ベイルを戻すためのスプリングが破損して以来、使わなくなっていたABUのカーディナル33(89年復刻版)を修理しました。
スピナーを自作した際使ったステンレスバネ線(φ0.8mm)がありましたので、これを丸棒に巻き付けてスプリングを自作してみました。
スプリング完成
組付け
まあ、こんなことしなくても、交換用のスプリングは市販されていますので、そちらを使ったほうがいいに決まっているのですが。
修理ついでに、スプール、平行巻き改良を施してみました。89年復刻版のカーディナル33はスプールに巻かれるラインが下画像のように台形巻きになってしまうというのは有名な話です。
ベイルローラーの位置を少し上に上げることで改善されるようなのですが、一番簡単な方法は、ローター(下図、白いパーツ)の取り付け部分にスペーサーを噛ませて、ベイルが組み込まれているローターごと上に持ち上げてしまうという方法だそうです。
アフターマーケットパーツとしてこのスペーサーも市販されているようですが、このへん自作するのがジジイ流。ということで・・・
0.7mm厚のアルミ板に穴を開け・・・
周りをハサミでチョキチョキして完成。2枚作りましたが使ったのは1枚です。
ラインを巻いてみると、少し改善されたようです。
あと、ベイルをローターにとめているネジもなくしてしまっていたので、手元にあったつまみネジで代用。ただ、実釣してみないことにはわかりませんが、このネジは出っ張っているので、ラインがからんでしまうかもしれません。まあ、動作は良好ですので、とりあえず、これにて完成です。