栃木百名山の一である地蔵岳(1274m)に登ってきました。先日登った地蔵岳(1483m)とは別の山です。
ガイドブックでは、鹿沼市粕尾と日光市足尾を結ぶ県道15号線粕尾峠からのコースが紹介されていますが、今回はあまり一般的ではないルートを歩きました。
粕尾峠は粕尾側から数えて38アール付近にありますが、もっと下の27アール付近が今回の登山口です。路肩に小型車ならなんとか1台停められる駐車スペースがあります。道標はありませんが、国土地理院1/2500地図で点線で記された道です。
車道から左に分かれる作業道跡のような道に入ります。車は入れませんが、道幅は広くしっかりとしています。
この道に入ってすぐ、沢を2つ超えます。
落葉の絨毯の上を行きます。
おおむね道なりですが、ここはちょっと迷いやすいポイント。小さな流れ込みをまたいで左に道が続いています。
ほんの少し行くと道は消え、斜面になってしまいますが、ここは右上に折り返す道が続いています。
ほんのわずかな区間、針葉樹の中を通過し、あとは道なりで、再び沢沿いの開けた道になります。
粕尾峠からの道が合わさる地蔵平に到着しました。
地蔵岳へ行くには左側の尾根に乗ります。右側の高いところに大小2体のお地蔵様が置かれています。大きい方のお地蔵様には頭部がありません。
途中トラロープのある急登があります。
スタートから39分、地蔵岳に着きました。ここで小休止。
地蔵岳にはこれまで2度来ていますが、ガイド本によると前地蔵岳への登山道は「不明確、急斜面」とあり、前地蔵岳まで足をのばすことはありませんでした。でも、今回はちょっと冒険してみました。
落ち葉の堆積した急斜面は鞍部まで一直線です。踏み後はありませんが迷いようのない道です。ただ、落ち葉がすべりやすく、慎重に下りました。途中岩があり、下が切れていますが、左右から巻くことができます。
鞍部からの登りかえし、さらに斜面は急になりますが、木の根が段差をつくり、足場を確保することができます。道らしい道はありませんが、上を目指して、歩きやすそうなところを行くと・・・・
ほどなく前地蔵岳頂上に着きました。
前地蔵岳から見た地蔵岳です。
地蔵岳まで戻ってきました。前日光牧場方面の眺望です。
地蔵平到着、一面落葉に覆われています。日の当たるところでも草が生えていません。
落葉の道を帰ります。
落葉の絨毯です。
中央部、道です
県道到着
コースタイム
登山口(10:53)-地蔵平(11:13)-地蔵岳(11:32)-前地蔵岳(11:49) 行き:56分
前地蔵岳(11:54)-地蔵岳(12:08)-地蔵平(12:28)ー登山口(12:47) 帰り:53分
右:地蔵岳 左:前地蔵岳