mにある駐車場を出てすぐ、道標に従い、左に折れ登山道に入ります。おおむねこんなごろた岩の登山道を登ってゆきます。ここの急登かなりきつく感じました。
ごろた岩地帯を登りきると、標高1756mの広沢田代につきました。登ってきた方向には会津駒ケ岳が見えました。
広沢田代を過ぎると、再び登りとなりますが、明るいし、登山道も乾いており、階段状に木が敷かれたりしていて、最初より登りやすく感じました。
熊沢田代に着きました。眼前に燧ケ岳が姿を現しました。ジジイ達以外にハイカーはいません。標高1974mにある湿原、快晴の下、すばらしい景観です。
熊沢田代が標高差的には中間地点になります。ここから、また登りだします。
笹の道を通り・・・
ガレ沢を登り・・・
斜面をトラバースし・・・
しゃくなげの中を進みます。これまでに登ってきた山々を一つに集約したようでした。
そして、最後、岩場を急登りきり、標高2346mの俎嵓(まないたぐら)の山頂に着きました。ここには三角点(二等)と祠が設置してあります。山頂は結構にぎわってました。
燧ケ岳の最高峰はお隣の柴安嵓(しばやすぐら 標高2356m)とのことですので、こちらに登ってみることにしました。
急な岩場を鞍部まで降り、登り返すのですが、岩が大きく、足場に困り、びびりまくりでした。
でも、どうにかこうにか柴安嵓山頂に到着しました。こちらには爼嵓ほど人はいませんでしたので、ここで休憩としました。
至仏山と尾瀬ヶ原です。
遠くに富士山が突き抜けていました。
富士山拡大画像
尾瀬沼の向こうにみえるのは、男体山、白根山をはじめとする日光の山々です。快晴の下、まさに絶景でした。
尾瀬沼へ下るには、爼嵓まで登り返す必要がありますが、柴安嵓から鞍部までの下りが怖かったです。
爼嵓までもどってきました。
下方にミノブチ岳が見えました。
岩場、ガレ場を下ってゆき・・・
ミノブチ岳(2220m)に到着。ここから見た燧ケ岳です。
ミノブチ岳から下方に木の階段が続いていました。
赤土の轍が出現。樹林帯に入ってもこの轍は延々と続きました。
道なりに降りてきたつもりでしたが、GPSナビ(ソニーNV-U37)の軌跡がマップ上の長英新道から外れており、不安をかかえながら樹林帯を進みました。
ようやく尾瀬沼北岸の木道に出て一安心
浅湖湿原ごしに見た燧ケ岳です。
長蔵小屋、ビジターセンター、尾瀬沼ヒュッテのある東岸に到着。御池駐車場に戻るには、バス停のある沼山峠まで、もうひとふんばりする必要があるのですが、時間的に余裕があったので、ビジターセンター見学、長蔵小屋で食事、売店で買い物と観光モードに突入しました。
コースタイム
御池駐車場(6:53)-広沢田代(7:35)-熊沢田代(8:11)-爼嵓(9:08)ー柴安嵓(9:31)
登り:2時間38分
柴安嵓(9:50)ー爼嵓(10:10)-ミノブチ岳(10:32)-尾瀬沼北岸(12:06)-尾瀬沼東岸(12:26)
下り:2時間36分